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令和2年予算決算常任委員会決算分科会 本文 開催日: 2020-09-17

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  1. 秦野市議会 2020-09-17
    令和2年予算決算常任委員会決算分科会 本文 開催日: 2020-09-17


    取得元: 秦野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-13
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1             予算決算常任委員会・決算分科会               午前 8時57分 開会 ◯八尋伸二座長【 1頁】 ただいまから、予算決算常任委員会・決算分科会4日目の会議を開きます。  昨日に引き続き、「議案第42号・令和元年度秦野市一般会計歳入歳出決算の認定について」の審査を行います。  これより、歳出4款・衛生費のうち、項2・環境費及び項3・清掃費並びに歳出5款・農林費、歳出6款・商工費について一括して質疑を行います。  執行部の概要説明を求めます。  環境産業部長。 2 ◯環境産業部長【 1頁】 おはようございます。  それでは、環境産業部及び農業委員会事務局が所管しております決算の概要について一括して御説明いたします。  初めに、環境産業部が所管いたします第4款の衛生費について御説明いたします。  まず、主要な施策の成果報告書の118ページでございます。(31)環境基本計画推進事業費です。児童・生徒を対象とする環境学習プログラムである、はだのエコスクールの実施や緑のカーテンなど、環境月間を中心とした様々な取組を通じて、広く市民の環境への意識啓発・高揚を図りました。  次に、120ページでございます。(33)地球温暖化対策事業費です。本市の地域資源を生かした再生可能エネルギーとして、里山林等の整備に伴い排出される間伐材等を活用する木質バイオマス事業の導入可能性について、基礎調査を実施いたしました。  次に、125ページでございます。(44)くずはの広場管理運営費です。葛葉緑地の保全と活用に努めるとともに、自然観察会等の自主事業を通じ、自然保護意識の醸成を図りました。  次に、128ページでございます。(50)生ごみ減量推進事業費です。令和7年度末までにはだのクリーンセンター1施設による焼却施設に移行するため、可燃ごみ減量の取組の一つである家庭用生ごみ処理機の補助率を2分の1から4分の3に引上げ、生ごみ処理機の普及促進を図りました。  次に、129ページでございます。(53)資源分別回収推進事業費です。可燃ごみの減量に効果のある草木類の分別収集を市内全域に拡大するとともに、剪定枝の収集と統合し、効率的な資源化に努めました。また、資源物の分別強化を図るため、分別ルールを手軽に確認できるごみ分別促進アプリの導入や、市内各地区13か所にストックハウスを拡充、整備いたしました。  続きまして、第5款の農林費の決算概要を御説明申し上げます。  最初に、農業委員会関係について御説明申し上げます。  成果報告書の136ページでございます。(2)農地利用調整経費を御覧ください。農地法等の法令に基づく事務処理を行うとともに、農地の効率的な利用を図るため、利用権の設定を促進いたしました。  次に、同じページの(3)農政活動事務費です。農業委員会だよりの発行により、委員会活動の周知や農業に関する情報を提供するとともに、関係機関との連携の下に農地の有効利用を図るため、荒廃農地の適正管理の指導、発生防止の啓発活動に努めました。
     続きまして、同じく農林費のうち、環境産業部関係につきまして御説明申し上げます。  まず137ページを御覧いただきたいと思います。137ページの(4)農業経営基盤強化促進事業費です。効率的、安定的な農業経営者の育成及び農地の利用集積を推進するとともに、予備費から233万2,000円を充用し、台風第19号による被災農地に係る国の災害査定に必要な測量を委託いたしました。  次に、138ページの(6)「農」の担い手育成支援事業費です。国の新規青年就農者に対する助成制度の活用及びはだの市民農業塾の実施により、若年層から定年帰農者まで多様な担い手の確保・育成に努めました。  次に、144ページの(20)秦野落花生生産支援事業費です。本市の代表的な特産物である落花生の作付面積の増加及び品質と収量向上を図ることを目的に、生産資材の導入等に要する費用を支援いたしました。  次に、148ページの(30)水源の森林づくり事業費です。水源の森林エリア内で森林所有者と本市が協力協約を締結して実施する枝打ち・間伐等の森林整備に対して助成をいたしました。  次に、152ページでございます。152ページの(40)地場産木材活用推進事業費です。秦野産材の利用促進を図るため、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」選手村ビレッジプラザの建築資材として、秦野産ヒノキ材を提供いたしました。また、小学校児童の環境教育の一環として、東小学校の学習机の天板を秦野産ヒノキの天板に交換いたしました。  続きまして、第6款の商工費の決算概要につきまして御説明申し上げます。  初めに、商業関係でございますが、成果報告書158ページを御覧いただきたいと思います。158ページ、(4)商店街空き店舗等活用事業費です。商店街の空洞化を防止し、活性化を図るため、商店街区域の空き店舗を活用して開業した商業者に対して、賃借料等の経費の一部を補助するとともに、中小企業診断士による経営診断を実施いたしました。  次に、163ページ、(20)商人魂お役立講座事業費です。商店主の魅力や専門的知識、また、大型店にはない個店の魅力を消費者に伝授する講座を通年で開催できるようにし、個店及び商店街の魅力をPRする機会の増加を図り、この活性化に努めました。  続きまして、工業関係についてでございます。少しページをお戻りいただきまして、160ページを御覧いただきたいと思います。160ページ、(10)工業活性化事業費を御覧ください。市内企業の製品技術の情報発信や受注促進を図るため、工業技術製品の総合見本市である「テクニカルショウヨコハマ」に出展ブースを確保し、本市内から14社1団体が参加して、製品・技術の広報宣伝に努めました。  次に、162ページでございます。(17)中小企業人材育成事業費です。商工会議所と共催で工業経営講座を開催するとともに、中小企業が実施する従業員等の人材育成事業に係る研修費用の一部を補助し、中小企業の経営管理能力や技術力の強化を支援いたしました。  続きまして、労働関係についてです。166ページを御覧いただきたいと思います。(30)ふるさとハローワーク求職者就職支援事業費を御覧ください。求職者の円滑な就職を支援するため、公共職業安定所と連携し、求職者への求人情報の提供、職業相談、職業紹介を行い、就労支援と雇用の促進を図りました。  続きまして、観光関係です。167ページでございます。167ページ、(32)たばこ祭補助金を御覧ください。昨年の第72回秦野たばこ祭は、令和最初の年ということで、令和記念事業として本市出身の俳優、吉田栄作氏をはだのふるさと大使並びに秦野たばこ祭エグゼクティブアドバイザーに任命し、祭りを盛り上げていただいたほか、過去最高の約3,000発の花火を打ち上げるなど、盛大に開催され、2日間で約34万9,000人の方に訪れていただきました。  次に、168ページ、(34)観光施設維持管理費でございます。弘法山公園の給水管の漏水対策として給水管の布設工事を実施したほか、観光地の清掃や観光施設の点検や修繕を行うなど、適切な維持管理に努め、観光客の利便性の向上を図りました。  最後に、169ページ、(38)鶴巻温泉弘法の里湯管理運営費でございます。利用者の安全確保及び利便性向上のため、脱衣所改修工事及び第2駐車場整備工事等を行うとともに、各種誘客キャンペーンを実施するなど、施設の利用促進に努めました。  以上、決算概要を一括して御説明いたしました。よろしく御審査くださいますようお願い申し上げます。 3 ◯八尋伸二座長【 3頁】 執行部の説明は終わりました。  これより、質疑に入ります。  市民クラブ、野々山静香分科員。 4 ◯野々山静香分科員【 3頁】 おはようございます。市民クラブの野々山でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  私からは、1点お願いいたします。決算書の135ページ、主要な施策の成果報告書120ページの(33)地球温暖化対策事業費についてお伺いいたします。  昨年度、補助金を活用し、木質バイオマスの事業可能性基礎調査を実施したとありますが、その成果はどのようか、お伺いします。 5 ◯八尋伸二座長【 4頁】 環境共生課長。 6 ◯環境共生課長【 4頁】 本事業は、国の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金を財源としました木質バイオマス事業の構築に係る事業可能性の基礎調査でございます。  調査の内容は、本市の里山整備や街路樹等、公共施設の維持管理の中で排出される木材など、年間で活用が可能と考えられる木材の量の調査や、公共施設で木質バイオマスを代替燃料とした場合の二酸化炭素排出削減量の試算、間伐材を供給する里山整備団体へのヒアリングなどであります。  その結果、本市で現状、利用可能な木質バイオマス、これは年間約300トンであるということ、里山整備団体では搬出方法や搬出路などの課題があることなどが分かりました。この木質バイオマスの事業可能性調査を基に、持続可能な再生可能エネルギーの活用に向けて検討してまいるところでございます。 7 ◯八尋伸二座長【 4頁】 野々山分科員。 8 ◯野々山静香分科員【 4頁】 ありがとうございました。調査結果、よく内容が分かりました。  地球温暖化対策として、昨年はどのような取組が実施されたか、また、その効果はどのようだったか、お伺いいたします。 9 ◯八尋伸二座長【 4頁】 環境共生課長。 10 ◯環境共生課長【 4頁】 地球温暖化対策としまして、将来を担う子供たちに向けては、エコスクールによる環境教育や、各家庭で取り組める省エネルギーを促すエコチャレンジシートの全小・中学生への配布などを実施いたしました。また、12月の地球温暖化防止月間や2月の省エネルギー月間では、親子で参加できる啓発事業の実施などを通して周知啓発に努めてまいりました。  地球温暖化は地球規模の大きな問題ですが、市民、事業者、行政がそれぞれできることに着実に取り組んでいくことが、小さなことでも積み重ねていくこと、こういったことが効果につながると考えております。 11 ◯八尋伸二座長【 4頁】 野々山分科員。 12 ◯野々山静香分科員【 4頁】 ありがとうございました。  御答弁の中にも、小さなことを積み重ねていき、関心を持っていただくことが大事とおっしゃっていたので、それで1点思い出したのが、子供たちが夏休みのときに、チャレンジシートを持ってきて取組としてやっていたことを、やっぱり子供たちが取り組んでいると保護者も取り組むという形でやっていたので、何となくそういうのが継続的になっていくのが、やっぱり関心を持つことの一つで大事だと思いました。  あと、地球温暖化の影響によって気象条件の変化は激しく、特に台風は大型化していまして、昨年の台風15号、19号では、関東地方に大きな災害をもたらしました。本市でも10月に発生した台風19号においては、農産物の被害や市道18号線の通行止めにより、上地区にお住まいの方々の生活に支障を与えていました。  このように地球温暖化、私たちの生活に直接直結することとなっていますが、市が進める秦野市再生可能エネルギーに関する基本指針に基づいて活用の推進を行っており、私たちの生活へすぐに直結する取組ではありませんが、未来の地球環境を守るために取組は必要だと考えています。今後とも引き続き、継続して、よろしくお願いいたします。  私からは以上です。 13 ◯八尋伸二座長【 5頁】 以上で、野々山静香分科員の質疑を終結します。  大野祐司分科員。 14 ◯大野祐司分科員【 5頁】 おはようございます。  この衛生費の2)から農林費、商工費にかけてのところでは6点ほどお伺いしたいと思います。  まず、決算書の137ページ、成果報告書の120ページの(34)水質汚濁防止対策費についてお伺いいたします。  まず、この成果報告書を拝見させていただきますと、以前の数年前の成果報告書では、防止対策を行いました、何地点で計測を行いましたという表記にとどまっていたのが、ここ数年来、検査等をした結果がどうだったのかという記載がされるようになっておりまして、PDCAを意識された仕事を進めていられるのだなと感心させていただいたところでございます。  そういったところを含めてこれから質問させていただきたいと思うのですが、この調査の中で河川定期水質調査、42地点で行われたということですが、その中、6地点において環境基準を超えたという報告、成果報告書に記載されているところです。これ、原因だとか対策というのは何か既に打たれているのでしょうか。というのは、結果を受けて次のアクション、対策というのが必要になってくると思うのですけれども、それについては、どのようなお仕事をされたのでしょうか。 15 ◯八尋伸二座長【 5頁】 生活環境課長。 16 ◯生活環境課長【 5頁】 おはようございます。よろしくお願いします。  市内の河川の水質状況を把握するため、金目川や水無川といった6河川の7地点について、それぞれ年に6回の調査を行っています。  河川の汚濁を示す代表的な指標であるBODでは、下水道や合併処理浄化槽の整備が進み、生活排水の河川への流入が少なくなっていることから水質の改善が進み、全ての調査地点で環境基準を満足しています。  しかし、赤痢菌、チフス菌等の公衆衛生上の問題となるふん便汚染の指標である大腸菌群数については、基準の適用がない大根川を除いた調査地点において環境基準を上回っている状況です。  大腸菌群数だけが基準を超過している要因についてですが、昭和46年の環境基準の設定当時では、大腸菌のみを検出する技術はなく、大腸菌が有する性質を備える細菌群をもって大腸菌の代わりとされていました。この細菌群が大腸菌群と呼ばれています。大腸菌群に属する細菌の中には、ふん便以外にも土壌や水中を生息場所としているものがあり、これらが検出されることが環境基準を超過する要因であると考えております。ふん便汚染由来ではない、土壌や水中の大腸菌群数を減らすための根本的な対策はなく、大腸菌群という指標を用いている間は、環境基準の達成は難しい状況にあると考えています。  以上です。 17 ◯八尋伸二座長【 6頁】 大野分科員。 18 ◯大野祐司分科員【 6頁】 大腸菌群という話がありました。  「群」というのがほかにどんな形で使われているかというと、例えばアフリカで生まれた初期の人類、「南部の猿」と呼ばれているアウストラロピテクスというのがありますけれども、それはアウストラロピテクス群と呼ばれています。何で群というかというと、アウストラロピテクス・アナメンシスだとか、アウストラロピテクス・アフリカヌスだとか、有名なところでいうとアウストラロピテクス・アファレンシスといった様々なアウストラロピテクスに属するものがいて、それを一々言うのは面倒くさいから群という言い方をして、アウストラロピテクス群というような言い方をするのだというのを高校の世界史で習った記憶があるのですけれども。  そうした中で、大腸菌群というのもそれと同じような位置づけなのかなと感じたところなのですが、先ほどの御答弁のように、例えば自然由来のものがあってどうにもならないということだったらば、この基準の見直しというところも必要なのではないかと思うのですけれども、その辺の取組はいかがでしょうか。 19 ◯八尋伸二座長【 6頁】 生活環境課長。 20 ◯生活環境課長【 6頁】 基準についてです。  水道の水質基準においては、測定方法の技術的な問題が解決したことを受けて、平成16年4月の基準改定の際に、大腸菌群の代わりに大腸菌を新たなふん便汚染の基準とする見直しがされています。  環境省においても、ふん便汚染の指標として大腸菌群が適当であるかどうか、現在、検討している、このような動きを承知しております。国において基準が改正された場合には適切に対応していきたいと考えております。  以上です。 21 ◯八尋伸二座長【 6頁】 大野分科員。 22 ◯大野祐司分科員【 6頁】 まず、検査の器械の精度が上がる必要があるだろうとも思いますので、国の動向をしっかり見極めながら対応していただきたいと申し上げて、この項については終わります。  次に、決算書137ページで、成果報告書122ページの(38)地下水汚染対策費についてお伺いいたします。  この調査でも、調査結果において、定点モニタリング調査の結果、4地点で条例の浄化目標値及び地下水環境基準を超えたという報告がなされていますが、それについて対策はどのようか、お伺いしたいと思います。 23 ◯八尋伸二座長【 7頁】 環境共生課長。 24 ◯環境共生課長【 7頁】 令和元年度の定点モニタリング調査におきまして、地下水保全条例の対象物質のテトラクロロエチレンが浄化目標値を超えたのが3地点ありました。もう1点は、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が環境基準を超えて検出されたものでございます。  これらの対策としましては、テトラクロロエチレンをはじめとする有機塩素系化学物質につきましては、地下水保全条例に基づき、市の指導の下、汚染のある事業所は敷地内において自ら浄化事業を行っております。  また、複数の汚染地にまたがる地下水汚染につきましては、地下水をくみ上げ、浄化処理をして地中に戻す浄化装置、これら4基により、市が浄化事業を行っております。  硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が超過している1地点につきましては、この有機物を多く含む粘土質の土壌の性質の影響があるため、効果的な対策というのは困難なのですが、そちら、周辺の井戸水を飲用に用いないよう、そういったものの指導をしているところでございます。 25 ◯八尋伸二座長【 7頁】 大野分科員。 26 ◯大野祐司分科員【 7頁】 文系の私にとっては大変難しい片仮名言葉がいっぱいありまして、ざっくりしたお話しかできないのは申し訳ないのですが、対策を講じられているということなのですが、対策の終了の見込みというのは、いつぐらいとかは判断できるのでしょうか。 27 ◯八尋伸二座長【 7頁】 環境共生課長。 28 ◯環境共生課長【 7頁】 汚染対策の終了の見込みにつきましては、いまだ部分的に汚染が残っております水無川左岸側において、地下水保全条例に定める対象物質の浄化目標値を安定的に下回ること、これが最終的な目標だと考えております。  現在、改定作業中であります地下水総合保全管理計画の中で、新たなはだの水循環モデルを活用したシミュレーションによる浄化の将来予測、こういったものについても検討しているところでございます。 29 ◯八尋伸二座長【 7頁】 大野分科員。 30 ◯大野祐司分科員【 7頁】 恐らく非常な長期戦になるのではないのかなと。水は高いところから低いところに流れたり、対流したり、動きますので、ということが考えられます。それも半端な長期戦ではなくて、数十年とか数百年になる可能性もあるのではないかと思っているところでございますので、継続した取組を未来にわたって実施できるようにお願いしたいと思います。  次に、商工費に移らせていただいて、決算書の155ページ、主要な成果報告書でいうと160ページの(10)工業活性化事業費についてお伺いいたします。  先ほどの環境産業部長の冒頭の御説明の中で、「テクニカルショウヨコハマ」に14社、そして1団体が出展されたと聞きました。このテクニカルショウに出展するのは、出展することが目的ではなくて、出展した上で成約に結びつくとか、新たな技術を身につける、そういったところが肝要だと思うのですけれども、この「テクニカルショウヨコハマ」に出展したことによって、秦野の製品が例えば成約に結びついただとか、そういった事例はあるのでしょうか。 31 ◯八尋伸二座長【 8頁】 産業振興課長。 32 ◯産業振興課長【 8頁】 先ほど「テクニカルショウヨコハマ」、まさにこの工業製品、技術製品の見本市としては日本では最大級と言われております。そういった中で、なかなか中小企業が成約に結びつけるというのは難しいところでございますが、昨年度は1件、成約まで結びついたと聞いております。金属加工の技術を持っている中小企業者が成約に結びついたということであります。  この横浜市のテクニカルショウは、単なる展示ということではなくて、商談の場まで用意されていまして、商談会場においては、その後の見積り依頼というのが、各社、多いときで10件程度あると聞いておりますけれども、さらに、これがまさにBtoBに結びつくような事例というのはなかなか難しいと聞いておりますが、昨年あったということでございます。 33 ◯八尋伸二座長【 8頁】 大野分科員。 34 ◯大野祐司分科員【 8頁】 この「テクニカルショウヨコハマ」というのは、各社が、ある意味敵情視察であったりとか、あるいは自分の会社にとって有利な製品を探しまくっている、そういうテクニカルショウですので、ぜひとも継続して出展していただくと同時に、成約にも結びつくようなバックアップをお願いしたいなと思うところでございます。  併せて、中小企業新製品・新技術開発等奨励補助金というのもあるのですが、それとの整合性というのは何かあるのですか。 35 ◯八尋伸二座長【 8頁】 産業振興課長。 36 ◯産業振興課長【 8頁】 整合性ということでございますけれども、工業活性化事業費は、新製品とか新開発につながる商工会議所の異業種の研修会において、人的な交流あるいは情報交換というのを支援しております。  一方、中小企業新製品・新技術開発等奨励補助金というのは、まさに新たに研究開発に着手する部分を支援しようという補助金でございます。  昨年は、その実績といたしまして、1社、板金加工を行う企業が、もともとBtoBの会社が自社ブランドを確立しようということで、アウトドアのバギーチェアの商品開発をする中で、国立研究開発法人産業技術総合研究所の機械設備を借用して耐久性の試験を行って、それがこうした新製品に結びついたという事例が1件ございまして、3万4,400円、こちらに実績が書いてございますが、助成している状況でございます。 37 ◯八尋伸二座長【 9頁】 大野分科員。 38 ◯大野祐司分科員【 9頁】 分かりました。  秦野の工業界、すばらしいお仕事をされているなと改めて感想を申し上げまして、次の質問に入りたいと思いますが、次は、決算書の155ページ、成果報告書の161ページの(16)地域ブランド等育成事業費についてお伺いいたします。  このブランドである価値が、対象が全国になっていると思うのですが、要するに日本中で有名なものをつくりたいということになろうかと思うのですけれども、例えば、はだのブランドがふるさと寄附金の返礼として選択される割合というのは、現実どのぐらいになっているのでしょうか。 39 ◯八尋伸二座長【 9頁】 産業振興課長。 40 ◯産業振興課長【 9頁】 結論から申し上げますと、現在、既存のはだのブランドの認証品が32件ございまして、そのうち、現在のところ16件の登録をしております。  また、全体として過去の、全体的に39件、現在、はだのブランド認証というのがあるのですけれども、そのうち22件ということで、56%がこちらのふるさと納税の返礼品として登録していただいているという状況になっております。 41 ◯八尋伸二座長【 9頁】 大野分科員。 42 ◯大野祐司分科員【 9頁】 ふるさと寄附金の返礼品のうち、56%がはだのブランドとして指定されているものだという理解でよろしいということですね。分かりました。  全国ブランドにしていかなければいけない、秦野をより全国に知られるまちに、そして、秦野で生産される物品が、食料品を含めてですけれども、全国的に価値あるものとして一層認めていただけるように、しっかりと頑張っていきたいと思うところでございます。  次の質問に移りますが、この地域ブランド等育成事業費の中で、ハダ恋みっけもんの旅、日帰りのバスツアーを実施されていると思いますが、市内と市外の参加者の割合であるとか、どういった形の方々をターゲットにされているのかというのをお知らせいただきたいと思います。
    43 ◯八尋伸二座長【 9頁】 産業振興課長。 44 ◯産業振興課長【 9頁】 はだのブランドを活用して、単にブランドの認証品を認証するということが目的ではなくて、まさに認証品を活用しながら、本市にある地域資源を活用して、事や物に触れながら体験型のバスツアーというものを実施しているところでございます。  この事業は、平成30年8月から、基本的に毎月1回のペースで開催できるように、通年化ができるような形で仕組みを持ってきたところであります。昨年度は、台風とか、あるいは、今年に入りまして新型コロナウイルス感染症で3月、中止がございましたが、10回実施しております。232人の方が御参加いただきまして、そのうち市外の方が198人ということで、85%の方が市外からの誘客を得ているというところでございます。  特に、ターゲットは、地域ブランドですから、秦野市民にまさに自分のところのすばらしさを知ってもらうということと、産業振興課といたしましては、まさにこれらが経済に結びつくようにということで、外からの誘客というものをターゲットにしようということで、市外から秦野に来て、そしてお金を使っていただくということで考えているところでございます。 45 ◯八尋伸二座長【10頁】 大野分科員。 46 ◯大野祐司分科員【10頁】 成果報告書を見ると、市外からの参加者が多いという数字が出ていますので、所期の目的は達成されていると思いますが、同時に、総額を増やしていく、総人数を増やしていくという活動も今後一層求められていくと思いますので、そういった働きかけをぜひお願いしたいと思います。  そして、いかに秦野市内でお金を使ってもらうかということでもあると思うので、より一層魅力のあるところへ御案内しながら、帰りには財布が軽くなっているような状態を目指していただければと思うところでございます。  次に、決算書155ページになりますが、産学公連携推進事業費、成果報告書の162ページの(18)ということになります。  産学公、この3つが連携するということは、大変力強いパワーを生み出す、言葉が重なってしまいました、大変有益で効果があるという形だと思うのですけれども、この連携の中で技術交流などが行われて新たな製品が開発されたという事例はあるのでしょうか。 47 ◯八尋伸二座長【10頁】 産業振興課長。 48 ◯産業振興課長【10頁】 産学連携事業は、まさに企業と大学との人的な、技術的な交流という場を設けてございます。  残念ながら、令和元年度は実績がございませんでしたが、平成30年度に、調理用ガスバーナーの開発事業者が、東海大学の研究者とか、あるいは学識者にマッチングされまして、ガスバーナー製品の改良、それから国内特許取得ということに支援されたという事例がございまして、まさに大学の知見と専門人材により、一定の成果に結びついたということはございます。 49 ◯八尋伸二座長【10頁】 大野分科員。 50 ◯大野祐司分科員【10頁】 例えば、超巨大企業と中小企業のどこが違うかと、一つ感じるときに、経理部門だけで100人いますとか、1,000人いますとか、そのような会社があったりするのですね。一番の違いは、ものづくりのところから見ると生産性の違いだと感じています。大企業のものづくりの場は、それこそ休む間もなく、ひたすら動いています。中小企業においてもそのような動きが当然見られるわけですが、私の知っている、市内の方ではないのですけれども、関係で申し上げますと、しっかり、そんなに忙しそうではなかったりする。そういったのを見れば、生産性の向上というのも一つの大きな柱なのだろうなと思いますので、そういったところも含めて、産学公が集まっているわけですから、取組をお願いしたいと思うところでございます。  また、技術交流が大事だと思っていまして、人的交流も大事だけれども、人的交流を踏まえた上で技術交流にだんだんシフトしていったほうがいいのだろうなと思います。フェース・ツー・フェースで顔が分かり合える関係というのは非常に大事なのだけれども、それが構築された後は、技術の交流に傾注されたほうが有意義ではないかなというお話をさせていただいて、この項は終わります。  次に、決算書の157ページ、成果報告書でいうと164ページの(23)工業みらいづくり事業費についてお伺いいたします。  この年度においては、工業実態調査が行われたということですが、この工業実態調査というのは定期的にやられていると思うのですが、前回の調査結果と今回の調査とで同じだったところとか、大きく変わったところとか、そういったところがあればお示しください。 51 ◯八尋伸二座長【11頁】 産業振興課長。 52 ◯産業振興課長【11頁】 工業実態調査でございますが、以前に平成27年に実態調査を1度実施しております。おおむね四、五年ごとに1回ぐらいこういった調査をすることによって、産業振興施策において基礎調査として活用していくべきだという形でやっているものでございます。  ちなみに、なかなか大きな違いというところがあるかどうかということですけれども、平成27年度調査との違い、あるいは新たに少し盛り込んだ調査というのがございます。まず、売上高と受注状況の二極化というのが少し見られたかなと、前回と今回で考えております。平成27年度のときは、社会環境、経済環境の情勢もあったと思いますが、売上高や受注状況というのは横ばい傾向ということがございましたが、今回、増加傾向にあるところと、あるいは少し微減しているという、その二極化が見られている状況でございます。  また、経営者の経営状況の拡大意向でございますが、現状より拡大していきたいなという意向が、平成27年度は11.6%でしたが、今回の調査では32.5%ということで、どちらかというと設備投資とか事業拡大を積極的にしていきたいという傾向が見受けられました。  それから、特に、施設規模の拡大とか増設の意向があるかということでございましたが、平成27年度は7.8%、そして今回の調査では21.7%で、同様に拡大傾向があったと捉えております。  それから、支援策では、主に中小企業には金融関連でのものでございますが、同水準でございました。融資制度への支援、あるいは利子補助、信用保証料の補助、人材育成補助というものをやはり支援としてしていきたいというところでございました。  それから、新たな調査項目ということで今回取り入れたものに、外国人労働者の状況について行いました。国では、人手不足に対応するため、一定の専門性とか、あるいはその技能を有して即戦力となる外国人労働者を受け入れる方向で促進化が図られている状況がございました。こういった背景を受けて、外国人労働者の状況を調査しました。  今回の調査で外国人労働者を増やしたいと回答したところが19.2%、それから特に増やしたくないというところが71.7%という状況でございます。  外国人労働者を増やしたいという意向があるところは、100人以上の、いわゆる大きい会社が、規模が大きくて売上高が向上している企業において大きいと。ただ、中小零細企業については、ほとんどその希望がないという状況でございました。  ただ、この調査も、昨年行っておりますけれども、どちらかというと人手不足で右肩上がりが少し出てきた状況の中で、昨年末の12月に全国の有効求人倍率も1.57%、神奈川県内も1.18%ですけれども、本年7月に入りまして、この新型コロナウイルス感染症の影響によって、有効求人倍率も全国で1.08%、それから神奈川県内では0.79%までになっておりまして、このコロナ禍とサプライチェーンによる経済の停滞がある中においては、こうした企業の意向も大分変わってきているだろうなということは当然ながら推察しているところでございます。 53 ◯八尋伸二座長【12頁】 大野分科員。 54 ◯大野祐司分科員【12頁】 調査時点においては、経営されている方の積極的な投資意欲が見られたのだなと思います。それが継続していればよかったのですけれども、残念ながら、このコロナ禍の中で状況が大きく変わっているというのが現実なのだろうなと思います。  先ほどのお答えの中で、外国人労働者を増やしたいという企業は、特に100人以上のところであるという話だったのですが、こちらの環境産業部は労働行政も担っていらっしゃるところだと思いますので、外国人労働者の労働環境であるとか、そういった点にも目配せをいただければと申し上げまして、私の質問を終わりにいたします。 55 ◯八尋伸二座長【12頁】 以上で、大野祐司分科員の質疑を終結します。  これで、市民クラブの質疑を終結します。  公明党、中村英仁分科員。 56 ◯中村英仁分科員【12頁】 おはようございます。公明党の中村です。よろしくお願いいたします。  私からは、成果報告書の116ページ、(26)不法投棄防止対策費についてお伺いいたします。  不法投棄対策として、特に力を入れている地点はどこかということと、また、どのような対策が効果を持ってしているか、お教えください。 57 ◯八尋伸二座長【13頁】 環境資源対策課長。 58 ◯環境資源対策課長【13頁】 不法投棄防止の取組についてお答えいたします。  不法投棄の状況でございますが、近年、山間部への大型の家具などの不法投棄は減少しているものの、まちなかへの生活ごみの不法投棄はなくならない状況でございます。中でも下大槻周辺の東名高速道路高架下やうぐいす橋付近、また、国道246号蛇塚交差点周辺などは不法投棄されやすい場所として認識しております。  そのため、これらの不法投棄されやすい場所を中心に、監視カメラや不法投棄防止柵の設置、また、自治会や秦野警察署、神奈川県の関係部署などで構成する秦野地区不法投棄防止キャンペーン事業実行委員会による美化キャンペーンや撤去作業などにより、不法投棄の防止に取り組んでおります。  そのほか、令和元年度は、他市の事例で効果を上げております警察官とパトカーの写真を大きく載せた大型の看板を、秦野警察署の御協力により作製し、不法投棄が絶えない場所に設置しております。 59 ◯八尋伸二座長【13頁】 中村分科員。 60 ◯中村英仁分科員【13頁】 ありがとうございます。  では、秦野は、これから表丹沢魅力づくり構想等がありまして、観光資源の山や川が多いところですけれども、本市の観光資源である山や川などの観光地周辺の不法投棄の状況はどのようか、お伺いいたします。 61 ◯八尋伸二座長【13頁】 環境資源対策課長。 62 ◯環境資源対策課長【13頁】 観光地周辺への不法投棄の状況でございます。  観光地周辺におきましては、観光振興課職員による作業時の巡回などを行っているため、頻繁に不法投棄される特定の場所はございませんが、巡回中に不法投棄を見つけた場合には、当課へ情報提供するようになっております。先日も情報提供を受け、直ちに現場を確認したところ、不法投棄者の身元が分かるものがあったため、警察と相談し、不法投棄者を特定することができました。  今後も引き続き、土地の管理者や警察など関係機関と連携し、不法投棄の防止に努めていきたいと思います。 63 ◯八尋伸二座長【13頁】 中村分科員。 64 ◯中村英仁分科員【13頁】 ありがとうございます。  秦野サービスエリア(仮称)スマートインターチェンジのオープンが来年度末にありますし、菖蒲の(仮称)秦野インターチェンジも建ちますと、それだけ入ってくる人も増えますし、今までそういうところで特定されなかったようなところに、ああ、ここだったら投棄ができるのだなとかということを考える方が大変増えてくると思いますので、今後も、不法投棄の防止に当たるように取組をしっかりしていっていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。この質問は以上で終わります。  続きまして、施策の成果報告書の125ページ、(44)くずはの広場管理運営費についてお伺いいたします。  この決算の歳出状況はどのようか、お伺いいたします。 65 ◯八尋伸二座長【14頁】 環境共生課長。 66 ◯環境共生課長【14頁】 くずはの広場管理運営費の歳出決算額817万567円のうち、報酬費等人件費が約603万8,000円、74%を占めております。そのほか、掃除や警備委託等の管理費が約168万7,000円で20%ほど、講師謝礼や消耗品などの事業費は約44万8,000円で全体の5%ほどになっております。 67 ◯八尋伸二座長【14頁】 中村分科員。 68 ◯中村英仁分科員【14頁】 ありがとうございます。  事業費の割合が少ない中で、自主事業の概要や実施に関わるボランティアの状況をお教えください。 69 ◯八尋伸二座長【14頁】 環境共生課長。 70 ◯環境共生課長【14頁】 費用面では事業費の全体に対する割合は約5%と少ないですが、多くのボランティアによって支えていただき、充実した事業が展開されていると思っております。  家族連れで自然と触れ合い、楽しめる春と秋のつどい、野鳥や昆虫、植物の観察会や、ボランティア等の担い手の確保につながるくずはの家自然観察指導員養成講座など、様々な自主事業を実施しております。昨年度は82回実施、延べ2,343人の方に参加していただきました。ほたるの観察会など、広く市外からの参加のある事業もございます。  また、自主事業のほかにも、児童・生徒対象の環境学習エコスクールなど、環境教育等に係る事業への協力もいただいております。  これらの事業の実施につきましては、多くのボランティアに協力をいただいております。春と秋のつどいやエコスクールなどでは約90人のえのきの会、日常の施設の維持管理等では約30人のくずはの家ボランティアの会、合計100人を超えるボランティアの皆さんに協力をいただいております。  くずはの家自然観察指導員養成講座を受講された方が新規の担い手確保に寄与するとともに、勤めを終えた方の新たな生きがいの創出にもつながっていると聞いております。 71 ◯八尋伸二座長【14頁】 中村分科員。 72 ◯中村英仁分科員【14頁】 ありがとうございました。  私も実は30代になるまで、くずはの広場、くずはの家というものがどのような事業かというのをあまり知らずに来ました。子供ができてから、くずはの家、くずはの広場に携わることができるようになりまして、いろいろなことを体験させていただいたのですけれども、大変重要な場所だと思っております。  くずはの広場は、市の中でも自主事業数や、そこに関わるボランティアの数が最も多くて、最も充実した施設の一つだと思っております。特に子供たちが拝見して学ぶことができる大変貴重な機会を提供しているような場所です。  今年度は、くずは峡谷が森林セラピーロードの一つとして認定されるなど、さらに利用者が増え、移住の促進につながることも期待されております。横浜市や東京都の方からもいろいろな事業のときに参加したいという申出があって、親子でも参加していると伺っております。  秦野のよさを知っていただくためにはすごくいいことだと思いますので、財政が厳しい状況ではあるのですけれども、工夫して、魅力的な施設の充実をこれからも図っていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。この質問はこれで終わりにいたします。  続きまして、成果報告書の141ページ、(11)ヤマビル被害防止対策事業費についてお伺いいたします。  現在のヤマビル被害の対策の現状はどのようか、お伺いいたします。 73 ◯八尋伸二座長【15頁】 農業振興課長。 74 ◯農業振興課長【15頁】 ヤマビル対策の現状についてですが、本市では、平成24年度よりヤマビル被害防止対策事業として、県のヤマビル被害対策事業費補助金を活用し、生産組合等の農業団体や自治会及び観光事業者として丹沢山小屋組合が行う除草等の環境整備や殺ヒル剤の局所散布に対し、補助金を交付することにより、ヤマビルの生息地域及び生息密度の抑制に努めております。  令和元年度では、7月から11月まで総勢約600人が参加し、環境整備や薬剤散布が実施されました。  本市における生息状況につきましては、環境整備と並行し、平成24年度から市独自の調査としまして、ヤマビルの知見を有する専門家の協力を得て、市内約14か所の地域で生息調査を年2回実施しております。調査地点は、害獣等のすみ分けを目的とし、人里と山との境に設置された広域獣害防護柵のある林道付近を中心とした約14か所で、上地区、西地区、北地区、東地区及び本町地区の5地区にわたっております。 75 ◯八尋伸二座長【15頁】 中村分科員。 76 ◯中村英仁分科員【15頁】 定点調査を実施しているということですけれども、弘法山とか頭高山などの本市の観光資源においても生息は確認されていると伺っておりますけれども、そちらの調査状況はいかがでしょうか。 77 ◯八尋伸二座長【15頁】 農業振興課担当課長。 78 ◯農業振興課担当課長【15頁】 令和元年度では、6月24日及び10月24日に調査を実施しており、弘法山については、平成29年度から調査を行っておりますが、昨年度までの実績では吸血被害の危険性が低い結果となっております。  また、頭高山については、令和元年度の10月に初めて調査をしておりますが、調査時にはヤマビルを確認することはできませんでした。 79 ◯八尋伸二座長【16頁】 中村分科員。 80 ◯中村英仁分科員【16頁】 ありがとうございます。  先ほど定点調査を行っているということですけれども、定点調査自体は、長期的な動向把握には当然有効であると考えておりますけれども、先ほどありましたように、広域獣害防護柵のある林道付近というお話だったのですけれども、現在、ニホンジカなど、イノシシもそうですけれども、そこよりもさらに下の地点にかなり移動している状況がとれますので、里山付近などを調査、要はそのラインを少し下げるということですね、里山のほうに近づけるということですけれども、こちらのほうに拡大していく考えはございますでしょうか。 81 ◯八尋伸二座長【16頁】 農業振興課担当課長。 82 ◯農業振興課担当課長【16頁】 長期的な生息動向を把握することを目的に定点調査を実施しておりますが、ヤマビルは、主にニホンジカやイノシシが運搬役となって里山縁辺の荒廃農地に生息域が広がりつつある状況です。調査地点の拡大については、弘法山や頭高山を追加したように、市民等からの情報提供にも留意しながら適宜見直ししていきたいと考えております。 83 ◯八尋伸二座長【16頁】 中村分科員。 84 ◯中村英仁分科員【16頁】 ありがとうございます。  先ほど言いましたように、実は弘法山では見つけられなかったというお話でしたけれども、私のほうには、実は弘法山で大分被害が出ていて、観光資源としてはヤマビルがいることで損なわれていくということのお話も聞いております。  また、私の自宅は菩提なのですけれども、目の前に鹿が何回も現れるような状況ですし、私も何回もヤマビルに吸われているような状況でございますけれども、実は表丹沢野外活動センターにかなりの量がいると伺っておりまして、先日、うちの母が表丹沢野外活動センターで活動していたところ、大変小さいヒル、子供のヒルと思われますけれども、というのが見つけられたそうです。  現状で観光資源を守っていく上で、ヤマビル被害というのは、やっぱり都会の人にとってはとてもマイナスな状況だと思いますので、しっかり今の現実に即した調査をしていただいて、対策をしていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  以上でこの質問を終わりたいと思います。  続きまして、成果報告書の150ページ、(35)森林セラピー推進事業費についてお伺いいたします。  昨年度実施したイベント参加者の市内と市外の内訳はどのようか、お伺いいたします。 85 ◯八尋伸二座長【17頁】 環境共生課担当課長。 86 ◯環境共生課担当課長【17頁】 イベント参加者の市内と市外の内訳ですが、昨年度は3つのコースで計7回の体験イベントを開催し、147人の方に御参加いただきました。参加者の市内、市外の内訳については、各回によってばらつきがありますが、全体ではほぼ半数ずつの割合となっています。 87 ◯八尋伸二座長【17頁】 中村分科員。 88 ◯中村英仁分科員【17頁】 ありがとうございます。  昨年度は3つのコースで計7回のイベントをしたようですけれども、森林セラピーは、市外の人に秦野市を知ってもらうという大変いい機会になると思います。今後どのような取組をしていくのか、お教えください。 89 ◯八尋伸二座長【17頁】 環境共生課担当課長。
    90 ◯環境共生課担当課長【17頁】 今後の取組についてですが、現在、学識経験者や地元団体から構成する秦野市森林セラピー推進協議会において、5コースそれぞれの地域特性を生かした体験プログラムの企画開発、セラピーガイドの登録制度の整備、セラピーロードの環境整備、ハダ恋みっけもんの旅など多様な主体との連携、持続可能な推進体制の構築を協議しています。  本年4月には、本市全域がはだの表丹沢森林セラピー基地として、また、市内5コースが森林セラピーロードとして認定を受けておりますので、多くの方に御参加いただき、十分に秦野の森林の魅力を楽しんでいただけるよう、体験プログラムの充実や環境の整備等に取り組んでまいります。 91 ◯八尋伸二座長【17頁】 中村分科員。 92 ◯中村英仁分科員【17頁】 ありがとうございました。  現在、秦野に5コース、森林セラピーロードがありますけれども、現実、かなりイベントをやっているコースというのは実は2コース、菩提と蓑毛のコースですけれども、その上で、この秋にくずはの広場をスタートするコースは体験プログラムが行われるということですけれども、残りの2コースをもう少し早く整備していただいて、5コースがしっかり均等に運営できるような形にしていただければと思います。  その上で必要なのがガイドの育成ということになりますけれども、実は森林セラピーのガイドというのは、すごく難しいというか、大変な資格のため、なかなか成り手がいないということでやっているのですけれども、実は森林セラピーでは、日本で一番先進と言われている長野県信濃町では、独自のガイドというか、メディカルトレーナーというのを養成していまして、その人たちに手伝ってもらっているような状況です。  秦野市としてもしっかりそういうところとかを対応していただいて、あとは、弘法山に拠点となる場所がなかったり、トイレがなかなか少なかったりということもありますので、そういうことも含めて整備していっていただければいいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  以上で、こちらは終わりにいたします。  続きまして、成果報告書の152ページ、(40)地場産木材活用推進事業費についてお伺いいたします。  選手村ビレッジプラザの建築資材としての秦野産ヒノキ材の提供などのほか、秦野産木材のPRのために取り組んでいることはございますでしょうか。 93 ◯八尋伸二座長【18頁】 環境共生課担当課長。 94 ◯環境共生課担当課長【18頁】 秦野産木材のPRについてですが、平成30年11月に中日本高速道路株式会社に提出した新東名高速道路(仮称)秦野サービスエリアに関する要望書の中で、(仮称)秦野サービスエリアに建設される商業施設等への秦野産木材の使用を要望しており、現在、中日本高速道路株式会社と協議を進めております。 95 ◯八尋伸二座長【18頁】 中村分科員。 96 ◯中村英仁分科員【18頁】 ありがとうございます。  こちらの下にも書いてありますように、ほかに秦野産材PR活動として、市民の日に秦野産材を紹介するというところがあるのですけれども、なかなか実はお渡しするものがなかったりとか、PRするものがないので、もう少しPRができる材料というのをつくっていただきたいなと思います。  例えばこれはSDGsの木で作ったバッジですけれども、実は石川県で作っておりまして、石川県だけではなくていろいろなところで今、作っているんですけれども、この後ろに、目標のところが15で、「石川県の杉の間伐材を使用しています」等が書いてあったりとか、このようなものをどんどん配っていくとか、秦野市の職員がみんなつけていくとか、そういう工夫もありますし、あと、これは、東地区で実朝まつりに参加された方に配っているものですけれども、こういうものをどんどん作って、秦野産のアピールをしたり。  あと、これは、先ほど市民の日に体験で作ったものですけれども、谷分科員がかなり頑張って作っていただいているのですけれども、これは、かんなの削りくずで作ったぼんぼんというもので、作り立てだとかなりいい匂いがして、アロマ効果というところ、リラックス効果があったりとか、こういうものを作ったりして喜ぶことがあるのですけれども、こういうものを例えば先ほどの森林セラピーのお土産で渡して、どんどん秦野産のものとしてPRしていくとか、いろいろな手段はあると思いますので、どんどんPRしていただきたいと思います。  あとは、知育玩具とかをふるさと納税の返礼品とかに充てるなど、いろいろな手段があると思いますけれども、どんどんコラボレーション等をしていただいて、秦野産材をどんどんPRしていただきたいなと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  以上で、終わりにします。  最後に、成果報告書の158ページ、(4)商店街空き店舗等活用事業費についてお伺いいたします。  事業内容はどのようか、また、空き店舗の状況はどのようか、お伺いいたします。 97 ◯八尋伸二座長【19頁】 産業振興課長。 98 ◯産業振興課長【19頁】 商店街空き店舗等活用事業費でございます。  商店街の活性化を図るために、商店街区域内に新たに店舗として出店する場合に、その改装費、それから賃借料、それから広告宣伝費の一部を補助するということで行っております。また、新たに開業された方には2年間、私どもから中小企業診断士を派遣いたしまして、経営診断を受けてもらって、事業が継続できるようにという支援をしているところでございます。  昨年の補助金を活用した実績については、新規9事業者となっております。また、空き店舗については、商業実態調査で107店舗が商店街エリアにあったということで把握しております。 99 ◯八尋伸二座長【19頁】 中村分科員。 100 ◯中村英仁分科員【19頁】 ありがとうございました。  大分活用していただいていると思いますけれども、これまでどのような制度の見直しを図ってきたか、お教えください。 101 ◯八尋伸二座長【19頁】 産業振興課長。 102 ◯産業振興課長【19頁】 この補助金は、審査会方式によりまして補助金を交付する制度としております。平成26年度までは、開業する方を対象に、開業前に審査をして、この事業計画が非常にいいねということになれば、審査会で合格して開業できるということだったのですけれども、しかし、その交付決定がされるまでは開業はできないという足かせになるという問題がございました。やはり御商売をされている方は、どのタイミングでいつ事業をするかというのは、金融機関などと相談しながら計画を練っていると思います。  こういったことから、平成27年度に、開業後に自分たちの開業した事業計画とかを出してもらって、それで審査をするという方式にすることに見直しを行いました。したがって、平成26年から平成22年までの過去5年間を見ますと、開業したのが1件から新規開業が3件、場合によっては開業がゼロだったという年もございました。  これが平成27年度に見直した結果、平成28年度以降の今、4年間を見ますと26件の新規の開業というところに結びついておりますので、こういった状況が見られまして、平均して6件程度が毎年参入していただけるという状況になっております。 103 ◯八尋伸二座長【19頁】 中村分科員。 104 ◯中村英仁分科員【19頁】 ありがとうございます。  制度の見直しを行っていただいたおかげで使いやすくなったという状況だと思います。  また、先ほど御説明でありましたけれども、中小企業診断士の診断を2年継続することで廃業件数も減ったとお伺いしております。商店街の活性化が今後の秦野市、小田急4駅のにぎわいのところに直結しますので、より多くの方が活用していただけるように、これからもしっかり事業を頑張っていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で質問を終わりにさせていただきます。 105 ◯八尋伸二座長【20頁】 以上で、中村英仁分科員の質疑を終結します。  横山むらさき分科員。 106 ◯横山むらさき分科員【20頁】 それでは、成果報告書153ページから、(43)病害虫防除事業費についてお伺いいたします。  お気づきになっている方もかなり多いかと思いますが、水と緑が財産の秦野市の森林の最近、変化に心を痛めております。現在、市内でナラ枯れの被害が発生しておりますが、これまでどのような対応をしてきたのか、伺います。 107 ◯八尋伸二座長【20頁】 環境共生課担当課長。 108 ◯環境共生課担当課長【20頁】 市内のナラ枯れの被害についてですが、ナラ枯れとは、ナラ類やシイ、カシ類の広葉樹にカシノナガキクイムシという体長5ミリメートルほどの昆虫が潜入し、ナラ菌を樹体に感染させ、菌が増殖することで樹木が水を吸い上げる機能を阻害して、一、二週間で急激に樹木を枯死させる伝染病です。  平成2年頃から日本海側を中心に被害が目立つようになり、被害量のピークは平成22年度で、全国的には減少傾向にありますが、神奈川県や静岡県など増加している地域もあります。  ナラ枯れの防除方法としましては、薬剤による薫蒸処理を行い、被害木内のカシノナガキクイムシを駆除する方法や、被害木に粘着シートを巻きつけ、カシノナガキクイムシの拡散を防止する方法などがあります。  本市では、平成30年度に千村の頭高山において初めて被害を確認し、薬剤による薫蒸処理を行いました。昨年、令和元年度は東田原地区で薬剤による薫蒸処理を行ったほか、吾妻山、弘法山、震生湖、千村生き物の里において粘着シートによる拡散防止を行っています。 109 ◯八尋伸二座長【20頁】 横山分科員。 110 ◯横山むらさき分科員【20頁】 2年前からこのナラ枯れに対して対応してきたと言われているのですけれども、最近、一気に枯れ方が目立ってきて、なかなか対策してきた効果が感じられません。市民の方から私のところにもかなり心配する声が届いているのですが、今後どのような対応をしていくのか、伺います。 111 ◯八尋伸二座長【20頁】 環境共生課担当課長。 112 ◯環境共生課担当課長【20頁】 ナラ枯れの原因となるカシノナガキクイムシは、日本在来の昆虫であり、根絶することは困難と言われています。そのため、地道に1本ずつ、被害木内のカシノナガキクイムシを駆除する以外、防除方法がありません。  今年度の被害状況については、現在、里地里山保全活動団体等にも協力をいただきながら調査を行っています。今後、調査結果に基づき、観光地や人家に近い場所など、倒木した場合に危険な場所を優先して対応することを計画しています。  また、先日、静岡県御殿場市で開催されましたナラ枯れのセミナーに参加しまして、大学教授など専門家の意見を踏まえて、より効果的な対策を検討していきたいと考えています。 113 ◯八尋伸二座長【21頁】 横山分科員。 114 ◯横山むらさき分科員【21頁】 根絶は困難ということで、今後どこまで広がってしまうのか、大変心配しております。  いずれにしましても、災害などにつながらないように、倒木を何とか防止していかなければいけないのですが、斜面の枯れ木を取り除くというのは大変危険で、容易な作業ではないと思いますので、今後、十分安全に留意していただいて対策をお願いしたいと思います。この件はこれで結構です。  次に、成果報告書163ページ、商店街店舗魅力アップ事業補助金について伺おうかと思ったのですが、要望に代えさせていただきます。  この魅力アップ補助金、以前提案させていただきました。この事業、商業者への支援として昨年度から実施していただいて、活用状況をお伺いしようかと思ったのですが、おおむね良好に、今年度も予算を増していただいているようであります。  色あせた看板を見ますと、まちの活力がないなというのを感じてしまうので、ぜひ、そういうところへ、いかがですかと呼びかけていっていただきたいと思います。  あと、時々、すごく商品はいいのに、包み紙がすごくセンスがないみたいなところも、このように変えていくと商品がよく見えるのではないですかとか、そういう御提案など、また、これから脱プラスチックという時代ですので、そういう取組ができないかというような、商業者も少しやろうというような、これからの未来を感じられるようなアイデアなども奨励していただきたい。  それで、以前に提案してまいりましたけれども、個店への経営支援アドバイザーというのですか、商店街にではなくて、お店に、このように変えるともっとお宅の魅力がアップされますよと、そういうアドバイザー派遣のようなことも今後ぜひ、今、コロナで苦しんでおられるところが多いので、事業を継続できるように後押しをお願いしたいと思います。この件はこれで結構です。  次に、成果報告書164ページ、商業みらいづくり事業費でお伺いいたします。  執行率、この事業、約48.4%ということで、あまりよくなかったのですが、何が進まなかったのか、状況をお伺いいたします。 115 ◯八尋伸二座長【21頁】 産業振興課長。 116 ◯産業振興課長【22頁】 今、御質問いただきました事業費でございます。執行率が約48%ということでございます。  まず、この2点の調査を行いました。1つは、市内の商業者の現状とか課題を把握するための商業実態調査でございます。もう一つは、消費者のサイドに立った、消費者がどういう行動をとっているのか、あるいは商店街にどういうものを求めているのかということで、初めて2,000人に対する消費者の購買実態調査というものを行ったのが、この決算のとおりでございます。  今回、執行率を低く抑えた理由でございます。大きく3点ございます。1点目は、商業を取り巻く環境を熟知している秦野商工会議所、それから、いろいろな、日頃からお得意先、お客様を訪問して信用金庫としても地元で景況状況調査をしております。これは中栄信用金庫の御協力をいただいて、それで私どもの産業振興課と3者で、どういう調査をすると一番有効かという話合いを進めていきました。  その結果、このアンケートの設問とかというのは委託をしておりますけれども、全て仕様から抜いて、私どもの自作で全て両調査ともつくったということで経費を削減しております。  また、消費者向けの調査と商業者向けの商店街の調査、この2つの調査を1つのセットで調査を執行することによって、様々な管理費とか諸経費というものが抑えられるだろうということで一本化したものでございます。加えて、入札を行いましたので、そちらの競争性も高まったと考えております。 117 ◯八尋伸二座長【22頁】 横山分科員。 118 ◯横山むらさき分科員【22頁】 今後、商工業のみらいづくりに地銀の力をどんどん活用することも期待されております。今回、少しお力をいただいて、また、予算の工夫をしていただいて上手に残すことができたという、これからの大切な視点を感じました。大変よい模索として評価いたしますので、今後とも頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  最後に、たばこ祭のほうで、施策の成果報告書167ページ、(32)たばこ祭補助金でお伺いしたいと思います。  ほかでは見られないナイアガラの花火、これを昨年、演目を取りやめられて、人出が減少するのではないかなと少し心配でした。秦野たばこ祭の原点回帰ということを申されて、昨年は実施されたのですが、そのお考えはどのようなのか、お伺いいたします。 119 ◯八尋伸二座長【22頁】 観光振興課長。 120 ◯観光振興課長【22頁】 秦野たばこ祭でございますけれども、例年30万人を超える方に来場いただいている本市最大の観光イベントでございます。  毎回、魅力発信に努めているところでございますけれども、原点回帰につきましては、まず、第71回の秦野たばこ祭におきまして、市民委員から受けた意見を反映するなどをいたしまして、事業の見直しを行いました。これにより、青森ねぶたや仕掛花火を廃止したところでございます。  一方で、人気の行事である打ち上げ花火を充実し、歴史あるたばこ音頭千人パレード、これをさらに強化するために、踊り方レクチャー動画を制作するなど、これも実行委員会での原点回帰の協議を踏まえ、実施したものでございます。  たばこ祭は、たばこ耕作者の慰労として始まったものですけれども、本市発展の礎を築いた先人たちの葉たばこ耕作への情熱が、脈々と本市市民に受け継がれているという、この原点を認識しながら、その充実を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 121 ◯八尋伸二座長【23頁】 横山分科員。 122 ◯横山むらさき分科員【23頁】 本町小学校の校歌にも、「煙草の葉にも希望は燃えて」という一節があって、希望の火、炎、そして光というのが原点であるのかな、そういうテーマが掲げられているのかなと思っております。  今年はたばこ祭中止ということで、その代替策として花火だけは短時間で上げられると伺っているのですが、少し市民のある方から、本町を中心に上げるだけではなくて、東や西から、市内3か所あたりから上げることはできないのかと、そのようなどこからでも見えるというようなイベントにできないのかということを言われました。  ぜひ、ライブカメラ等を使って、菜の花台から、上から見る花火とか、権現山の下から見る花火とか、それから、電車の中から見る、弘法山から打ち上げられる花火とか、東名高速道路から見られる花火の状況とか、そういうものもぜひ見てみたいものだという御提案があったのですが、その辺、何かお答えをいただけたら最後に伺いたいと思います。 123 ◯八尋伸二座長【23頁】 観光振興課長。 124 ◯観光振興課長【23頁】 秦野たばこ祭では、テレビ神奈川やJ:COMやFMヨコハマといったテレビ、ラジオ媒体による情報発信をしておりますけれども、これ以外にもフェイスブック、ツイッター、インスタグラムといった、いわゆるSNSによる情報発信にも取り組んでございます。これら、SNSによる情報発信では、本市の公式アカウントを活用しているほか、市民団体や学生団体など、地域活性化に取り組む民間団体の協力を得ながら、これを実施しているものでございます。  本市直営で動画配信ということになりますと、公式ユーチューブチャンネル、はだのモーピクの活用というのも考えられますけれども、これは、ライブカメラの通信環境の整備ですとか、動画配信中のトラブルを回避するための対策を講じる必要などの課題があると認識しているところでございます。  一方で、テレビ媒体や民間団体による動画配信、これにつきましては、技術的な側面ですとか人的な観点での課題は少ないと考えておりますけれども、今後、その必要性ですとか費用対効果を勘案しながら、実施の可能性の可否を検討していきたいと考えております。 125 ◯八尋伸二座長【24頁】 横山分科員。 126 ◯横山むらさき分科員【24頁】 これから、コロナを境に祭りの在り方も大きく変わるのかなというところでございます。また、新しい時代のたばこ祭を楽しみにしております。今年はまたいろいろ大変ですけれども、よろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。 127 ◯八尋伸二座長【24頁】 以上で、横山むらさき分科員の質疑を終結します。  山下博己分科員。 128 ◯山下博己分科員【24頁】 それでは、私の時間もほとんどなくなってきていますので、スピーディーでお願いします。  成果報告書129ページ、資源分別回収推進事業費について伺います。  つい最近なのですが、市民相談で、資源物の日だと思うのですが、ごみステーションからアルミ缶だと思われる持ち去りがあったといった相談がございました。これ、もう常習的に何か繰り返されているようだといった話でございました。現在、そういう持ち去りを禁止する条例というのが秦野市にございますが、現状と対策について伺いたいと思います。  あと、外国籍の方のごみステーションのごみ出しルールが守られていなくて困っているといった相談もございました。これについても現状と対策についてお伺いいたします。よろしくお願いします。 129 ◯八尋伸二座長【24頁】 環境資源対策課長。 130 ◯環境資源対策課長【24頁】 ごみの持ち去りと外国籍市民のごみ出しルールについてお答えいたします。  持ち去り行為の状況でございますが、令和元年度は、不燃ごみや資源物の持ち去りに対しまして13件の目撃情報がございました。目撃情報に基づきまして市職員によるパトロールを実施いたしましたが、違反者の発見には至っておりません。  また、これまでも持ち去り行為が頻発する場合、秦野警察署と連携し、警察によるパトロールを実施していただくなど監視を強化しておりますが、もし持ち去りを目撃された場合には、警察または環境資源対策課に通報していただけるよう、今後は市民の皆様にも周知していきたいと思います。  次に、2点目の外国籍市民のごみ出しルールについてでございます。
     現在、本市では7分別22品目の分別をお願いしておりますが、日本語が分からない、または分かりにくい外国籍市民の方々には、細かい分別を正確に理解することが難しいという状況もございます。確かに、ここ数年、外国籍市民の方々の分別マナーに関する相談も増えてきております。  このような中、居住する外国籍市民の方々のために、英語、中国語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語の計5か国語のカレンダーを作成し、転入する際に戸籍住民課を通してお渡ししているほか、外国籍市民の方々が居住する集合住宅などの管理会社に配布をお願いしております。  さらに、令和元年度には、お住まいの地区を設定することで簡単に分別カレンダーが確認できるほか、ごみの出し方の検索機能などを搭載したごみ分別アプリ「さんあ~る」の運用を開始しております。  また、さらに多くの方々に御利用いただくため、今年度から、カレンダーと同様の5か国語対応とし、外国籍市民の方々にも分別方法を分かりやすく御紹介しております。今後は、より多くの外国籍市民の方々にアプリを活用していただいて、ごみ出しルールを守っていただけるよう、周知していきたいと思います。 131 ◯八尋伸二座長【25頁】 山下分科員。 132 ◯山下博己分科員【25頁】 ごみの持ち去り防止、外国籍の方のごみ出しルールの徹底、ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、171ページの大倉高原周辺観光振興事業費について伺いたいと思います。  これは、大倉高原山の家の再整備に向けて、令和元年度におきましてはウェブアンケート調査を行ったと伺っております。その内容と大倉高原山の家を運営していた当初の利用者数がどの程度あったのかを含めて、今後の誘客についてはどのように考えているのか、伺いたいと思います。 133 ◯八尋伸二座長【25頁】 観光振興課長。 134 ◯観光振興課長【25頁】 まず、ウェブアンケートについてでございますけれども、これは大倉高原周辺を含む表丹沢等への現在の人の流れやニーズ調査のため、周辺観光ウェブアンケートとして昨年度実施したものでございます。このアンケートでは、本市に来訪し、アウトドア体験を行ったことがある方に調査を行い、本市が取り組んでいく観光振興策及び大倉高原山の家の活用や効果的な誘客策のバックデータとしております。  アンケートの具体でございますけれども、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に在住の男女442人から回答をいただき、大倉高原山の家についての項目では、山小屋やテントサイトを整備し、遊び場を提供する、あるいはアウトドアの拠点とすることが今後の在り方として望ましいという回答が得られています。  大倉高原山の家は現在、使用を中止しておりますけれども、平成26年までの宿泊者の利用状況を申し上げますと、平成22年と平成23年が67人ずつ、平成24年から平成26年までが年間40人ずつと、決して利用者が多いとは言えない状況でした。今後の誘客についてでございますけれども、アンケートの結果や、かつての利用状況も踏まえた上で、また、県の補助による環境配慮型山岳公衆トイレの設置と新たな山岳ハイキングコースの整備を進めて、丹沢唯一のテントサイトが併設されていることや、大倉入口に比較的近いといった利点を生かした観光拠点として、本市の観光振興に資するよう取組を進めていきたいと考えております。 135 ◯八尋伸二座長【26頁】 山下分科員。 136 ◯山下博己分科員【26頁】 大変早口で、ありがとうございます。  大倉高原山の家、これは以前、利用者が年間40人と非常に少ないようでございます。かといって観光資源としては捨てがたいところでもございます。再整備、あまりお金をかけずに、ぜひすばらしい観光拠点としていけるように頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 137 ◯八尋伸二座長【26頁】 以上で、山下博己分科員の質疑を終結します。  これで、公明党の質疑を終結します。  暫時休憩します。               午前10時23分 休憩              ─────────────               午前10時37分 再開 138 ◯八尋伸二座長【26頁】 再開します。  休憩前に引き続き、質疑を行います。  日本共産党、佐藤文昭分科員。 139 ◯佐藤文昭分科員【26頁】 ぜひ、皆さん、質問に対する回答は簡潔に、よろしくお願い申し上げます。  成果報告書の128ページ、(50)生ごみ減量推進事業費について伺います。  令和元年度から、家庭用生ごみ処理機の普及を図るため、補助率を2分の1から4分の3、上限も4万円から5万円に引き上げました。さらに、ディスポーザーについても、設置工事費上限を1万5,000円から2万円に引き上げました。  昨年の交付件数は122件で、平成30年度の補助台数の81件を41件上回る補助を行いました。内訳としては、電動式が60件、キエーロやコンポストなどの非電動式が53件、ディスポーザーが9件となっております。  補助率や上限を引き上げていただいたことは普及効果につながっていると思います。しかし、補助台数が41台も増えたにもかかわらず、執行率が76%程度と低い理由は何か、伺います。 140 ◯八尋伸二座長【26頁】 環境資源対策課長。 141 ◯環境資源対策課長【26頁】 執行率の低い理由についてお答えいたします。  令和元年度の予算では、144台の生ごみ処理機の補助を見込み、前年度の実績等から購入価格の高い電動式生ごみ処理機の件数を多く見積もっておりましたが、実績といたしまして電動式に比べ、価格の安いキエーロやコンポストといった非電動式生ごみ処理機に対する申請が多かったため、執行率が7割程度となっております。 142 ◯八尋伸二座長【27頁】 佐藤分科員。 143 ◯佐藤文昭分科員【27頁】 生ごみ処理機は可燃ごみ減量に効果があるが、ディスポーザーは本体と設置工事費に10万円から13万円ほどかかると聞いております。台所の流しに生ごみを直接投入できるため、高齢者には生ごみ出しの負担が軽減され、非常に便利なので、補助率を引き上げることも検討してほしいと考えますが、どのようか、伺います。 144 ◯八尋伸二座長【27頁】 環境資源対策課長。 145 ◯環境資源対策課長【27頁】 ディスポーザーの補助の引上げについてでございます。  昨年申請されたディスポーザー本体の購入金額は平均8万円です。この金額は、電動式生ごみ処理機と比較しても極端に高い金額ではございません。ディスポーザーには設置工事が必要でございますが、設置工事につきましても補助の対象としておりますので、現在の補助制度を活用していただければ、約4万円から5万円で設置することができます。  家庭用生ごみ処理機の補助制度につきましては、様々な検討の末、ごみ処理基本計画の中間目標年度である令和3年度まで集中的な普及促進を図るため、昨年4月に補助率の引上げを行っております。さらに補助率を上げるということにつきましては、現段階では考えておりません。 146 ◯八尋伸二座長【27頁】 佐藤分科員。 147 ◯佐藤文昭分科員【27頁】 考えていないということでありますが、今後、生ごみの減量の目標や、その後の行動計画はどのようか、伺います。 148 ◯八尋伸二座長【27頁】 環境資源対策課長。 149 ◯環境資源対策課長【27頁】 生ごみを含めました可燃ごみの減量目標や今後の計画についてお答えいたします。  令和元年度は、市内全域での草木類の分別収集や家庭用生ごみ処理機の購入者に対する補助率の引上げ、また、各地区13か所への資源物ストックハウスの拡充などに取り組んできた結果、対前年比で約2,560トンの減量を実現することができました。これは計画値を約3,200トン上回っており、可燃ごみの減量は順調に進んでいる状況でございます。  しかし、令和7年度末までにはあと1,200トンの減量が必要です。可燃ごみの減量につきましては、草木類の分別、分別の徹底、生ごみの減量、事業系ごみの減量の4本の柱に設定したそれぞれの目標の達成に向けて取り組んでおります。  生ごみの減量につきましても、家庭用生ごみ処理機の利用促進や各家庭での水切り徹底など、それぞれの御家庭に合った方法で減量に取り組んでいただけるよう、引き続き、啓発活動を行ってまいります。 150 ◯八尋伸二座長【27頁】 佐藤分科員。 151 ◯佐藤文昭分科員【27頁】 よろしくお願いしたいと思います。  次に移ります。成果報告書120ページ、(34)水質汚濁防止対策費について伺います。  水質汚濁調査として、工場等排水水質調査とありますが、令和元年度では延べ82社を調査して、2社の違反ということになっております。平成30年度では、延べ87社を調査して、1社の違反となっております。本市の本決算での調査対象者数が減った理由と、基準の超過の違反の増加等の内容、内訳について伺います。 152 ◯八尋伸二座長【28頁】 生活環境課長。 153 ◯生活環境課長【28頁】 お答えします。  まず、調査対象者が減少した理由については、排水の放流先を公共下水道に変更した事業所と、事業種変更により、排水を公共用水域に放流しなかった事業者があったことによるものです。  また、基準超過の内訳ですが、平成30年度は1社でSS値の基準超過があり、令和元年度では六価クロムの超過が1社と、BOD、COD値の超過が1社となっており、いずれも県生活環境の保全等に関する条例の基準に違反する、こういった内容になっております。  以上です。 154 ◯八尋伸二座長【28頁】 佐藤分科員。 155 ◯佐藤文昭分科員【28頁】 次に、ゴルフ場農薬調査について伺います。  この調査は、令和元年度では年に2回となっておりますが、平成30年度では年に3回実施していました。調査回数が減少した理由について伺いたいと思います。 156 ◯八尋伸二座長【28頁】 生活環境課長。 157 ◯生活環境課長【28頁】 ゴルフ場の農薬に関しては、市内の5つのゴルフ場と環境保全協定書を締結しております。この協定では、ゴルフ場に対して農薬使用量を市に報告すること、また、水質の自己監視を行うことを定めており、使用している主要な農薬についての調査を行うことを義務づけています。  本市においても、ゴルフ場直下の水路で農薬散布後の水質調査を年に2回実施しました。これまでの調査において指針値を超過する事例はありません。ゴルフ場の自己監視調査には市も立ち会っています。年に2回の調査でも、ゴルフ場農薬における水質汚濁の状況についてしっかりと把握ができると判断したものです。  以上です。 158 ◯八尋伸二座長【28頁】 佐藤分科員。 159 ◯佐藤文昭分科員【28頁】 工場等排水水質調査では、調査対象者が少なくなり、ゴルフ場農薬調査では、年当たり調査回数が減っていますが、本市の地下水については、本市の水質環境を把握する上で支障があるのではないかと思われますが、どのようか、伺います。 160 ◯八尋伸二座長【28頁】 生活環境課長。 161 ◯生活環境課長【28頁】 工場等排水水質調査の調査対象者数の減につきましては、河川等の公共用水域に排水を排出する工場が減少したためによるものであり、また、ゴルフ場農薬調査の調査回数の減については、自己監視体制や過去の農薬検出状況などを踏まえ、問題がないと判断したためです。  今後も監視を継続し、異常があれば直ちに対応できるよう、これまで以上、体制を整えていきたいと思います。 162 ◯八尋伸二座長【29頁】 佐藤分科員。 163 ◯佐藤文昭分科員【29頁】 調査回数を減らすのではなくて、調査回数を元に戻し、増やして調査する必要があります。この河川等の水質異常について対応が遅れることのないよう、監視体制を強化してほしいと思いますが、どのようか、伺います。 164 ◯八尋伸二座長【29頁】 生活環境課長。 165 ◯生活環境課長【29頁】 水質調査につきましては、物質の使用状況と検出状況を勘案し、必要性についてこれから判断していきたいと考えております。  また、監視体制の強化に関しましては、事業所で使用されている化学物質の把握や、河川への排水経路の排水溝の確認を現地へ行き、行っております。  また、県が行う水質事故への対応研修を受けるなどにも努めています。水質の異常が確認されたら直ちに出動し、対応できるよう、日頃から準備をしています。  以上です。 166 ◯八尋伸二座長【29頁】 佐藤分科員。 167 ◯佐藤文昭分科員【29頁】 ぜひ、地下水を守るための行動をとっていただきたいと思います。  次に、成果報告書138ページの(6)「農」の担い手育成支援事業費について伺います。  予算の執行率が約8割で予算残高が多いように感じますが、予算と決算との乖離の理由はどのようか、また、特定財源の詳細はどのようか、伺います。 168 ◯八尋伸二座長【29頁】 農業振興課長。 169 ◯農業振興課長【29頁】 執行残が生じた理由でございます。  国の新規就農者に対する支援制度でございます農業次世代人材投資資金の交付対象者が、予算策定時に比べて少なかったことが主な理由でございます。当初の予算、前年度においては農業をやりたいということでございましたが、諸般の事情により、新年度に断念されたということでございます。  また、特定財源でございますが、県費は、今、申し上げました国の10割補助でございます農業次世代人材投資資金、そして、その他でございますが、はだの市民農業塾の研修受講料とその生徒の、秦野市庁舎のコンビニ等で農作物を販売いたしておりますが、それの売上の合計となっております。  以上でございます。 170 ◯八尋伸二座長【29頁】 佐藤分科員。 171 ◯佐藤文昭分科員【29頁】 ただいまのはだの市民農業塾の話が出ましたが、施策の成果報告書を見ると、はだの市民農業塾修了者は、昨年度に比べ、減っています。数が前年度に比べ、減った理由はどのようか、伺います。 172 ◯八尋伸二座長【30頁】 農業振興課長。 173 ◯農業振興課長【30頁】 はだの市民農業塾の受講者が減った理由でございますが、年度によってばらつきがございます。明確な理由等については分かりかねる部分もございますが、近年、定年延長あるいは再雇用制度の普及などから労働環境が変化しておりますので、そういったことも影響しているのではないかと考えております。  ただ、昨今のコロナ禍によりまして、電話等による就農への問合せ等が増えております、というように実感しておりますので、さらなる効果的な周知方法につきまして、検討してまいりたいと思っております。  以上です。 174 ◯八尋伸二座長【30頁】 佐藤分科員。 175 ◯佐藤文昭分科員【30頁】 農業者の担い手不足は深刻化しています。はだの市民農業塾の修了者や卒業生の連絡協議会への補助金は減っております。事業を推進していただき、一人でも多くの担い手確保をしていただきたいと思います。  また、新規就農者は営農の悩みも多いと思います。その意味では、はだの市民農業塾就農者連絡協議会は、悩みや課題を仲間で共有できる、よい組織だと思います。新規就農者の声を聞いていただき、早く経営が軌道に乗るように支援していただきたいと思います。本市の農業者への協力金等の補助金を創設し、営農への道を開けるように考えておりますが、いかがでしょうか。 176 ◯八尋伸二座長【30頁】 農業振興課長。 177 ◯農業振興課長【30頁】 例えば、国の人材投資資金のように、生活費等一部を一定の額で拠出するといったようなことは現段階では少し厳しいかなと考えております。  しかしながら、現在、本市といたしましても、先ほど申し上げた、はだの市民農業塾就農者連絡協議会に対しまして、堆肥の購入、あるいは畑の耕うん等の費用に対する補助金等を拠出しております。  また、経済的支援ではございませんが、新規就農者の就農時、あるいは新規就農者が規模を拡大したいといった際には、農業委員会と連携いたしまして、最適な農地のあっせん等にも努めております。JAはだのは、新規就農者の方々が共同で利用する作業場等の提供なども行っております。  さらに技術面の指導でございますが、県の農業技術センター、認定農業者、そして農業委員がチームを組んで、そういったサポートをするような仕組みもございます。  こういった限られた予算を活用しながら、効果的な支援策について今後、検討の余地があると認識しております。  以上です。 178 ◯八尋伸二座長【31頁】 佐藤分科員。
    179 ◯佐藤文昭分科員【31頁】 本市独自の支援は今のところ考えていないということでありましたけれども、新規農業者をやるには生活の安定が大事なのです。国の補助金ではまだまだ不足なのです。本市独自の支援金、よろしく検討していただきたいと思います。  以上で終わります。 180 ◯八尋伸二座長【31頁】 以上で、佐藤文昭分科員の質疑を終結します。  これで、日本共産党の質疑を終結します。  創和会、原聡分科員。 181 ◯原聡分科員【31頁】 創和会の原でございます。よろしくお願いいたします。  私からは、成果報告書122ページ、地下水保全事業費についてお尋ねしたいと思います。  こちら、資料を拝見させていただきますと、特定財源が県費とその他とありますが、その内訳をお答えいただきたいと思います。 182 ◯八尋伸二座長【31頁】 環境共生課長。 183 ◯環境共生課長【31頁】 地下水保全事業費のうち、特定財源、県費が1,809万7,000円ございます。これは平成19年度から補助を受けている神奈川県水源環境保全・再生市町村補助金でございます。  その他の内訳、2,466万4,130円は3つの財源がございます。1件目は、ふるさと基金繰入金246万2,600円、2件目は、地下水汚染対策基金繰入金6万480円、3件目は、イベント参加者の負担金1,050円となっております。 184 ◯八尋伸二座長【31頁】 原分科員。 185 ◯原聡分科員【31頁】 御説明ありがとうございます。  こちら、県補助金とふるさと基金を充当したという御説明でしたが、それぞれの事業の結果はどのようだったか、お尋ねします。 186 ◯八尋伸二座長【31頁】 環境共生課長。 187 ◯環境共生課長【31頁】 県補助金を充当した事業は2件ございます。1件目は、地下水等観測委託業務で、秦野盆地における水収支の基礎データとなる地下水位の観測など、各種水文環境のモニタリングを行い、水源環境保全のための基礎資料を得ることができました。  2件目は、地下水モニタリング事業で、基盤岩と秦野盆地の帯水層を二分する吉沢ローム層の分布深度を推定し、地質モデル更新の基礎データが取得できました。  また、地下水起源等の把握を目的とした水質分析により、かん養標高の異なる成層型と深層型の2種類の湧水や地下水が存在することなどが判明いたしました。これらのデータを基に、はだの水循環モデルの更新に着手したところでございます。  次に、ふるさと基金を充当した事業、水源調査ボーリングになります。今まで未利用だった吉沢ローム層より深い帯水層の地下水と地質を調べるため、戸川地区において水源調査ボーリングを実施いたしました。  調査では、揚水試験により今回掘削をいたしました直径150ミリメートルの井戸の適正揚水流量が日量918トン、近隣の羽根取水場と同程度の揚水能力があることが判明いたしております。そのほか、良好な水質や、158メートルという深さにある基盤岩の深度も分かりました。  以上でございます。 188 ◯八尋伸二座長【32頁】 原分科員。 189 ◯原聡分科員【32頁】 御説明ありがとうございます。  最後、意見と要望という形で述べさせていただきたいと思います。先ほど神奈川県水源環境保全・再生市町村補助金やふるさと基金を充当して行った調査の結果、今までの芦ノ湖の1.5倍と言われていた天然の水がめが、さらに大きくなるという想定が出されたと思います。ぜひ、この価値のある資源を将来にわたって有効活用してほしいと思い、こちら、1点要望とさせていただきます。閉じさせていただきます。  続きまして、成果報告書130ページ、ほほえみ収集経費についてお尋ねいたします。  こちらの事業、ごみ出しができない人にとって、家の前まで取りに来てくれる、ほほえみ収集という、とてもありがたいサービスだと思います。さらに安否確認も、高齢者の異変や早期の発見につながったという事例もあるようですが、昨年、そういった事例があったのか、お伺いします。  また、今後、高齢化が進み、対象者が増えてくることが想定される中で、ほほえみ収集の利用世帯も増えてくると思いますが、現状の対応、収集体制に余裕はございますでしょうか、お尋ねいたします。 190 ◯八尋伸二座長【32頁】 環境資源対策課長。 191 ◯環境資源対策課長【32頁】 ほほえみ収集利用者に対する安否確認と収集体制についてお答えいたします。  ほほえみ収集は、ごみや資源物をごみ収集場所まで出すことが困難である高齢者などを対象に、戸別に収集を行っている事業でございます。利用者の希望によりまして、収集の際にごみが出されていない場合、御自宅のインターホンを鳴らし、安否確認を行い、応答がない場合には、当課から登録のある緊急連絡先に連絡し、対応をお願いしております。  昨年度の事例でございますが、安否確認のため、緊急連絡先に連絡したケースは4件程度ございましたが、ごみの出し忘れや外出のため、対応がなかったというもので、早期発見につながった事例はございませんでした。  令和元年度末現在の利用世帯数は134世帯でございます。今後、高齢世帯の増加によりまして、ほほえみ収集の利用世帯も増加することが想定されます。現在の週4日、収集車1台体制での収集には限界がございますので、関係部署と連携し、将来を見据えた支援体制となるよう調整してまいります。 192 ◯八尋伸二座長【33頁】 原分科員。 193 ◯原聡分科員【33頁】 御説明ありがとうございます。  私も、こちらの事業、大変すばらしい事業だと感じております。関係の部署の方々と連携をよりよい形で進めることによって、現状の1台体制で頑張っていただいているこちらの事業、さらにゆとりや余裕が生じると思います。引き続き、頑張っていただけますよう、エールを送りまして、一つの要望とさせていただきます。では、閉じさせていただきます。  続きまして、成果報告書の131ページ、可燃ごみ等収集運搬委託費についてお尋ねいたします。  こちらの説明書の中で、夜間戸別収集の実施状況はどのようか、お答えください。 194 ◯八尋伸二座長【33頁】 環境資源対策課長。 195 ◯環境資源対策課長【33頁】 夜間戸別収集の実施状況についてお答えいたします。  夜間戸別収集は、通勤通学など人通りの多い時間帯を避けることによる収集効率の向上、また、カラスによるごみ散乱を防止し、まちの美観を保持することなどを目的に、現在、東海大学前駅南口地区及び秦野駅北口地区で実施しております。  実施状況といたしましては、夜間戸別収集対象地域にあります約600世帯の可燃ごみを、午前零時から2台のごみ収集車で収集しております。 196 ◯八尋伸二座長【33頁】 原分科員。 197 ◯原聡分科員【33頁】 御説明ありがとうございます。  私も、こちらの夜間戸別収集の作業を実際に拝見させていただいたことがございます。その中で作業中の車両が少し暗く感じました。作業の安全性や防犯の観点から、作業中の車両に青や黄色の作業灯をつけたらどうかと思いますが、いかがでしょうか。 198 ◯八尋伸二座長【33頁】 環境資源対策課長。 199 ◯環境資源対策課長【33頁】 作業中の車両に作業灯をつけたらどうかとの御提案でございます。  日中の収集作業に比べて夜間は危険が増すことから、現在も収集作業員には反射テープつきベストやヘルメットを着用し、安全確認に努めております。  原分科員からも作業中の車両は暗かったとのお話がございましたので、今後は収集車両の車体に反射テープをつけるなど、作業の安全性の向上に向けた必要な対策を検討してまいりたいと思います。 200 ◯八尋伸二座長【33頁】 原分科員。 201 ◯原聡分科員【33頁】 御回答ありがとうございます。  引き続き、現場を大切にしていただきますよう、要望とし、こちらの質問を閉じさせていただきます。よろしくお願いいたします。  続きまして、主要な施策の成果報告書136ページと137ページにまたいでおりますが、農政活動事務費についてお尋ねしたいと思います。よろしくお願いいたします。  こちらの事業の中で、荒廃農地対策として行っているボランティア事業について、現在の活動状況について伺いたいと思います。 202 ◯八尋伸二座長【34頁】 農業委員会事務局長。 203 ◯農業委員会事務局長【34頁】 御質問のボランティア事業でございますが、これを担います荒廃農地解消市民ボランティアの会、こういった名称の任意団体でございますが、平成16年2月に発足しまして、今日まで、荒廃農地の解消を目的に荒廃農地解消実践活動として事業を継続してきております。  この御質問のボランティア団体の現在の活動状況でございますが、平成2年3月末時点で会員数は51人、平均年齢は70.5歳、毎月一、二回程度、年20回ほどの活動を行っておりますが、1回当たり10人から15人程度の参加がございます。年間で30アール、3,000平方メートルの荒廃農地を解消しております。  また、市民への啓発活動としまして、毎年、市民の日に参加をしまして、活動内容や新規ボランティアの募集などを行っております。  以上でございます。 204 ◯八尋伸二座長【34頁】 原分科員。 205 ◯原聡分科員【34頁】 御回答ありがとうございます。  いろいろ私も現場を拝見させていただいたり、荒廃農地事業をいろいろ見てまいりましたが、こちらの事業の中で、荒廃農地のボランティアメンバーの実働の人数であったり、あと、年齢ですけれども、70歳を超えているというところを考えますと、募集体制をしっかりと行っていくこと、そして事業が、少しなのですけれども、形骸化しているように感じます。新しい試み等、少し必要になってきていると思いますので、御検討をお願いいたしたいと、こちらも要望とさせていただきたいと思います。  続きまして、決算書の145ページ、成果報告書の138ページ、いろいろ佐藤分科員も質問されましたが、「農」の担い手育成支援事業費についてお尋ねいたします。  一括して質問させていただきたいと思います。こちらの資料ではだの市民農業塾の令和元年度の実績はどのようか、そして、はだの市民農業塾を通じての新規就農した方はどれぐらいいらっしゃるのか、また、国の新規就農者向けの助成制度である農業次世代人材投資資金について、これまでの制度を活用して新規就農した方はどれくらいいるのか、また、この助成制度は農業後継者が親元に就農する場合も対象となるのか、一括してお尋ねいたします。よろしくお願いいたします。 206 ◯八尋伸二座長【34頁】 農業振興課長。 207 ◯農業振興課長【34頁】 はだの市民農業塾の令和元年度の実績でございます。  本格的な就農を目指す方を対象といたしました新規就農コース、市民農園の利用等を対象といたしました基礎セミナーコース、そして、農産加工セミナーの3つのコースがございます。それぞれ令和元年度は3人、5人、8人の方が研修を修了しております。  また、これまではだの市民農業塾を卒業いたしまして、市内に新たに新規就農された方でございますが、73人でございます。  農業次世代人材投資資金のこれまでの活用実績でございますが、現在まで11人の方がこの制度を活用して新規就農をしていらっしゃいます。  当該制度につきましては、農業後継者が親元就農をする際にも対象とはなり得ますが、就農後、5年以内に親元から独立しなければならないという、少し厳しい条件がございまして、残念ながらこの利用はいまだゼロとなっております。  以上です。 208 ◯八尋伸二座長【35頁】 原分科員。 209 ◯原聡分科員【35頁】 御回答ありがとうございます。  1つ要望とさせていただきたいと思います。こちら、はだの市民農業塾の実施や国の助成制度を活用して、別の産業界から多様な担い手の確保に努めていくという、その視点は評価したいと思います。  本来は、後継者が自然と家業を継いで経営していくことが理想であると私は考えております。時代の変化もありますが、後継者が就農しやすい環境整備や後継者を後押しするような支援の在り方について、ぜひ、本市の独自の検討をしていただきたい等々を要望といたしまして、この質問を閉じさせていただきます。  最後、成果報告書140ページ、野生鳥獣保護管理事業費と139ページ、多面的機能支払事業費、141ページ、農作物被害防除事業費、117ページ、野生動物保護推進事業費でそれぞれ触れていこうかと思ったのですけれども、時間も少ないので、30秒だけスピーチという形で。アライグマ等の特定外来生物などは、やはり3原則がございまして、入れない、捨てない、広げないと、いろいろな対策が必要となってきています。  スクミリンゴガイも大変です。近隣市とともに防除していただきたいと思っております。  また、家畜の伝染病のCSFが広まって、非清浄国となってしまっている今、成果報告書145ページの畜産活性化支援事業補助金など、優良家畜導入育成事業や畜産施設等衛生対策事業に重きを置いていただいたほうがよいのかなと思います。その基は、野生鳥獣の治療費に充てている野生動物保護の推進事業費のような事業もすばらしいとは思うのですけれども、今、コロナ禍ということもございますし、伝染病のリスクがございますので、そういった地元の産業のためになるような活動に重点を置いていただきたいことを要望といたしまして、私の質疑を終了させていただきます。  以上です。 210 ◯八尋伸二座長【35頁】 以上で、原聡分科員の質疑を終結します。  木村眞澄分科員。 211 ◯木村眞澄分科員【36頁】 決算書137ページ、主要な施策の成果報告書122ページ、(38)地下水汚染対策費のエ、地下水浄化事業について質問します。  1か所で計6万8,540立方メートル、日平均187立方メートルの汚染地下水を処理したとありますが、どのような方法で処理したのか、伺います。 212 ◯八尋伸二座長【36頁】 環境共生課長。 213 ◯環境共生課長【36頁】 こちらは、水無川左岸の有機塩素系化学物質による汚染が残る地下水脈に当たる地点において、地下水浄化装置1基を設置し、浄化事業を実施しているものでございます。  この浄化装置は、汚染濃度が高い第3礫層の地下水をくみ上げ、地上で曝気処理及び水用活性炭による吸着処理を行い、浄化した後、再び帯水層に還元するものでございます。この浄化装置の効果ですが、汚染地下水の浄化のほか、地下水脈の水循環の促進、バリア井戸効果による汚染拡散の防止などがございます。  浄化装置は、点検や活性炭の交換などで停止する以外は、24時間連続運転をしており、1時間当たり約8立方メートルの地下水を処理しております。装置を設置した平成9年度からの累計で177万2,998立方メートルの汚染地下水を処理し、約300キログラムの汚染物質が回収されております。 214 ◯八尋伸二座長【36頁】 木村分科員。 215 ◯木村眞澄分科員【36頁】 24時間連続運転ということで、故障などで装置が止まってしまうと汚染地下水の浄化が滞ってしまうおそれがあります。地下水浄化装置の維持管理をどうされているのか、伺います。 216 ◯八尋伸二座長【36頁】 環境共生課長。 217 ◯環境共生課長【36頁】 浄化装置は、環境共生課職員が週1回の循環点検及び隔週の水質調査を実施し、運転状況を確認しております。装置のポンプや送風機に不具合が見つかった場合につきましては、賃貸借契約を結んでいる業者に修理を依頼し、早期の修復を図っているところでございます。  また、水質調査により、汚染物質が処理水に認められるような場合につきましては、活性炭の交換をすぐ行い、基準を超える地下水を地中に再び還元しないよう、細心の注意を図っております。 218 ◯八尋伸二座長【36頁】 木村分科員。 219 ◯木村眞澄分科員【36頁】 秦野は名水の里です。汚染濃度が高い第3層の地下水が一日も早く浄化されますよう祈念いたしまして、この質問を終わります。  続きまして、決算書141ページ、成果報告書129ページ、資源分別回収推進事業費、本市は、令和7年度末までにはだのクリーンセンター1施設による焼却体制に移行するため、可燃ごみの減量に取り組んでいますが、減量が進まない場合は、令和3年度に有料化の検討をするとしております。可燃ごみ減量に向けた取組や、現在の減量の状況がどのようか、伺います。 220 ◯八尋伸二座長【37頁】 環境資源対策課長。 221 ◯環境資源対策課長【37頁】 可燃ごみの減量に向けた取組と減量状況についてお答えいたします。  本市では、令和7年度末までにはだのクリーンセンター1施設による焼却体制に移行するため、草木類の分別、分別の徹底、生ごみの減量、事業系ごみの減量を4つの柱に据え、可燃ごみの減量に取り組んでおります。  令和元年度は、可燃ごみの減量に最も効果のある草木類の分別収集を市内全域に拡大するとともに、剪定枝の収集と統合し、効率的な資源化に努めました。また、資源物の分別強化を図るため、分別ルールを手軽に確認できるごみ分別促進アプリの導入や、市内各地区13か所にストックハウスを拡充いたしました。  これらの取組によりまして、令和元年度の可燃ごみの排出量は対前年比で約2,560トンの減量を実現することができました。これは計画値を約3,200トン上回っており、可燃ごみの減量は順調に進んでいる状況でございます。  しかし、令和7年度末までにはあと1,200トンの減量が必要です。今後は、順調に減量しております家庭ごみに比べ、ほぼ横ばい状況が続いております事業系ごみの減量を図るため、全事業者への訪問調査や、模範となる優良事業者に対する認定制度などにより、事業系ごみの適正処理や資源化の促進を図り、可燃ごみの減量を進めてまいります。
    222 ◯八尋伸二座長【37頁】 木村分科員。 223 ◯木村眞澄分科員【37頁】 私は以前から一般質問等で、市民にごみの減量、ごみの分別がなぜ必要なのか、各地域に入ってきめ細やかな説明をしていただきたいとお願いしました。私自身も、地域説明会があり、参加させていただきましたが、自治会をはじめ多くの方々が参加されました。9月1日号の広報はだのでは、減量目標の8割達成を見ました。計画値を上回り、順調に可燃ごみの減量が進んでいるようで、ほっといたしました。  令和7年度末まであと1,200トンの達成に向け、事業系のごみも含めて、努力、またさらなる周知をお願いいたします。そして、有料化は絶対避けていただくことを要望いたしまして、この質問を終わります。  続きまして、決算書153ページ、成果報告書159ページ、商業活性化事業費についてお聞きします。  事業の概要と決算額455万4,200円の事業費の内訳はどのようか、伺います。 224 ◯八尋伸二座長【37頁】 産業振興課長。 225 ◯産業振興課長【37頁】 まず、商業活性化事業の概要でございますが、大きく2点の事業がございます。1つは、商店街の団体等が実施する販売促進に係るイベントの事業に対して経費の一部を補助しております。もう1点は、昨年度新たに「ハダ恋にぎわい商店街」というウェブサイトを構築したものでございます。  事業費の内訳でございますが、商店街販売促進事業の補助金が306万9,000円、それから、「ハダ恋にぎわい商店街」の構築運営料が140万5,800円、そのほか、商店街等へのアドバイザーの派遣ということで7万9,400円となっております。 226 ◯八尋伸二座長【38頁】 木村分科員。 227 ◯木村眞澄分科員【38頁】 「ハダ恋にぎわい商店街」のウェブサイトでは、どのような情報等が掲載され、また、どのような効果があったのか、お聞きします。 228 ◯八尋伸二座長【38頁】 産業振興課長。 229 ◯産業振興課長【38頁】 まず、掲載情報でございますけれども、大きく6点ございます。  まずは、「メルカHADANO」という秦野の商店街ガイドブックを作りましたけれども、これのウェブ版で、各駅ごとに情報が載っているというものを構築しております。それから、4駅周辺の商店街団体が行う実施イベントについても周知をしております。それから、商人魂お役立て講座の情報を通年で情報提供しております。それから、はだのブランドを活用したハダ恋みっけもんの情報、それから、招(商)福連携ということではだの商人(あきんど)宅配サービスという情報、その他、市が実施する様々な、例えば現在ですと消費者応援・地域消費喚起促進事業でキャッシュバック事業、こういったものをトータルとして掲載しておりまして、商店街サイトのポータルサイトとして運営しているところでございます。  また、その効果でございますけれども、現在のように情報があふれておりますと、新しい情報、秦野の商店街情報を直接的に訪れるというのはなかなか容易なことではございません。しかしながら、昨年度、こうした商店街情報のポータルサイトを構築したことで、現在、約6万9,000を超えるページビューで、お客さんがいろいろと関心を持っていただいているということになりまして、そういう意味においては、こういう情報を一元化して発信しているということが大きな効果としてなったのではないかと思っています。  また、この構築サイトの運営に当たりましては、8月に、例えば山の日にグルメのイベントを行ったり、あるいは11月に、ちょい呑みフェスティバルin渋沢という、民間団体が行う活性化のための情報を載せたり、あるいは、大山から本市の鶴巻へのバスの運行、11月のときに地元の鶴巻の商店街がおもてなしのキャンペーンを実施したりとか、あるいは、市商店会連合会が行うにぎわい市の情報、そのほか、ランチフェスティバルなどを行っている情報、このようなことを載せて、ここに参画する、やる気のある、非常に活性化しようねと頑張る意欲のある商業者、128のお店が参加していただいて頑張っておられます。  こういうことをきっかけにメディアとか、あるいはその情報を取り上げていただくことで、そういった顧客との接点づくりとか誘客というものにつながると思いますし、また、こういったまちで頑張っているのがあるのだなということによって、新たな人もこういうまちで一つ事業をしていきたいなというようになっているのではないかと考えております。 230 ◯八尋伸二座長【39頁】 木村分科員。 231 ◯木村眞澄分科員【39頁】 ウェブサイトでは、1年間に2万2,915人の方が本市を訪れていただいたということを聞いております。今後も魅力あるイベント等を開催して、さらに多くの方々に本市を訪れていただき、商業の活性化につなげてほしいと思います。  続きまして、鶴巻温泉弘法の里湯管理運営費について、成果報告書169ページ、(38)、平成24年第4回定例会で、当時、入会者が伸び悩んでいた弘法の里湯に対して、65歳以上の高齢者に対する割引制度の創設を提案し、導入していただきましたが、制度創設以後の利用状況はどのようか、伺います。 232 ◯八尋伸二座長【39頁】 観光振興課担当課長。 233 ◯観光振興課担当課長【39頁】 弘法の里湯における65歳以上の高齢者に対する割引制度創設以後の利用状況についてお答えいたします。  弘法の里湯の来館者数は、オープン2年目の17万8,740人をピークに、その後、減少傾向にあったため、誘客効果を高めることを目的として、木村分科員からの御提案もいただいた中で、平成25年1月から平日限定で65歳以上の来館者に高齢者割引サービスを開始いたしました。  サービスの利用実績といたしましては、平成25年度は、サービス利用者数が3万7,925人、平日の有料入館者数が7万8,458人であったため、平日来館者の約48.3%が高齢者割引サービスの利用者でありました。  割引制度の周知が進んだ平成26年度は、さらに利用者が増加し、割引サービス利用者が4万6,114人、平日の有料入館者数が8万4,268人であったため、平日来館者の約54.7%が高齢者割引サービスの利用者となりました。  その後も毎年56%から57%台で推移しておりまして、令和元年度は、割引利用者数が4万1,692人、平日有料入館者数が7万3,329人であったため、平日有料入館者のうち約56.9%の方が高齢者割引サービスの利用者であったという結果となっており、高齢者の方々には大変喜ばれるサービスとして定着していると考えております。  以上です。 234 ◯八尋伸二座長【39頁】 木村分科員。 235 ◯木村眞澄分科員【39頁】 次は二次質問に入ります。名水はだの富士見の湯管理運営費について、成果報告書171ページの(42)、名水はだの富士見の湯について、食堂の利用者数など施設の利用状況はどのようか、伺います。 236 ◯八尋伸二座長【39頁】 観光振興課長。 237 ◯観光振興課長【39頁】 名水はだの富士見の湯の施設利用状況でございますけれども、まず、入館者数でございますが、オープンした平成29年度は10月1日から翌年3月31日までの6か月間で、ここで約3万3,000人の御利用をいただいております。平成30年度が約6万5,000人、昨年度、令和元年度は約7万4,000人の御利用をいただいているところです。  1日当たりにいたしますと平成29年度が187人、平成30年度が186人、令和元年度は224人となっております。  また、食堂についてでございますけれども、施設内に設置されておりまして、施設全体の利用者数に影響があると認識しているところです。当初は運営を他の事業者に委託しておりましたけれども、平成30年10月からは、料理長を指定管理者が直接雇用するなど直営に切り替え、メニューも独自に開発いたしまして、リニューアルして運営しているところです。  利用状況でございますけれども、平成29年度は1万6,032人、施設利用者の50%近くとなっております。平成30年度は3万6,785人となっており、施設利用者のうちの57%、令和元年度は4万3,297人で、施設利用者の方のうちの59%と、半数以上の方に御利用をいただいているところでございます。  また、売上につきましても、平成29年度が約830万円、平成30年度が1,860万円、令和元年度が2,254万円と年々伸びておりまして、入浴料以外の収入として施設の運営に欠かせないものと認識しております。  以上でございます。 238 ◯八尋伸二座長【40頁】 木村分科員。 239 ◯木村眞澄分科員【40頁】 現在、弘法の里湯及び名水はだの富士見の湯は、新型コロナウイルス感染症対策としてどのような方策を実施しているのか、伺います。少し時間がありませんので、ポイントだけお願いします。 240 ◯八尋伸二座長【40頁】 観光振興課長。 241 ◯観光振興課長【40頁】 弘法の里湯及び名水はだの富士見の湯では、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、3月10日から臨時休館といたしました。  臨時休館中でございますけれども、国や県及び近隣自治体に加えて、こういった弘法の里湯や名水はだの富士見と類似する日帰り入浴施設の情報収集に努めるとともに、庁内の新型コロナウイルス感染症対策会議の指示などに基づき、運営再開に向けた準備を進めてまいりました。  その結果、両施設では、いち早く体温測定用のサーマルカメラを導入いたしまして、6月1日の運営再開初日から来館者の体温測定を実施することができました。その他の対策といたしましては、神奈川県のLINEコロナお知らせシステムへの登録及び感染防止対策取組書の館内掲示ですとか、入り口及び館内複数箇所への手指消毒液の設置、飛沫防止スクリーンの設置、サウナ室などもソーシャルディスタンス確保のための座席数の間引きなどを行っております。  来場された方からも、感染防止対策がしっかりしているので、安心して訪れることができる、こういった御意見をいただいておりますので、今後も皆様に安心してお越しいただけるよう、感染防止に努めてまいります。  以上でございます。 242 ◯八尋伸二座長【41頁】 木村分科員。 243 ◯木村眞澄分科員【41頁】 弘法の里湯は温泉です。名水はだの富士見の湯は、はだのクリーンセンターの熱を利用しております。両者とも市民等が多く訪れている温泉施設ですので、現在、コロナ禍ではありますが、今後、来館者の方々が安心してできるような施設にしていただきたいとお願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 244 ◯八尋伸二座長【41頁】 以上で、木村眞澄分科員の質疑を終結します。  福森真司分科員。 245 ◯福森真司分科員【41頁】 福森でございます。本日もよろしくお願いいたします。  それでは、成果報告書の159ページ、商業活性化事業費についてお伺いさせていただきます。  この商業活性化事業費につきましては、市内商業者の活性化を図るため、商店街団体が販売促進のために実施するイベント事業に対する販売促進事業補助及びイベント等の見直しを図る際に、専門的な知識や経験を有するアドバイザーの派遣を行っていると認識しております。  その中で、実際に販売促進事業に対する補助実績、そして、事業の実施状況はどのようか、ポイントだけ教えていただければと思います。お願いします。 246 ◯八尋伸二座長【41頁】 産業振興課長。 247 ◯産業振興課長【41頁】 昨年度の実績でございますけれども、13団体48事業に対して306万9,000円の補助という形になっております。台風で大きなお祭りが中止になったり、事業が重なって中止になったということもございましたけれども、そのような状況でございます。 248 ◯八尋伸二座長【41頁】 福森分科員。 249 ◯福森真司分科員【41頁】 ありがとうございます。  いろいろな成果が出ている中で、先ほど横山分科員よりも要望がございました、商店街にいろいろな形でこのアドバイザーの方がいらっしゃる中で、そういった事業の中で、各店舗に提案していただきながら、各店舗のスキルアップにつなげていただけるような形にしていただいてもいいのかなと思いますし、また、現在、商店街ではスタンプラリー等も検討されているとも伺っております。ぜひ、集客につながるような形で、また一緒になって共にやっていただけることを要望させていただきます。  続きまして、成果報告書163ページ、商店街店舗魅力アップ事業補助金について、これも補助金でございますので、事業内容につきましては、よく私も理解させていただいているところでございます。  つきましては、要望でございますが、この補助金を活用され始めて、本当に厳しいコロナ禍の中でございまして、各店舗でも利用されるとは思うのですが、その中で現時点でこれに申し込まれている方が、13業者より申請を受けていると伺っておりますし、また、6件ほど相談も受けているという現状であると認識しております。  その中でございますけれども、相談で多分終わってしまうケースもあると思いますので、補助金も大切なのですけれども、その後の補助金を使った後、どのように生かしていくか、ですから、発信をしっかりとしていただいて、その発信の仕方自体もブラッシュアップしていただくような形で、活性化につながるよう取り組んでいただけたらと思っております。  続きまして、163ページ、商店街後継者等育成事業費、これも内容については、よく産業振興課長から御説明いただきました。商店街後継者事業につきましては、市内商業を牽引する役割を担う若手商業者、後継者について、その育成、資質の向上を図るため、既存の商店街の枠組みにとらわれず、やる気みなぎる商人で構成されている秦野あきんど育成会が実施する研修会等に対し、秦野商工会議所とともに支援していると理解しております。  これにつきましても、本当に次代のことを考えていただいた婚活イベント「秦野本気婚(マジコン)」であったりですとか、はだの商人塾、それも含めた中で自分たちのスキルアップのために視察研修も行ったりと、彼らたちが自ら自分たちで企画立案して行っていることが本当に次の世代につながっているのかなと思っております。  本当にどの業界も後継者問題が深刻化している中でございますので、やっぱり地域の担い手が、次世代経営者が本当に大切なところをしっかりとまた学んでいけるような形で協力していただけたらと思っておりますので、ぜひ引き続き、よろしくお願いいたします。  続きまして、163ページの商人魂お役立講座事業費でございます。これも事業内容につきましては、よく理解させていただいておりますので、要望とさせていただきます。  このお役立て講座につきましては、商店主が講師となって講座を開催することで、商店の魅力や専門性、また、大型店にはない個人店の魅力を消費者にPRし、個人店への誘客に結びつける、また、そのような事業の中、次世代を担う子供たちも参加するというところの中で、秦野の産業を知ってもらうきっかけにつながっている事業だと思っております。  これにつきましても、本当に私も、各イベントの中でお役立て講座に参加させていただいて見させていただいていますけれども、やっぱり子供たちが本当に純粋な思いの中で、生の職人さんからいろいろなことを教えていただいたりというところで、本当に目がきらきらしている中で、秦野にもこんないい産業があるのだ、こんないい仕事があるのだというところにもつながっていると実感しているところでございます。  ですから、やっぱりこういう職業体験を通じていくような形でということで、またさらに応援していただけると、彼らたちのためになるのかなと、次の世代のためにもなるのかなと思いますので、引き続き、よろしくお願いいたします。  続きまして、160ページの工業活性化事業費でございます。  先ほど大野分科員より工業支援の応援をいただきました。これは「テクニカルショウヨコハマ」で、ものづくりに積極的に取り組む企業が、自ら培った技術力による商品、高品質の商品を、新製品または優秀な技術を一堂に展示、プレゼンテーションを行うことができ、会場では商談の場も用意されておりますので、工業技術製品に関する神奈川県下最大級の展示会であると思っております。  また、広域的な受注の場ともなっておりますので、出展する効果というのはかなり高いのかなと思うところでございまして、私も毎年参加させていただいていますけれども、やはり歴史がありますので、最初からやっている秦野市については、本当にいい場所でやらせていただいたりというところでございますけれども、これは出展するだけだと本当に意味がないのかなというところもございますし、結果がやっぱり大事なのかなというところもあります。  出展した結果、1件から10件程度の引き合いがあったというところでございますけれども、やっぱりそれも本当の意味で、企業と商工会議所と行政、三位一体となった中で取り組んでいかないと結果が出せないのかなと思いますし、その結果が税収のアップにもつながるのかなというところもございますので、引き続き、この考え方も含めてですけれども、検証もしていただきながら取り組んでいただくようにお願いいたします。  最後になりますが、162ページの中小企業人材育成事業費でございます。  これも要望とさせていただきます。具体的に、秦野商工会議所の主催するはだの経営塾等の中で、財務、人材育成、販路開拓、また、経営力向上、従業員のスキルアップというところに寄与されていると思っております。  中小企業の今、人材育成事業補助金につきましては、自助努力で頑張っている中小零細企業にとっては本当にありがたい支援策だと思いますし、今、取り巻く環境は本当に厳しい現状であるので、引き続き、充実を図っていっていただければというところでございますが、ただいま商工業の質問をるるさせていただきました。商工業の元気が税収、また、歳入の増につながるというのは間違いないところでございまして、どの事業も本当に大切ではございますが、補助して終わりではなくて、しっかりと検証していただいて、さらによくなるように、また、その改善もしていただくことが大切だと思っております。  産業振興課長をはじめ産業政策課の皆様には、本当にまた引き続き、御尽力をいただくところでございますけれども、私も全力で取り組んでまいりますので、引き続き、よろしくお願いします。  以上です。 250 ◯八尋伸二座長【44頁】 以上で、福森真司分科員の質疑を終結します。  谷和雄分科員。 251 ◯谷和雄分科員【44頁】 よろしくお願いします。ここでは私からは2点お尋ねいたします。  まず初めに、主要な施策の成果報告書130ページ、粗大ごみ資源化事業費について伺います。  この粗大ごみを低価格で販売する「もったいないDay」を現地で拝見させていただき、非常に好評だと感じております。一昨年と比べて売上げも伸びているようでありますが、工夫されたことがあれば教えていただきたいと思います。 252 ◯八尋伸二座長【44頁】 環境資源対策課長。 253 ◯環境資源対策課長【44頁】 「もったいないDay」につきましては、可燃ごみの減量と市民のリユースに対する意識を高めていただくことを目的に、平成29年11月にはだのクリーンセンターを会場としてスタートいたしました。平成30年度は環境資源センターやカルチャーパークを会場に加え、年3回、令和元年度はさらに回数を増やし、年4回開催しております。  粗大ごみ搬入の際のチラシやごみ分別アプリ、広報はだのなどへの掲載によりまして周知を図ってまいりました結果、イベント開始前からたくさんの方が並ばれるほど好評をいただいております。  また、開催場所や回数、販売品の価格などにつきましては、会場で実施しておりますアンケートの結果を参考に、毎年見直しを行っております。  昨年11月に民間団体と初めてコラボした「秋のもったいないDay!」では、カルチャーパークを会場とし、フリーマーケットやキッチンカーが出店したこともあり、これまでで一番多い約600人の方が来場されました。  今後もリユースに興味を持っていただき、多くの方々に来場していただけるよう、市民ニーズに合ったイベントとなるよう工夫をしていきたいと思います。 254 ◯八尋伸二座長【44頁】 谷分科員。 255 ◯谷和雄分科員【44頁】 令和元年度は33万5,900円と売上げが伸びているとのことでございます。さらには、このごみ焼却費用の削減を加味すると大きな成果であったと評価させていただきます。環境資源対策課長の厳しい姿勢も見られたかと思います。粗大ごみの不法投棄の減少にもつながるものと私は思っております。以前に比べ、不法投棄も環境資源対策課の努力により、減少していると感じております。このことは福森分科員からも感謝しておりましたので、申し添えさせていただきます。  いずれにしましても、このようにそれぞれの担当課の努力が本市の健全財政につながることであります。それぞれの部局、課が競り合いながら切磋琢磨して御努力することにより、健全財政につながっていくものと思いますので、ぜひとも全課にわたって御努力をお願いいたします。  次に、成果報告書161ページ、地域ブランド等育成事業費についてお尋ねします。  このことにつきましては、事業内容は大野分科員からもお尋ねがありましたので、理解しております。その上で、このブランド認証の基準はどのようか、また、既に認証されているものと同一ジャンルのものを認証されるのか、お伺いいたします。 256 ◯八尋伸二座長【45頁】 産業振興課長。 257 ◯産業振興課長【45頁】 御質問のまず、基準でございますけれども、認証基準といたしましては、秦野生まれ、秦野育ち、秦野発ということで、様々な飲食から、工芸品から、製造業を含めて、これはトライできるものになっております。その中で、その理念や姿勢、独自性や希少性、信頼性、安全性、市場性、将来性、こういったものを審査会を経て優位性が認められれば、はだのブランドとして認証されてございます。  また、同一のジャンルのものはどのようか、また、認証できるのかということだと思いますけれども、結論から申し上げますと大丈夫でございます。優位性があって、差別化があるものは少しでも認証して、この秦野の様々な産業の発展に寄与できればなと考えております。 258 ◯八尋伸二座長【45頁】 谷分科員。 259 ◯谷和雄分科員【45頁】 同じジャンルも認証できるとの御答弁でありますが、この協議会には私も出席したことがございました。そのような中で、先に認証を受けたものを次にというのは、なかなか、そんな2件目も認証するという雰囲気が感じられず、その協議会の場でも私はお尋ねしました。大丈夫ですよということは言われましたが、なかなか肯定的な雰囲気ではなかったのを感じております。  この1品目に対して多くの事業者がいるのは当たり前のことであります。和菓子屋であれば何十者もございます。これが先に認証されたものに対し、さらによいはだのブランド品が追加認証されることにより、本市の先に認証された品物にさらに磨きがかかることになると思います。  認証審査会や協議会でも偏りのない適正な御判断につながるように、担当部局、御努力をいただきますようお願いしまして、私の質問を終わります。 260 ◯八尋伸二座長【45頁】 以上で、谷和雄分科員の質疑を終結します。  阿蘇佳一分科員。
    261 ◯阿蘇佳一分科員【45頁】 時間がありませんので、質問も短く、そして答えも適切に短めにお願いしたいと思います。  まず、成果報告書の115ページ、美化推進費ですけれども、駅前にたばこのポイ捨て禁止、きれいにしましょうというステッカーが設置されていますけれども、きれいにしましょうというステッカーが一番汚い、汚れている、いかがなものか。簡潔に対応を考えていただきたいと思います。 262 ◯八尋伸二座長【46頁】 環境資源対策課長。 263 ◯環境資源対策課長【46頁】 美化に関する啓発強化についてお答えいたします。  各駅の駅前広場には、喫煙禁止や喫煙所を案内する路面ステッカーを貼り、決められた喫煙エリアを利用していただくようお願いしております。ステッカーは路面上に貼ってあるため、人通りが多い場所につきましては、すぐに汚れてしまう状況でございます。  阿蘇分科員から御指摘いただきましたので、このたび再度点検を行いまして、汚れや剥がれかけたステッカー、こちらを撤去させていただきました。  路面に貼られたステッカーは剥がれやすく、すぐに剥がれてしまうため、駅前の美観にかえって悪影響となりますので、今後は、路面ではなく、人目につきやすい場所に必要に応じて設置できるよう調整してまいります。 264 ◯八尋伸二座長【46頁】 阿蘇分科員。 265 ◯阿蘇佳一分科員【46頁】 先ほど言いましたように、きれいにしましょうというステッカーが一番汚いというのは秦野の恥ですから、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。  その次に、成果報告書126ページ、秦野市伊勢原市環境衛生組合分担金、今、木村分科員から言われましたように、多くの分科員から、ごみの減量化、資源化が問われております。また、有料化の問題も問われているわけですけれども、市民にしっかりと現状を報告していただきたい。  例えば、秦野市だけでごみ処理、約19億円、市民の税金がかかっているのです。私は既に有料化されていると思います。また、はだのクリーンセンター1つの施設に持ってこなければいけない。さらに、そのために今、ざっくりですけれども、今のままでいって有料化すれば、1つの世帯に7,200円の負担が求められる。  そういう中できっちり、これだけのお金がかかっているのだ、これだけの減量をしなければいけないのだと、具体的に市民にもう少しきちんとPRすべきだと思いますが、どうでしょうか。 266 ◯八尋伸二座長【46頁】 環境資源対策課長。 267 ◯環境資源対策課長【46頁】 ごみ処理にかかる経費と、ごみ減量に対する市民への周知についてお答えいたします。  令和元年度にかかりましたごみ処理経費、約19億円の内訳としましては、秦野市伊勢原市環境衛生組合の分担金が約8億8,000万円、収集運搬経費が約6億1,000万円、資源物の中間処理経費が約1億5,000万円、人件費などが約2億6,000万円となっております。  市民に対する周知でございますが、本市のごみの現状や減量目標について、これまで広報はだの特集号やごみ減量通信など各種広報媒体を通じて、また、自治会や婦人会など各種団体を対象にした出前講座などで広く周知してまいりました。  その中でも、特に年1回発行しております広報はだの特集号につきましては、市民目線に立った分かりやすい内容となるよう工夫しております。令和元年度は、市民からお問合せが多い容器包装プラスチックの汚れの度合いのほか、古紙類として出せる品目や出し方など、写真を用いた紙面といたしました。また、今年度は、共同でごみ処理をしている伊勢原市と協力し、両市のごみの現状や資源化の取組が分かるような紙面を両市の広報に掲載いたしました。  阿蘇分科員から御指摘いただいておりますごみ処理にかかる経費、約19億円につきましても、これまで何度か掲載してまいりましたが、来年3月に自治会を通じて全戸配布する予定のごみ減量通信特集号におきまして、ごみ処理経費だけでなく、令和7年度末に稼働停止となる伊勢原清掃工場の維持管理経費や、県内の有料化を実施している自治体における市民の負担額なども参考に紹介するなど、市民目線に立った分かりやすい説明をしていきたいと思います。 268 ◯八尋伸二座長【47頁】 阿蘇分科員。 269 ◯阿蘇佳一分科員【47頁】 よろしくお願いいたします。  それでは、続きまして、決算書153ページ、商店街空き店舗等活用事業費の件であります。  現在、空き店舗、空きがある店舗、同時に今、このコロナ禍の中で、帝国データバンクでは500件の倒産があった。当然、秦野市におきましても、このコロナ禍の中で、空き店舗が増えることを懸念しております。  そういう中で、キャッシュバックが行われ、一定の成果が出ていると思いますけれども、空き店舗をどう増やさないようにするのか、あるいはキャッシュバックをはじめ、どのような展開をしていくのか、よろしくお願いいたします。 270 ◯八尋伸二座長【47頁】 産業振興課長。 271 ◯産業振興課長【47頁】 空き店舗事業の活用補助金でございますけれども、まさに4駅周辺のにぎわいの観点から、商店街において空き店舗を出さないようにするためには、2点の側面があると思っております。  1点目は、まさに、こうした空き店舗活用をしていただいて、金融機関に融資の御相談に行ったときには、市でもこういう制度を用意しているよということで、多くの方に新規参入してもらいやすい環境づくりをするというのが1点でございます。  もう1点は、まさに、商店街もみんなで頑張ることによって意義がある。その中では長らく経営をされていた方々が古くなったところを、新しく商店街店舗魅力アップ事業補助金などを活用して、商店街から空き店舗を新たに出さないような施策というのが必要だと考えております。  今、分科員からキャッシュバックの話がございました。これは本年3月、コロナがあったときに、新しく秦野市独自で、まず、緊急事態宣言があったときに飲食店が休業とか時短になったときに、まず、そこを立て直さなければいけないときに、新しい独自の施策ができないということで、やはりこれは現在、実施しているわけでございますけれども、これが未来への希望、次、頑張ればこういうこともあるのだという、商店街がやる気を損なわないようにするという仕掛けも必要だと思っておりまして、この両面から頑張りたいと考えております。 272 ◯八尋伸二座長【48頁】 阿蘇分科員。 273 ◯阿蘇佳一分科員【48頁】 今日集まっている執行部、議員も、今、商店街が大変疲弊しています。コロナ対策をしっかりして、キャッシュバック、大いに利用していただきたい、こういうことをお願いして終わります。 274 ◯八尋伸二座長【48頁】 以上で、阿蘇佳一分科員の質疑を終結します。  暫時休憩します。               午前11時52分 休憩              ─────────────               午後 0時58分 再開 275 ◯八尋伸二座長【48頁】 再開します。  休憩前に引き続き、質疑を行います。  横溝泰世分科員。 276 ◯横溝泰世分科員【48頁】 ありません。 277 ◯八尋伸二座長【48頁】 質疑なしと認めます。  これで、創和会の質疑を終結します。  自民党・新政クラブ、相原學分科員。 278 ◯相原學分科員【48頁】 私からは、2点ほどお願いいたします。  施策の成果報告書の114ページ、(23)狂犬病予防等事業費です。本事業費の決算額は、2017年度以降、微減傾向となっておりますが、その要因を教えてください。 279 ◯八尋伸二座長【48頁】 生活環境課長。 280 ◯生活環境課長【48頁】 よろしくお願いします。  この事業は、狂犬病予防のための畜犬登録や狂犬病予防接種などを行うものであり、ただいま御質問のありました事業の微減傾向については、犬猫不妊去勢手術に対する助成や飼い主のいない猫不妊去勢手術などの件数が減っていることが原因であります。  犬猫不妊去勢手術の補助金の件数は、平成29年度、613件、平成30年度、387件、令和元年度、323件、このようなことから微減となっています。  以上です。 281 ◯八尋伸二座長【48頁】 相原分科員。 282 ◯相原學分科員【48頁】 ありがとうございました。  最近の事業費の微減傾向は、飼い主のいない猫の不妊去勢手術等が減少しているということですが、私、思うんですけれども、手術等が少ないから減っているんだというのではなくて、ボランティアとかの団体の人手とか、そういうフォローする人が少なくなっているので、どんどんどんどん少なくなっているのかなと思うんですね。そういう意味で、また後からお尋ねいたしますけれども、本事業は、2019年度より健康づくり課から生活環境課に移管されたということでありますけれども、2016年に、健康づくり課では、秦野市猫の適正飼育ガイドラインの作成・発行とか、2017年には秦野地域猫活動講演会、これは、次世代育成アカデミーの政策提言発表会で、ペットと住むなら秦野からというようなことと、それから、2018年には人とペットの防災講演会、こういったものが開催されているんですが、2019年以降の取組等はどのようか御説明ください。  また、飼い主のいない地域猫に対する考え方、そういうのも教えてください。 283 ◯八尋伸二座長【49頁】 生活環境課長。 284 ◯生活環境課長【49頁】 令和元年度の取組につきましては、市の総合防災訓練への参加や動物愛護団体が実施しました市民提案型共同事業を実現しております。今後につきましても、県や獣医師会、団体等との協働により事業推進を進めていきます。  また、飼い主のいない猫に関わる問題は、無責任な餌やりや不妊去勢手術をせずに屋外で猫を飼育したり、飼い切れずに捨てたりする無責任な行為などが原因だと思っています。これらの対策としては、餌を与える人に注意したり、不妊去勢手術を行ったり、餌やりやトイレの清掃管理などがありますが、実施には、市だけでは難しいところがあります。猫の適正飼育の啓発や不妊去勢手術の助成などを継続的に行うとともに、地域住民や動物愛護団体の活動に協力して、地域猫問題の解消に努めていきたいと考えています。 285 ◯八尋伸二座長【49頁】 相原分科員。 286 ◯相原學分科員【49頁】 ありがとうございました。秦野市の地域猫の保護活動を行っている団体等はどのぐらいあるんですか。その団体に対する支援というのはどのようになっていますか。 287 ◯八尋伸二座長【49頁】 生活環境課長。 288 ◯生活環境課長【49頁】 保護団体の数は2団体ございます。相模どうぶつ愛護の会と秦野市猫との暮らしを考える会の両団体になります。両団体には、平成30年度のペットの防災マニュアルの改定に当たり意見交換会に参加いただくなど、協力をいただいています。  現在、団体に対する補助金の交付といった支援は行っておりませんが、例えば、南が丘地区におきましては、市が飼い主のいない猫を増やさないための活動を紹介する看板を公園に設置しており、このように団体の活動を支援しているところです。 289 ◯八尋伸二座長【49頁】 相原分科員。 290 ◯相原學分科員【49頁】 ありがとうございました。  活動を支援しているという看板等を公園に設置したとあるんですけれども、この活動している支援団体というのは、不妊手術なんかを支援していただいていることはあるんですが、やはり、私財を投じて保護活動をしたり、いろいろやっているんですね。うちでも今、4匹かな、保護しています。それから、周辺に来ている猫には、多い時は17匹ですか、これは平塚市の猫の愛護団体の方にお願いしたんですけれども、そのようなこともやりました。  でも、やっぱり、秦野のそういった支援団体の方が、いろいろな形で、保護するに当たっては、餌代とか、病院に連れて行ったりしていろいろと活動されているんですが、非常にそこは何とかならないのかなと、私は思っているんですね。  そこは置いておいて、飼い主もいない猫の不妊去勢手術を、今、秦野市から出されるものは秦野市しか使えないんですけれども、これはやっぱり、他の市でも使えるような、そのような形にできないものかお尋ねいたします。 291 ◯八尋伸二座長【50頁】 生活環境課長。 292 ◯生活環境課長【50頁】 現在、飼い主のいない猫の不妊去勢手術事業は、秦野市獣医師会と業務委託契約を締結し、市内の13の動物病院で手術を行っていくこととしています。市は各動物病院に委託料を支払うことで、利用者はあらかじめ助成額を差し引いた金額で手術を受けること、このようになっております。  伊勢原市や平塚市では、助成対象として、手術の実施について、その範囲を県内の動物病院と特記していることは実施しています。また、窓口で、助成手続の際に、利用者からは、市外の動物病院を対象とすることについてどうかという意見も頂いています。市外の動物病院での実施については、近隣市の獣医師会や動物病院との調整も必要となりますので、今後、調査研究していきたいと思っております。 293 ◯八尋伸二座長【50頁】 相原分科員。 294 ◯相原學分科員【50頁】 例えば伊勢原市に近い鶴巻とか、平塚市に近いような方が、動物病院の近いところがあるのに行かれないで秦野市のほうに来ている。もちろん、私も秦野市の動物病院できちんとできたほうが一番いいとは思っていますけれども、やはり、中にはそういう利便性を考えて、近所のところでやりたいという人もいますから、やり方はいろいろ、こういうふうにしたらいいというのは分かりませんが、県内でもできるような、何件もないと思うんですけれども、そのようなシステムをつくっていけば、近隣の方々もやりやすくなるのかなと思うので、よろしくお願いしたいと思います。  それから、これは要望なんですけれども、一昨日でしたか、朝の報道で、千葉県の動物保護センターの犬猫の捨て猫、捨て犬、それが昨年の3倍以上になっているんだそうです。これは、コロナの関係で、飼育がすごく大変になったとか、そういうふうなことになっていますから、秦野市もそういうふうな事例が出てこないとも限りませんので、そういったところも踏まえて、ちょっと考えていただくということと、先ほども申し上げましたけれども、飼い主のいない猫の保護活動に当たっておられる方々に、何かちょっと、どういう形で支援するのがいいのか分かりませんが、いろんな話合いをして、いい方向に持っていっていただければなと思います。この質問は終わらせていただきます。  それから、次に、農林費のほうで、成果報告書の139ページ、荒廃遊休農地等農地活用対策事業費ということで、私の住む北地区においても、荒廃農地が本当に散見されまして、私も今、農業を一生懸命やっているので大変憂慮しているんですが、この事業の概要について、少しお話ししていただければと思います。 295 ◯八尋伸二座長【51頁】 農業振興課担当課長。 296 ◯農業振興課担当課長【51頁】 事業概要でございますが、本市では、神奈川県の補助事業である農とみどりの整備事業を活用した荒廃農地の解消を進めております。県の補助事業には、農地流動化整備事業及び荒廃農地解消対策事業の2つの事業があり、実施団体の意向も踏まえて、補助金の有効活用を図っています。  また、荒廃農地の解消事業としては、農業委員会との連携により、市民ボランティアの協力を得ながら、荒廃農地の解消活動が行われています。 297 ◯八尋伸二座長【51頁】 相原分科員。 298 ◯相原學分科員【51頁】 御答弁のありました県の2つの補助事業、これは、どのような目的で活用できるのか教えてください。 299 ◯八尋伸二座長【51頁】 農業振興課担当課長。 300 ◯農業振興課担当課長【51頁】 1つ目の農地流動化整備事業は、農地の賃貸借、使用貸借及び所有権の移転等、いわゆる農地の流動化を目的に、利用権の設定を前提とした、荒廃農地の復元に対する費用の助成を行うもので、10アール当たり最大6万円の補助金を交付します。2つ目の荒廃農地解消対策事業は、農地を継続して保全することを目的に、荒廃農地からの復元及び農地景観の保全等に対する費用の助成を行うもので、10アール当たり最大3万円の補助金を交付するものです。  2つの事業は、どちらの集落における農家3戸以上の団体による実施を対象としており、実施年度を含めて、続けて4年間の維持管理が義務付けられています。 301 ◯八尋伸二座長【51頁】 相原分科員。 302 ◯相原學分科員【51頁】 令和元年度の県の補助額が減少しておりますけれども、それはどういう理由でしょうか。 303 ◯八尋伸二座長【51頁】 農業振興課担当課長。 304 ◯農業振興課担当課長【51頁】 令和元年度の実績については、農地流動化整備事業の活用希望がなく、また、荒廃農地解消対策事業においても、前年実績を5アールほど下回ったことから、昨年度と比較して県の補助額が減少することとなりました。理由といたしましては、担い手の高齢化などにより、近年、流動農地と呼ばれる参入条件が良い農地が貸し借りの対象となることで、荒廃農地の整備についての希望が減少していることや、整備した農地を引き続き維持することが難しいことが挙げられます。 305 ◯八尋伸二座長【51頁】 相原分科員。 306 ◯相原學分科員【52頁】 私の勉強不足だと思うんですけれども、この農地流動化整備事業、これはどのような形で周知していらっしゃるんでしょうか。 307 ◯八尋伸二座長【52頁】 農業振興課担当課長。 308 ◯農業振興課担当課長【52頁】 補助事業についての周知でございますが、広報はだの及び農業委員会だよりへの掲載の他、秦野都市農業支援センターにおいても周知を図っております。 309 ◯八尋伸二座長【52頁】 相原分科員。 310 ◯相原學分科員【52頁】 荒廃遊休農地の解消は、本当に本市の豊かな田園環境を維持するためには重要な取組であると思うんですけれども、私も今、農業を一生懸命やっていて、今、3反ぐらいですか、全部で4反開墾したりさせていただいているんですけれども、やっぱり、新たに就農される農業者に優良な農地のあっせんを進めていただく、今、本当に、あまり器具の入らないところとか、そういうのが多くて、トラクターとか入れるのもかえって危ないんですね。北地区というのは山が多いものですから、平らなところがあまりないものですから、そこが結構、荒廃地になってしまっているんですけれども、要望としては、こういった県の補助制度をもっともっと拡充していただいて、荒廃遊休農地の解消に努めていただくように要望して、私のほうは終わります。 311 ◯八尋伸二座長【52頁】 以上で、相原學分科員の質疑を終結します。  川口薫分科員。 312 ◯川口薫分科員【52頁】 それでは、何点か質問させていただきます。  まずは1点目、決算書の137ページ、成果報告書の125ページの樹林・樹木保全経費というところから質問させていただきます。秦野を紹介しろよと言われたときに、やはり、水と緑というようなことで紹介を始めるんですけれども、その中で、緑の保全というようなことは非常に重要なことで、里山も含めて、街中にある樹木の保全というのも非常に重要なことかなと思うんですけれども、指定樹木というような、保存樹木の指定ということで、これはどのように指定をするのかな、要件はどんな要件なのか、大きさなのか、高さなのか、もしくは希少価値なのか、その辺のことを教えてください。 313 ◯八尋伸二座長【52頁】 環境共生課長。 314 ◯環境共生課長【52頁】 この樹林・樹木の指定でございます。これにつきましては、秦野市みどり条例によって指定をしております。樹林につきましては、1区間の土地が500平方メートル以上の、そして、そこに生えている樹木が健全で優れた景観を有すること、こういったものが要件になっております。また、指定樹木につきましては、高さ1.5メートルのところで、周囲が1.5メートル以上ある太い木でございます。こういった木が、健全で美観上優れている、こういったことなども条件となりまして、そして、この条件を基に、秦野市環境審議会のほうで諮問いたしまして、そこで認められて認定というような形になっております。 315 ◯八尋伸二座長【53頁】 川口分科員。 316 ◯川口薫分科員【53頁】 ありがとうございました。そうやって指定された樹木なんですけれども、景観とか美観の中で、高さ、大きさなども非常に大きなファクターなんだろうなと思うんですけれども、ここ最近の台風、実は、うちの庭先というか、保存樹木が1本、指定していただいているんですけれども、昨年の台風15号、19号でかなり傾いてきている状況があったりして、これは危ないなと思ってそういう時に、維持が、倒木などの被害を防止するような、そういう取組が、自分でもしなければならないなと思うんですけれども、そういう、市としての倒木防止というか、そのような風害防止の対策というのはあるでしょうか。 317 ◯八尋伸二座長【53頁】 環境共生課長。
    318 ◯環境共生課長【53頁】 この市街地の緑地を保全するため指定しております樹林と樹木でございますが、現在、20か所の樹林と、そして29本の樹木を保全樹林・樹木として指定しております。そして、市では、こういった指定をしております樹林・樹木に対しまして、賠償責任保険を掛けております。ただ、この賠償責任保険につきましては、日常の事故、こういったものが対象となっておりまして、残念ながら、今、お話のありましたような地震、あるいは台風などの風水害、こういった天災を起因とする場合は適用除外となっております。  樹林・樹木の維持管理につきましては、原則、所有者にお願いしておりまして、交付しております奨励金を活用して日常の管理を行っていただくとともに、市としましても、今後また奨励金交付の際などにつきまして、木の状況を気にかけて、維持管理をしていただけるようという周知を積極的にしていきたいと思います。 319 ◯八尋伸二座長【53頁】 川口分科員。 320 ◯川口薫分科員【53頁】 ありがとうございました。保全の関係で、賠償責任保険が掛かっているというのは初めて知ったような状況なので、今、言われたように、台風とか自然災害には適用は除かれるというようなことなので、いろいろ範囲もあるのかなと思うんですけれども、その辺も含めて、管理には心がけようかなと思っております。  その中で、保存樹木というようなことで、なかなか手がつけられなかった状況もあって、そういう中で、かなり高さがある木なんかは、これからの台風とか、枝打ちよりはもっと木を詰めるというような状況が必要なのかと思って、うちはもう、七、八メートルかな、胴切りをして対応しているんですけれども、傾いてしまったんですね。そういうときに、届出とかそういうのは必要なのかなということと、管理も大変で無理だよ、周りにも迷惑かけてしまうしというふうなことで、保存樹木からの指定を外してもらうというようなことは、どのようにお考えなのか教えてください。 321 ◯八尋伸二座長【53頁】 環境共生課長。 322 ◯環境共生課長【53頁】 なかなか、保存樹木、先ほど説明したとおり、非常に太さも太く、当然、それに伴って高さも高く、管理が大変なものが多いのでございますが、こういった保存樹木につきましても、秦野市みどり条例及びそれの施行規則で、こういった日常の管理、枝打ちであるとか通常の維持管理、こういったものに関しましては、それぞれ所有者の方の責任でやっていただくということで、届出は不要となっております。  また、伐採や指定の解除につきましては、あらかじめ所有者の方から届出をしていただければ、そういったことの解除も可能となっております。  また、こういった保存樹木が病気等によって、樹木医等の診断が必要な場合や、あるいは、枯死等により伐採が必要な場合につきましては、規定により、その費用の一部を助成するような、こういった制度もございますので、非常に、保存樹木等につきましても、維持管理は大変ですが、何か困っているような点があれば、一度御相談をいただければと思います。 323 ◯八尋伸二座長【54頁】 川口分科員。 324 ◯川口薫分科員【54頁】 ありがとうございました。  もう1点、すみません、例えば切り過ぎているとか、景観とか美観というような状況からすると、これは保存樹木としてはちょっと除外だなというようなことが、行政側から、これはちょっともう保存から外しますよとか、そういう状況というのはあるんでしょうか。 325 ◯八尋伸二座長【54頁】 環境共生課長。 326 ◯環境共生課長【54頁】 市のほうから解除したという点は、いままでにはないんですけれども、一応、規定としましては、所有者からのお申出以外は、市が判断する基準としましては、まず、樹林であるとか樹木の衰弱が激しいとか、木が弱ってしまうとか、こういった場合につきましては、まず、それの回復に関する健全化の助言とか樹木医の紹介、こういうことをさせていただいて、それでも駄目で、枯れてしまったとか、そういったもの、あるいは樹林地などにつきましては、開発等で土地を500平方メートルよりも小さく切って開発をしてしまうとか、そういう、指定の条件を満たさないような状況になりましたら、それにつきましては、市のほうから解除のお願いをすると、そういう形になっております。 327 ◯八尋伸二座長【54頁】 川口分科員。 328 ◯川口薫分科員【54頁】 分かりました。ありがとうございます。  うちにあるクスノキなんですけれども、そういうのは市のほうで保存樹木を見る会みたいなのがあって、ぐるぐる、今日は何か所目、回っているんですよなんて、そういうことがあるので、そういうときに、そこに樹木医さんがおられるかどうか分からないんだけれども、そういうふうなことで、木に対して明るい人がいていただいて、そういう中で、なかなか外目から見ると、中のうろとか、中が腐っているよとか、これは危ないよねというようなことが分かるような、そんなアドバイスを逆にしていただけるような、そんなことを、外目から見ているので、庭先まで入ってこられるような状況もなかったりもするんだろうと思うんですけれども、例えば、市と相談してくださいよみたいなことを、所有者側というか、管理者側に具申がその時点、時点でできるように、そういう会ではなくても、見て状況を管理者に分かるような手だてがあるといいかなと思うので、併せて要望させていただいて、この質問は終わりにさせていただきたいと思います。  続きまして、成果報告書の128ページ、剪定枝・廃食用油資源化推進事業費ということで質問をさせていただきます。  ここの決算書の中では、ここ数年、この事業の中で収集量が減っているということですけれども、これは状況としてはどのようなことなのでしょうか。 329 ◯八尋伸二座長【55頁】 環境資源対策課長。 330 ◯環境資源対策課長【55頁】 剪定枝の収集量が減っている理由でございますが、この事業費は、収集場所に出された剪定枝と環境資源センターに自己搬入された剪定枝を収集し、中間処理施設に搬入するための経費でございます。収集量につきましては、平成29年度、約131トン、平成30年度、約110トン、令和元年度は約76トンとなっております。  昨年度の収集量が減っている理由といたしましては、4月から市内全域での草類の分別収集開始に合わせ、剪定枝についても草木類として品目を統合したことで、剪定枝単独での収集はなくなりました。そのため、自己搬入された環境資源センター内の剪定枝のみを中間処理施設に運搬したため、前年度に比べ収集量が減っております。  昨年度の剪定枝のみの収集総量につきましては、草木類として収集しているため把握しておりませんが、草木類としての収集量は順調に増えております。なお、全ての草木類につきましては、可燃ごみとせず収集しておりますので、可燃ごみの減量につながっております。 331 ◯八尋伸二座長【55頁】 川口分科員。 332 ◯川口薫分科員【55頁】 ありがとうございました。ちょっと見ると、枝木・草・剪定枝類はどうなったのかなと少し心配したんですけれども、きちんと処理をされて、数値のとおり状況が変わったということで、成果的には出ているということで安心しました。  以前、剪定枝をチップ化して、それを公園にまいていたり、クッション材というんですか、そういうふうなもので、あと、市民の人たちに配布というんですか、持っていっていいですよみたいな、そんな感じで処理をして、処理というか、そういうふうなことでやっていたというような記憶があるんですけれども、今、現状としてはそういう処理方法をされているんでしょうか。 333 ◯八尋伸二座長【55頁】 環境資源対策課長。 334 ◯環境資源対策課長【55頁】 剪定枝の中間処理方法についてお答えいたします。  川口分科員のおっしゃるとおり、平成30年5月まで、収集しました剪定枝をチップ化し、緩衝材や家庭菜園の堆肥の材料としてお使いいただけるよう、市民に無料で配布しておりました。しかし、平成30年6月から、市内3地区で草木類の分別収集を開始した際、剪定枝につきましては、チップ化するのではなく草木類と合わせて中間処理するほうが効率的で安価であるため、草木類と合わせて中間処理する方法をとっております。そのため、中間処理をしました後の草木類につきましては、燃料やおが粉として再利用されております。 335 ◯八尋伸二座長【56頁】 川口分科員。 336 ◯川口薫分科員【56頁】 ありがとうございました。燃料、おが粉というような再利用のされ方、燃料ということで、利用のされ方も結構いろいろだなと思っているんですけれども、収集した枝なんかを松田町の処理場のところに持っていって処理をするんでしょうけれども、各一般のゴミステーションに集められました草木類をパッカー車なり軽トラックなりで集めて、それをそのまま処理場に持って行くのか、どこかで載せ替えて中間処理施設に持って行くのか、簡単でいいのでちょっとお答えください。 337 ◯八尋伸二座長【56頁】 環境資源対策課長。 338 ◯環境資源対策課長【56頁】 草木類の収集方法についてお答えいたします。  可燃ごみの収集の際に、昨年から、市内全域で草木類の分別収集を開始したこともございまして、可燃ごみの、週の後半に草木類の収集をしております。まず、可燃ごみの収集を全て終えまして、その後に草木類の収集に入りますが、草木類を収集した後は、中間処理施設に直接搬入に行って、そこで降ろして帰るという形になっております。 339 ◯八尋伸二座長【56頁】 川口分科員。 340 ◯川口薫分科員【56頁】 ありがとうございました。  実は、その中間処理施設に持っていく状況が一つでもあれば、この先の桜云々のときに少し絡めるかなと思ったんですけれども、桜というと、食品なんかだと桜のチップで燻製なんて言うのがあるので、そういうところで、桜だけ、いい木だけ抜けないのかななんて思ったんですけれども、ちょっと、そういうふうな状況からすると難しいのかなと思いました。分かりました。  適正に収集をしていただいて、ぜひ、これからも分別の状況がより進んで、全体の減量化が進むようにしていただければと思います。この種目はこれで終わります。  次に、成果報告書の167ページですけれども、桜による誘客促進事業費についてお伺いします。昨年度は、5年に1度の桜の戸籍調査を実施したということですけれども、桜の戸籍調査というのはどういうものなのか、また、桜の本数や木の状況など、どういう結果だったのか教えていただければと思います。秦野にとってみると、桜というのは特別な存在なのかなと思うので、よろしくお願いします。 341 ◯八尋伸二座長【56頁】 観光振興課長。 342 ◯観光振興課長【56頁】 桜による誘客促進事業費のうち、桜の戸籍調査についてお答えいたします。  桜の戸籍調査は、第61回全国植樹祭の開催に合わせまして、平成21年度から5年ごとに、各施設の担当者などの協力の下、実施しているものでございます。前回、平成26年度の調査では、大半を成木や老木が占めているといったことが分かりまして、老木となった桜につきましては、花の咲きが悪くなるばかりではなく、倒木等の危険性もあり、更に、桜のかかる病気が周囲の桜にも伝染していくという可能性もあるため、今後も長きにわたって桜を維持管理するためには、健全な状態か調査した上で計画的に更新していく必要があると、このように考えまして、令和元年度は、それまでの種類や本数の調査に加えまして、目視による樹勢、それと病害虫及びその症状のチェックを項目として追加し、調査をいたしました。結果といたしまして、市内に40種類、1万587本の桜を確認いたしましたが、桜の健康状態といたしましては、約15%に何らかの異常が確認されまして、特に病気に弱いとされるソメイヨシノにつきましては、約21%が不健全な状態であるということが分かりました。  また、桜の名所別の調査では、弘法山公園やはだの桜みちでは約30%、震生湖や葛葉川流域では50%を超える桜が不健全な状態であることを確認いたしました。今後は、不健全な状態の中でも、特に倒木の危険性が高いとされるキノコの寄生や空洞化、立ち枯れなどの症状が見られる桜の植え替えを検討するとともに、健康状態に問題のない桜についても、追肥や適度な剪定など、日常的な手入れが可能となる体制を検討いたしまして、将来にわたって桜のまち秦野としての魅力を維持し、観光客の誘客に取り組んでいきたいと、このように考えております。 343 ◯八尋伸二座長【57頁】 川口分科員。 344 ◯川口薫分科員【57頁】 分かりました。ありがとうございます。かなり調査の中からすると、健康状態というと15%に異常が見られたということと、ソメイヨシノの関係からすると結構危ない状態だなということが実感なんですけれども、桜の管理について言うと、もう一つ心配なのが、花はきれいだけれども、余計な虫が付いてきて、桜が咲いた後の毛虫の害というか、非常に悩ましいものがあるなと思うんですけれども、その辺の対策はどのようになっていますか。 345 ◯八尋伸二座長【57頁】 観光振興課長。 346 ◯観光振興課長【57頁】 桜の毛虫駆除というお話だと思います。  毛虫の被害につきましては、桜の名所を所管される部署及び桜を所有する施設においてそれぞれ対応していただいていると考えております。名所といたしましては、はだの桜みちですとかカルチャーパーク前の水無川沿いの桜等もございます。  なお、観光振興課で所管しております、観光地として桜の名所となっている弘法山、震生湖におきましては、毛虫による被害というのは、今のところほとんどありませんので、本事業での毛虫駆除の方策というのは、現在のところ、特段行っていないところではありますけれども、別なところで、水無川の平和橋上流にオカメザクラがオーナー制で植わっているところがありますけれども、こちらは年に1回、3月の上旬に植樹祭というものをやっておりますので、その前に観光振興課の修景整備員という者がいるんですけれども、その者の手で消毒等の作業を行っております。 347 ◯八尋伸二座長【58頁】 川口分科員。 348 ◯川口薫分科員【58頁】 ありがとうございました。桜の毛虫の関係、市のほうの対応、思い返すと、市道とか市の関係よりは県道沿いのほうが、毛虫の外で葉っぱがほとんどなくなっているななんて思うんですけれども、その辺の、市民にとってみると、どこが県のものだよ、市のものだよって分かりづらいだろうと思うんです。だから、やっぱり両方とも、その立ち位置でと言ってはあれですけれども、連絡を取り合いながら、県と市でそういう駆除の関係をしてもらいたいなと思うんですけれども、そういう連絡、調整というのはできるんですか。 349 ◯八尋伸二座長【58頁】 観光振興課長。 350 ◯観光振興課長【58頁】 桜の名所というか、そういったところの管理の連携ということでの御質問かと思いますけれども、観光振興課では、当然、観光地を管理しているわけでございまして、一方では桜みちですとかカルチャーパーク前の水無川沿いの桜といったところは、別な部署が管理しているというようなこともございます。  桜につきましては、植樹祭というのを年に1回、今までやってきたところではありますけれども、この植樹祭も、場所がなかなかないということで、これから別な形で、市民の方に桜の鉢ですとか、そういったところを購入していただいて、それぞれの家庭でというところで桜を広げていこうと考えております。  管理につきましては、こういったことも含めて、連携は可能だと思っておりますので、それぞれの担当部署と連携しながら、適切に桜の管理を行っていきたいと思っております。 351 ◯八尋伸二座長【58頁】 川口分科員。 352 ◯川口薫分科員【58頁】 ぜひ、管理をよろしくお願いします。毛虫って単純に言うと、卵からかえって毛虫になって、桜の木なり何かの木なりを上っていく、で、葉っぱを食べるというような、そんな循環だと思うんです。だから、秦野市の公園内も、今年はすごく少なくなったなと感じるのは、その辺の管理が適切に行われているからかなという感じも受けるので、そういうところを全体でしっかりと管理しながら、害虫駆除もできるのかなと思うので、ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。  ちょっと予定にはなかったんですけれども、桜を通して誘客、集客するということで、実は、私のおばが厚木に居まして、秦野って桜がきれいだよねということで、では、桜みちを通ってみるかと言って来てもらって、何人かの人と桜みちを通ったんですけれども、そのときに、何か土産でも持たせようかなと思ったんですけれども、そういうときに、例えばピンバッジとか、桜を使った、箱根で言えば箱根細工の桜版みたいな、そんなものもあるといいんだろうなと思うんですけれども、他にもそういうグッズの開発というんですか、そう言うものというのはどうなのかなって、ちょっとすみません、突然なので申し訳ないんだけれども。 353 ◯八尋伸二座長【59頁】 観光振興課長。 354 ◯観光振興課長【59頁】 すみません、グッズの開発、販売というところかなと思いますけれども、桜に関しては、商品ということで申し上げますと、千村地区で八重桜の桜漬け、塩漬けというのを作っておりますので、今のところそういったものぐらいしかないのかなと思っておりますけれども、観光協会等、そういったところにお話ししまして、そういうものが作れるかどうかというところを、よくよく検討してまいりたいと思います。 355 ◯八尋伸二座長【59頁】 川口分科員。 356 ◯川口薫分科員【59頁】 ありがとうございました。本当に検討していただいて、そういうもの、いいものができれば、本当に、桜を見て思い出に残ってというふうなことになると思うので、ぜひ、そういうことを考えながらやっていただければいいかなと思います。よろしくお願いします。  続きまして、成果報告書の169ページなんですけれども、花のある観光地づくり推進事業費、この事業なんですけれども、これは、担い手について、ボランティア団体によるものなのか、また、事業費の関係の内訳など、どのようになっているか教えていただきたいと思います。 357 ◯八尋伸二座長【59頁】 観光振興課長。 358 ◯観光振興課長【59頁】 花のある観光地づくり推進事業費のうち、担い手及び事業費の支出内訳ということでお答えいたします。  本事業は震生湖や頭高山などの観光地までのハイキングコース沿いや、田原ふるさと公園周辺の遊休農地等に花の栽培を委託いたしまして、花を背景とした美しい自然環境を創出することで、本市への誘客を図り、地域経済の活性化につなげるとともに、市民に安らぎの場を提供することを目的として実施しております。取組の内容といたしましては、栽培地の地権者に菜の花やコスモスといった花の栽培を委託いたしまして、作柄の状況により委託料を支払う仕組みとなっております。  御質問にありました担い手についてでございますけれども、まず1つ目として、直接地権者が栽培を実施する場合がございます。2つ目といたしまして、地権者がボランティア団体と協力して栽培に取り組む場合、さらには、3つ目といたしまして、ボランティア団体が地権者から土地を借り上げ、その管理を任された栽培地について、本事業の委託契約を締結させていただいている場合がございます。  事業費の内訳でございますけれども、決算額においてでございますが、委託料が合計で208万200円となっており、そのうち花の栽培委託が114万3,200円、桜の植樹推進実行委員会への委託料が93万7,000円。原材料費といたしまして、花の栽培委託で使用していただく種子代、種の代金といたしまして40万2,491円となっております。  以上でございます。 359 ◯八尋伸二座長【60頁】 川口分科員。 360 ◯川口薫分科員【60頁】 ありがとうございました。  まず、原材料費というのは、これは現金でなんですか。種代とか苗代とか、そういうものって、現金で渡して、これで買ってくださいよという形なのか、どういう形でされるんですか。 361 ◯八尋伸二座長【60頁】 観光振興課長。 362 ◯観光振興課長【60頁】 種代についてでございますけれども、これは、種代につきましては、観光振興課のほうで種を用意してということで委託、お願いしていますので、現在、菜の花とコスモスを、花の種類として栽培していただいております。これらの種を観光振興課のほうで購入いたしまして、この担い手の方々にお渡ししていると、そのような形になっております。 363 ◯八尋伸二座長【60頁】 川口分科員。 364 ◯川口薫分科員【60頁】 ありがとうございました。  次に、種まきから開花まで、開花からまた次の種まき、開花までという、そういうローテーションがあると思うんですけれども、うちなんかも道沿いのところには、通ってもきれいに見えるだろうなという、ちょっと空きスペースにそういうものをやっているんですけれども、どうしても花後から次の花までの間って、結構、草だったり何かいろいろ生えて、次の花がうまく咲かなかったりという状況で苦労するんですけれども、種まきから開花までのスケジュールということで、花のない時期の管理というんですか、そういうのって、どのようになっているんですか。 365 ◯八尋伸二座長【60頁】 観光振興課長。 366 ◯観光振興課長【60頁】 花の栽培委託について、事業のスケジュールや栽培地の管理状況といった御質問だと思います。  花の開花時期につきましては、先ほど申し上げました、菜の花とコスモスということで、春と秋を想定しております。春には菜の花、秋にはコスモスということで、委託先にお願いしているところですけれども、菜の花のみ、コスモスのみということで栽培をお願いしている方もいらっしゃいます。  年間のスケジュールでは、菜の花は9月頃種をお渡しいたしまして、10月頃から種まきをしていただき、翌年の3月から4月にかけて開花するものです。コスモスにつきましては5月頃に種をお渡しいたしまして、6月頃に種まきをお願いして、8月後半から9月にかけて開花するものでございます。  栽培地の管理状況でございますけれども、菜の花もコスモスも、先終わり次第、栽培地をすぐに交錯する等していただきまして、そういうことを聞いておりますので、花の咲いていない時期についても荒れずに管理されているものと考えております。  以上でございます。 367 ◯八尋伸二座長【61頁】 川口分科員。 368 ◯川口薫分科員【61頁】 ありがとうございます。私たちも視察でいろいろまちに行くんですけれども、やはり、街中が整然と、また花できれいになっていると、そのまちはすごくよく思えるんですね。当たり前なんですけれども。そういうふうなことが、市民にとってもすごく、市の安心感にもつながるし、ひょっとすると、定住や、また移り住んでもらえる人たちの気持ちを動かす、そんな要素にもなるかなと思うので、ぜひ、いい事業だと思うので、上手に進めていただければと思います。  続きまして、最後の質問なんですけれども、成果報告書の171ページなんですけれども、ヤビツ峠周辺観光振興事業費についてなんですけれども、現在、建設を進めているヤビツレストハウス、これは仮称なんですけれども、昨年実施された事業の概要、どのようだったか教えていただきたいと思います。 369 ◯八尋伸二座長【61頁】 観光振興課長。 370 ◯観光振興課長【61頁】 ヤビツ峠周辺観光振興事業費の事業概要について御説明いたします。  本事業は、地方創生推進交付金の交付対象事業であります地域再生計画「ヤビツ峠周辺観光拠点施設を核とした『森・里・観』連携事業の推進と地域ブランドの確立」、これを推進するために、平成30年度から3か年計画で事業に取り組んでいるものでございます。昨年度、令和元年度は、平成30年度に公募型プロポーザル形式により決定いたしました委託事業者に、今年度、令和2年度に整備いたしますヤビツレストハウス(仮称)の実施設計のほか、この施設で販売することを目的といたしました地域特産物、特色ある飲食等の商品開発及び体験プログラム開発の支援などを委託いたしました。  また、商品開発、体験プログラム及び観光拠点施設整備内容などを検討するに当たりまして、学識経験者、地元団体及び関係事業者から幅広く意見をいただくために、ヤビツ峠周辺活性化推進協議会を設置いたしまして、2回開催したところでございます。  事業の目的でございますけれども、本市を代表する観光資源の1つであるヤビツ峠の周辺に、新たに観光拠点施設を建設いたしまして、その建設を契機に、より一層の観光客の来訪を促進し、さらに、観光拠点施設又はその周辺での観光消費額を増加させることで、地域経済の活性化を図ることとしております。  以上でございます。 371 ◯八尋伸二座長【61頁】 川口分科員。 372 ◯川口薫分科員【61頁】 ありがとうございました。  ヤビツ峠の状況って、観光の要素としては非常に興味深くなってくるかなと思うんですけれども、そういう中で、いろいろお聞きしたりしました。表丹沢というと、東と西ということになると思うんですけれども、縦走というような考え方であったり、施設をどうするかは別にして、ヤビツ峠の関係と大倉方面の、先ほど山下分科員のほうでも大倉の関係は少しお話しされたと思うんですけれども、そういう連携というのを、うまくつながりを持った観光施策というのができないものかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 373 ◯八尋伸二座長【62頁】 観光振興課長。 374 ◯観光振興課長【62頁】 ヤビツ峠周辺観光振興事業費と、大倉高原周辺観光振興事業費関連ということでお答えいたします。  大倉高原周辺観光振興事業費では、老朽化した大倉高原山の家の再整備に向けて、利用者のニーズを把握するため、登山、キャンプ、川遊びなどアウトドア体験を行ったことがある人を対象といたしまして、ウェブアンケート調査を実施いたしまして、大倉高原山の家の周辺の活用や効果的な誘客方策の検討などを行いました。  御質問にございましたヤビツ峠周辺観光振興事業費との関連でございますけれども、ヤビツ峠から大倉高原となると、距離的に大分離れた場所に位置していることになります。なので、直接連携という取組はなかなか難しいかと考えておりますけれども、それぞれの特色を生かした取組を実施することで、表丹沢全体の魅力が底上げされるように、そういったことにつなげていければと思っております。  以上でございます。
    375 ◯八尋伸二座長【62頁】 川口分科員。 376 ◯川口薫分科員【62頁】 距離感的にも非常に大変な部分かなと思うんですけれども、何かうまい方策があれば考えていただければと思っています。  夏休みのとき、ヤビツ峠で厚木方面に何回か行くチャンスがあったんですけれども、昨年の台風の関係で、結構、山道が崩れていたり、倒木があったりみたいなことで、秦野側から厚木までなかなか抜けられないというような状況があったので、そのような中で、整備というのも非常に大変かなと思うんですけれども、これから本当に、山を、観光的な状況からすると、しっかりと振興しなければいけないと思うので、ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。  以上で、私の質問を終わります。 377 ◯八尋伸二座長【62頁】 以上で、川口薫分科員の質疑を終結します。  小菅基司分科員。 378 ◯小菅基司分科員【62頁】 それでは、多岐にわたっておりますので、答弁はできるだけ端的でお願いいたします。  まず最初に、今日はこっちの成果報告書でいきたいと思います。116ページ、不法投棄防止対策費、以前から蛇塚交差点周辺の不法投棄について、撮り鉄が多いので、外から来る人が多いから、なるべくきれいにしてほしいと言ってきたんですが、昨年度の状況などはいかがでしょうか。 379 ◯八尋伸二座長【63頁】 環境資源対策課長。 380 ◯環境資源対策課長【63頁】 蛇塚交差点付近の不法投棄の状況についてお答えいたします。蛇塚交差点付近は、市内でも繰り返し不法投棄されやすい場所として認識しております。そのため、昨年度も環境美化指導員による定期的な巡回やごみの撤去などを行ってまいりました。また、分別収集を開始した草木類の搬入施設が近くにあることもあり、ごみ収集車両が周辺を通るため、不法投棄があった場合には、作業員からの報告を受け、すぐに対応しております。また、蛇塚交差点付近は、道路わきに草が生い茂り、信号待ちをする車両のごみのポイ捨てが多いため、道路管理者に草刈りを依頼し、きれいな状況を保つように努めております。  蛇塚交差点に限らず、街中の不法投棄がなかなか減らない状況にございます。今後は、不法投棄されたごみを速やかに回収するだけではなくて、看板の設置ですとかカメラの設置、不法投棄されてしまった土地の所有者や自治会の協力などをいただきながら、不法投棄をしない、させない未然防止の取組に力を入れたいと思います。 381 ◯八尋伸二座長【63頁】 小菅分科員。 382 ◯小菅基司分科員【63頁】 ぜひ、ピカピカきれいな交差点でいてくれるようにお願いいたします。  私も、不法投棄などを見つけると、環境資源対策課長のほうに、きれいにしてもらいたいということで連絡するんですが、それが民地であった場合には、その管理者に引き上げてもらう、きれいにしてもらうということだったんですが、なかなかその対応がスムーズにいかないような場合というのがあると思うんです。ただお願いするのではなくて、その後しっかりきれいにされたかどうかまで確認作業をしっかりやっていただきたいと要望して、この質問は終わります。  続きまして、122ページ、地下水保全事業費、この中で、秦野盆地の水収支が1日約1万9,000トンプラスというようなことが書かれているんですが、例年と比べてどのような状況なのか教えていただきたいと思います。 383 ◯八尋伸二座長【63頁】 環境共生課長。 384 ◯環境共生課長【63頁】 水収支とは、秦野盆地内における雨水や河川水等が地表面からしみ込む量と、地表面から逆に湧き出す量、そして用水量、こういったものの差を表したものでございます。近年の水収支の傾向としましては、年間降水量が減少傾向にもあるにかかわらず、黒字収支の傾向にあることから、極端な少雨年、渇水年を除いて、健全な水循環が創造されつつあるものと考えております。  令和元年度はまとまった降水量、台風15号、19号といったものもございまして、その降水量があったほか、涵養事業の推進や地下水の用水量が抑えられた、こういったことから、プラス1万9,926トンという数字になってございます。  例年で比べますと、平成29年度が1万6,925トン、日量当たりです。そして、平成30年度が3,175トンという形ですので、例年に比べると、1万9,926トンというのは非常に多いプラスの収支だったと評価しております。 385 ◯八尋伸二座長【64頁】 小菅分科員。 386 ◯小菅基司分科員【64頁】 秦野の安全なお水にとってはいいことなんだろうなと。そして、2つ目の層があるということで、水収支にどのような影響があるのか。 387 ◯八尋伸二座長【64頁】 環境共生課長。 388 ◯環境共生課長【64頁】 水収支の考えは、先ほど御説明したとおり、水の入ってくる量と、そして出ていく量、こういったものでございますので、この第2帯水層による地下水量全体が増えたとしましても、さほど大きな影響というのはございません。現在、水道水源等で使用されている地下水は、主にはこの第2帯水層より上部の第1の帯水層でございます。したがって、水収支はその第1帯水層で評価していることになります。つまり、この第2帯水層の保存量は考慮せずとも、この第1帯水層だけで現在の水収支はプラスという計算になっているというように考えられております。  ただし、この深いほうの第2帯水層、これにつきましては、上部の、今、使っている帯水層を支えているという、そういう考え方もございますので、その扱いにつきましては慎重にすべきだと考えております。 389 ◯八尋伸二座長【64頁】 小菅分科員。 390 ◯小菅基司分科員【64頁】 秦野の地下水は想像以上に深くて大きかったということですが、枯渇を心配される人が中にはおられます。涵養事業もやっているということですが、もう少し、その涵養事業を、私は進めたほうがいいのではないかなと。埼玉県の都市などでは、やはり、大雨に備えて、宅地内の雨水は宅地内で処理しなさいというような強い条例を決めているところもあるようでございます。秦野市も、ぜひ、そういったものを進めながら、大切な水資源を確保していくべきではないかなと思いますので、ぜひ、その辺の検討もお願いをして、この質問を終わります。  続きまして、公衆トイレ維持管理費なんですけれども、公衆トイレ、渋沢駅前の北口駅前広場のトイレなどは、便座が盗まれたり、トイレが破壊されたり、悲惨な状況もあったんですが、昨年度の状況はいかがでしょうか。 391 ◯八尋伸二座長【64頁】 生活環境課長。 392 ◯生活環境課長【64頁】 まず、渋沢駅の北口駅前広場の温水洗浄暖房機能付きのトイレですが、今年度、令和2年度になりますが、6月に修理をいたしました。その間、御利用できずに不便をかけましたことをお詫びいたします。  令和元年度の実績ですが、修繕料としては29万5,000円少しを支出しております。修繕の内容としては、トイレの仕切り壁の直し、スライド扉の直し、鍵の交換、漏水、また便器のつまり、これは、原因はおむつだと思われます。このようなことがありますし、また、いたずらの例を少し御紹介させていただきますと、電源のコンセントから電動アシスト自転車のバッテリーを充電するという盗電、また、みんなのトイレが長い間占領され、酒盛り、飲酒をしている、トイレの鏡に鍵のようなものでマークのようないたずらをする、ちょっと汚い話ですが、内壁に汚物を塗りたくられた、トイレットペーパーを大量に引き出し、便器の裏、隙間に詰め込むのを1週間続けて行う、また、今年度になりますが、換気扇本体の盗難というようなこともございました。 393 ◯八尋伸二座長【65頁】 小菅分科員。 394 ◯小菅基司分科員【65頁】 せっかくきれいなトイレを整備しても、悲しい結果が出ているんですけれども、なるべくそういったことにならないような啓発を、みんなで進めるしかないと思うんです。時によっては、もしかしたら、10円でも有料にするようなことも、ちょっと検討する必要もあるのかなと思います。衛生面、一生懸命頑張ってください。  続きまして、農作物被害防除事業費、140ページでございます。昨年、平沢・小原地区で重点対策事業ということで、鳥獣被害対策が行われたようですが、状況はどのようだったのかお伺いいたします。 395 ◯八尋伸二座長【65頁】 農業振興課担当課長。 396 ◯農業振興課担当課長【65頁】 平沢・小原地区では、高齢化等により担い手が減少し、鳥獣被害対策が十分でない状況下で、イノシシの被害が急速に拡大したため、かながわ鳥獣被害対策支援センターの支援を受け、重点対策事業を実施いたしました。重点対策事業では、ドローンを使った集落環境調査による調査結果を共有し、動物の生態や具体的な対策の講習など、今後の対策を検討する勉強会を3回実施しました。勉強会では、誤った設置をしている電気柵などの指摘もあり、より効果的な対策を学ぶ場になったと考えておりますが、本市で初めて、一度に複数の鳥獣の捕獲が可能となる囲いわなを設置するなどの試験的な対策にも取り組んでいます。  事業の成果としましては、くくりわなで5頭のイノシシが捕獲されたことや、農業者が調査結果を共有し、関係機関と連携して対策を検討する過程で、防除、環境整備、捕獲をバランスよく実施することの重要性を学ぶ機会を提供できたことにあると考えております。  また、調査の過程で、隣接する栃窪霊園付近や渋沢峠地区など広いエリアでの鳥獣の活動が想定されましたので、猟友会の御協力をいただきながら、今年度、当該エリアを対象とした集中的な捕獲を行う予定です。  今後の課題ですが、残念ながら囲いわなの成果が得られなかったので、他の場所への設置等を検討していく必要があること、生活被害発生への懸念も踏まえ、自治会の皆様にも対策への協力を呼びかけていくことなどと認識しています。 397 ◯八尋伸二座長【65頁】 小菅分科員。 398 ◯小菅基司分科員【65頁】 今、答弁の中でも、広域的にやっていこうということで、先日、わなをかけるわな師にお願いして、千村から平沢・小原地区にかけての広範囲についてお願いしたということで、例えば、鹿とかイノシシの特質的な駆除というのはくくりわなが有効だろうと。銃器による駆除というのは、総体的、全体的に考えて総量を減らすというにはいいんですが、ピンポイントでやっていくには、やっぱりくくりわなが一番有効だと思いますので、昨年度から鳥獣被害対策実施隊が組織されましたけれども、ぜひ、わなをかける方々にも実施隊の一員になっていただいて、秦野市の管理の下でやっていっていただきたいなと思います。  止め刺しをお願いできる方々というのは限られた方々で、非常に負担が今、かかっているんです。そうした中で、1日出ても1,000円とかいう報酬はいかがなものかと。今、最低賃金が1時間1,000円を超えている時代ですので、その辺の補償も、ぜひ、今後考えていただきたいと思います。  そして、秦野市がわなを使って、くくりわなで駆除をするときには、秦野市のくくりわなをぜひ、使ってやるようなことのほうが、事故が防げるのではないかと思いますので、その辺の点検等もお願いしたいと思います。  次に行きます。141ページのヤマビル被害防止対策事業費、これは、密度調査なんかも行ったり、拡大防止を図っているというんですけれども、どのようなことをやっているのかな。 399 ◯八尋伸二座長【66頁】 農業振興課担当課長。 400 ◯農業振興課担当課長【66頁】 ヤマビルにつきましては、画期的な駆除がないと言われる現状においては、効果的とされます草刈り、落ち葉がき、薬剤散布などを継続しながら、ヤマビルの運搬役となっているニホンジカ等の捕獲を粘り強く取り組んでいくことが必要になると認識しています。  ヤマビルの生息についての情報提供に注視しながら、営農推進協議会を通じ、環境整備や薬剤散布を行う補助事業者への参加について広く呼びかけを行うとともに、生産組合や猟友会とも連携しながら捕獲を推進し、ニホンジカ等を人里に近付けない環境づくりを進めていきたいと考えております。 401 ◯八尋伸二座長【66頁】 小菅分科員。 402 ◯小菅基司分科員【66頁】 たしか、平成17年頃だったと思うんですけれども、私が委員会の中でヤマビルと言っても、知っている職員はその当時ほとんどいませんでした。最初聞いたのが菩提地区で、田んぼの付近で草刈りをやっているとヤマビル被害が物すごいと言ったのが平成17年頃。その頃はまだ上地区にはいませんでした。水無川は渡っていなかったんだけれども、平成20年頃にはもう、三廻部地区はヤマビルでいっぱい。しかし、八沢には多分、この3年、5年の間に一気に広まっているというのが状況。拡大防止なんか全然出来ていないですよね。  今日の答弁の中で、確か、千村とか峠とかにはいないというような結果でしたが、確か、わなの管理に行ったときに、既にヤマビルに食いつかれたという農家の方々がいらっしゃいました。既にもう、渋沢丘陵も駄目だろうということです。なかなか有効な手だてがないと言うんだけれども、ニュースなどでも、秦野の駅前でヤマビルが動いていたなんていうのが話題になっているんだけれども、ぜひ、この観光のほうでも、ヤマビルに対応できる対策の啓発、一番には塩水がいいと思うんだけれども、あとは、普通の虫よけなんかでも効くので、ぜひ、その辺もお願いしたいと。有効な手だてがないというのでは、やはり、殺虫剤でやっていくしかないのかなと。先日、八沢の畑に行ったときも、物すごい量が出てきまして、それを見ただけで、ちょっと作業をするのが嫌になってしまうような状況ですので、この対策というのは、今後、本腰を入れて内田副市長、お願いしたいと思います。  観光的に言えば、要所要所に塩水のスプレーを置いておく、ヤマビル対策をしてくださいよと。渋沢駅だったり秦野駅だったり、置いておくことも必要ではないかなと思います。それでは、この質問は終わります。  続きまして、150ページ、林道整備事業費。昨年の台風などの被害で、林道、相当痛めつけられていると思うんですけれども、その辺の状況と復旧状況はどうでしょうか。 403 ◯八尋伸二座長【67頁】 環境共生課担当課長。 404 ◯環境共生課担当課長【67頁】 昨年の台風における林道の被害ですが、全部で7路線、被害を確認しております。内訳としましては、県営林道が4路線、市営林道が1路線、組合林道が2路線となっております。  復旧状況についてですが、県営林道の2路線が、現在まだ一部通行止めとなっています。 405 ◯八尋伸二座長【67頁】 小菅分科員。 406 ◯小菅基司分科員【67頁】 まだ復旧できていないところがあるということですけれども、林道というと舗装されていて、そこからの枝線というのかな、舗装されていない道路なんていうのもかなりひどい被害を受けているところがあると思うんです。というのは、昨年、鳥獣被害対策実施隊で県民の森方面へ行って、林道で上がっていこうと思ったら、通行止めになっていて、下から鉄砲を担いで、相当、距離を上ったということがあって、非常に、そういった面でも苦労しておりますので、復旧は早くお願いしたいし、枝線がかなり、崖が崩れていて車が通れないような状況が多いと思うので、その辺もよろしくお願いして終わります。  続きまして、ふるさとハローワーク求職者就職支援事業費、166ページ、取扱相談者数が4,000人を超えて、うち600人ぐらいが就職されているというんですけれども、その職種等、内訳が分かればお願いしたいと思います。 407 ◯八尋伸二座長【67頁】 産業振興課長。 408 ◯産業振興課長【67頁】 取扱状況でございますけれども、利用者自体は1万5,000人以上おります。具体的に相談されているのが7,410人、職業紹介に至ったのが2,619人ということで、うち就職に至った方が614人、就職率約23%となっております。  ただ、これが、個々に、どこに就職しているかというのは、ちょっと内訳は分からないんですけれども、企業側が、今、ニーズとして多かったのは、一般事務というのは通常、いつも多いんですけれども、飲食とか、あと介護のサービス、それから運搬、清掃等の業務、それから製造業における商品の加工とか、製造過程での作業、これが非常にニーズが高いということになっているところでございます。 409 ◯八尋伸二座長【68頁】 小菅分科員。 410 ◯小菅基司分科員【68頁】 昨日の失業率の話と同じだと思うので、失業率が上がると自殺者が増えてしまうような現実があるので、ぜひ、この辺の仕事をしっかり、就職につながるように努力していただきたいとお願いして終わります。  次に、167ページ、桜による誘客促進事業費。さっきも話が出ていまして、私も、市役所に来るのによくカルチャーパークの前を通ってくるんですけれども、昨年あたりは結構、観光バスが止まって花見をされている人がいたんですけれども、その辺は、秦野市では把握できているんでしょうか。全部は多分無理だろうけれども、旅行だったり、ツアーだとかあるんですか。 411 ◯八尋伸二座長【68頁】 観光振興課長。 412 ◯観光振興課長【68頁】 桜目当てのツアーでどれくらい来られているのかというような御質問だと思いますけれども、観光振興課では、そういった数字は、ちょっと、今のところつかんでおりません。 413 ◯八尋伸二座長【68頁】 小菅分科員。 414 ◯小菅基司分科員【68頁】 さっきも、バッジなんていうのがあったと思うんですけれども、多分、来たらそういったバッジをプレゼントできるよと言えば、人数把握がかなりできてくるのかなと思います。カルチャーパークの古い管理棟、あそこなんかを利用して、お土産販売とかをできるようにしておけば、結構売ってくれるのではないかなと。せっかくカルチャーパークの駐車場も大型が止まれるように整備してあるので、そういった努力も、これからぜひお願いしたいと言って終わります。  次に、花のある観光地づくり推進事業費、169ページ。ハイキングコースに花を咲かせてもらうという事業なんですけれども、花のあるところにハイカーを誘導するようなことはしているでしょうか。 415 ◯八尋伸二座長【68頁】 観光振興課長。 416 ◯観光振興課長【68頁】 花のある観光地づくり推進事業費に関する御質問ですが、今、お話にございましたとおり、花のある観光地づくり推進事業費、この事業につきましては、ハイキングコース沿いの遊休農地に、背景として美しい自然環境を創出すると、そして誘客を図るということで、これをもって市民に安らぎの場を提供することを目的としております。  今、お話にございました、ハイキングコース沿いの遊休農地というよりは、花があるところに誘導するというようなお話だと思いますけれども、現在、花のある観光地づくり推進事業費では、そのような計画はできておりませんで、そもそもの設定というか、前提が、遊休農地に、先ほども申し上げましたが、地権者の方等に種をまいていただいて、花を咲かせていただくということになっておりますので、花のあるところに誘導するというふうにはなっておりません。むしろ、そういった場所があれば、御紹介いただければ、例えば、観光協会が実施しております観光ボランティアと歩くハイキングツアー等ございますので、そういった中に組み入れるとか、そういったことを検討することは可能ではないかなと思っております。 417 ◯八尋伸二座長【69頁】 小菅分科員。 418 ◯小菅基司分科員【69頁】 私、パッと思いつくのがソバです。今、北地区、上地区で相当な面積を、年3回咲かせているので、ぜひ、そういったものも考えていただきたいとお願いして終わります。  続きまして、ヤビツ峠周辺観光振興事業費、171ページ。これは、協議会を開いていろいろやってきたということですが、どういったことを検討されたのか教えていただきたいと思います。 419 ◯八尋伸二座長【69頁】 観光振興課長。 420 ◯観光振興課長【69頁】 ヤビツ峠周辺観光振興事業費の中で開いた協議会での内容ということでございますけれども、昨年度、ヤビツ峠周辺活性化協議会ということで、協議会を2回開いております。この中で、いろいろなことを検討はしておりますけれども、要は、ヤビツ峠に誘客を図るための商品開発ですとか、ヤビツ峠周辺で、いわゆるアクティビティ、できるようなことの体験プログラムについての検討等をしております。  今年度、整備いたしております観光拠点施設、ヤビツレストハウスという仮称になっておりますけれども、こちらについても、内容というか、検討しておりまして、例えば、駐輪場の在り方というか、どういった形でサイクリストの人に立ち寄ってもらうかということも含めて検討しております。  それから、観光拠点の関係ですと、場所が、ヤビツ峠のバス停から一段上がったところにございますけれども、整備する箇所で、別にもう1か所、プレイロットと呼んでおりますけれども、少し広い場所がございまして、今後の活用方法はどうかとか、今のところ、そこの整備というのは予定しておりませんけれども、そういったようなことですとか、運営はプロポーザルによって募集をかけるわけですけれども、こういったところの条件ですとか、そういったところも検討しております。 421 ◯八尋伸二座長【69頁】 小菅分科員。 422 ◯小菅基司分科員【69頁】 ここは、私もちょっと思い出があって、仕事でトイレを作りに行きました。当時、平成の初めの頃ですよね、確か。自転車で上ってくる方がいたんです。平塚競輪場所属の競輪選手、トレーニングで。仲間には、競輪を好きな方がいられて、朝、色紙を一緒に持っているから、何をするんだと言ったら、いい選手が上がってくるからサインをもらうんだと言って、当時はそのぐらいだったんです。あっという間にサイクリストの聖地と化したヤビツ峠で、上がった方が、まず何をされるかというと、ヤビツ峠という看板のところで、自転車を置いてパチっと写真を撮ってネットにアップするというようなことが盛んに行われているんですけれども、ぜひ、例えば秦野三兄弟をそこに置いて、自転車を置いてパチっと撮れるような、秦野ならではの写真のスポットなんかもぜひつくっていただきたいなと。スマホなりデジカメなりを、タイマーをかけて、自分の姿も写せるようなスポットもつくると面白いのかなと思いますので、ぜひ、考えていただきたいとお願いを申し上げまして、質問を終わります。 423 ◯八尋伸二座長【70頁】 以上で、小菅基司分科員の質疑を終結します。  風間正子分科員。 424 ◯風間正子分科員【70頁】 お願いいたします。いくつかありますので、手短にいきたいと思います。  主要な成果報告書、114ページ、先ほど、狂犬病予防等事業費に関して、うちの相原分科員もお話をしておりました。これも飼い主のいる、いないにかかわらず去勢手術をするということで、それはもう相原分科員がお話しになったので結構です。私はその後の、今年度、市民提案型協働事業であります「高齢者と伴侶動物が最期まで暮らせるシステムづくり」というものを実施したということが書いてありました。この内容についてお伺いいたします。 425 ◯八尋伸二座長【70頁】 生活環境課長。 426 ◯生活環境課長【70頁】 高齢者と伴侶動物が最期まで暮らせるシステムづくりについては、野良猫の保護や犬猫の里親探しなど、普段からそういった活動を一生懸命していただいています相模動物愛護の会が実施する事業を支援したものであります。  具体的な支援の内容ですが、ペットの飼育が飼い主の死亡や高齢などにより困難となることに備え、受皿を決めておくことについてを周知するチラシの作成や講演会の開催を支援したところです。  講演会につきましては、「高齢者とペットの終活最新事情」と題しまして、令和元年11月16日に本町公民館で開催しております。内容については、高齢化の進展に伴い、ペットを最期まで責任を持って飼育できない高齢者が増える中、高齢者とペットの間で起きている諸問題とその背景、飼い主の責任と対処方法について紹介する内容でした。  こういった事業を支援する事業によりまして、成果ですが、こういったチラシの作成や講演会の開催を市の方が支援することで、飼い主には、また、犬や猫を飼っていない方にも、動物の命が終わるまで適切に飼育する責任があることについて、そういった意識啓発ができたのではないかと考えております。  以上です。 427 ◯八尋伸二座長【71頁】 風間分科員。 428 ◯風間正子分科員【71頁】 大変関心のある講演会でございました。また、この支援したことによって、恐らく、市民の方たちも気付くことも多くあったのではないかと思いますが、その内容のことで、やり方でちょっと、もう一度お伺いいたしますが、この市民提案型協働事業ですが、支出はおいくらですか。 429 ◯八尋伸二座長【71頁】 生活環境課長。 430 ◯生活環境課長【71頁】 実施しました団体から収支の計算書が届いております。支出のほうで申し上げますと、リーフレットの作成が4万7,000円、講演会料、講師の謝礼などが3万5,000円、あとはチラシの作成など、事業に対する支出の合計は13万6,000円となっております。 431 ◯八尋伸二座長【71頁】 風間分科員。 432 ◯風間正子分科員【71頁】 ありがとうございます。大変、このチラシも、こちらの担当に行けばこういうチラシができてありますよね。これができたということで、お金も13万円からかかったということでありますが、ただ、一つ残念だなと思ったのは、この講演会が11月16日に本町公民館でありましたが、それがなかなか報道に載れなかったということで、非常に重要な講演会だったのにもかかわらずできなかったというのは、非常に、この主催した団体の方たちもショックだったと思います。  ですから、今年、来年度に向けてでもいいんですが、もしもう一度そのようなことが、講演会だけでもできるようなことがあれば御支援いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 433 ◯八尋伸二座長【71頁】 生活環境課長。 434 ◯生活環境課長【71頁】 昨年開催しました講演会については、私どもの周知が不十分で、多くのお客様を集めることができませんでしたことはお詫び申し上げます。  次回以降、この会のほう、また別の会にもかかわらず、動物愛護についてのお知らせをしたり、講演会などの申出がありましたとき、市のほうでも支援しまして、広く積極的に周知をしていきたいと思います。
    435 ◯八尋伸二座長【71頁】 風間分科員。 436 ◯風間正子分科員【71頁】 ありがとうございます。とても、これからの問題で、ペットの問題もこれは重要なので、本当に高齢者とペットというのは切っても切れない縁でございますので、ぜひ、これは皆さんに知っていただいて、できればこういうチラシは、せっかくお金をかけたので、回覧なんかしていただくと、秦野市の動物の飼い方という冊子のガイドラインもありますが、回覧で回すには一番、このほうが短くて分かりやすいと思うんです。冊子で回しても、あんな分厚いもの読みません。ですから、その回覧は無理です。それより、こういうものを回してしっかりと周知したほうが、市民の方たちに届くと思いますので、ぜひ、それでお願いしたいと思いますのと、それから、先ほども言った講演会も、大変いい講演会で、行った方は六、七人しか、残念ながらいなかったんですが、とてもいい内容でということを言われた方が大勢いました。たった五、六人でしたが、そういう方は言われましたので、ぜひ、次回もそういう方で講演していただくということで、よろしくお願いいたします。これは結構です。  それから、すみません、飛びます。農林費、142ページ、田原ふるさと公園管理運営費でお願いしたいと思います。  田原ふるさと公園は、今年で開園からは20年が経過したんですね。施設の老朽化というのは、これはついてくる話で、大変、老朽化が心配されております。令和元年度の修繕費の実績はどのようか、お伺いしたいと思います。 437 ◯八尋伸二座長【72頁】 農業振興課長。 438 ◯農業振興課長【72頁】 田原ふるさと公園に係る令和元年度の修繕費の実績でございます。  まずそば処東雲の水道管修繕の他、ふるさと伝承館2階の漏水修繕、直売所にございます日よけの修理、浄化槽のファンベルトの修繕、そして、屋外公衆トイレの排水管修繕を実施しております。決算額といたしましては27万6,808円となっております。  御存じのように、田原ふるさと公園、特にふるさと伝承館については木造建築でございまして、それ相応の老朽化が見られますので、今後、計画的に修繕を進めていきたいと考えてございます。 439 ◯八尋伸二座長【72頁】 風間分科員。 440 ◯風間正子分科員【72頁】 ありがとうございます。  この施設は、大変思い出深くて、私たちも議員になったときに、こういう、秦野市内の観光地で食べられるところがなかったので、あるということで、大変興味深い施設でした。  それも20年経ってきたということで、ここで問題になってくるのが、農業者の担い手の問題ということが挙がってきます。これは、東地区だけではないのですが、他の地区でも同様な問題を抱えていると思います。そのような中で、東地区では、身近に出荷、販売施設があるという強みを持っておりますので、この強みを生かして、秦野市民農業塾や国の新規就農者向けの助成制度を活用する中で、東地区の新たな担い手を確保し、直売所への出荷者の増加につなげていってはどうかなと思いますが、いかがでしょうか。 441 ◯八尋伸二座長【72頁】 農業振興課長。 442 ◯農業振興課長【72頁】 東地区に関しましては、今、分科員がおっしゃったように、人手不足、担い手不足に関しましては、本市のみならず、これは全国的な問題なんですが、本市の東地区におきましては、身近に、じばさんずに行かなくても身近に出荷、販売出来る施設があるというのが、一番の強みであると考えております。  現在、東地区にお住まいでないとなかなか出荷できないというふうなルールとなっておりますが、東地区に畑を借りることによっても可能というふうなことになっておりますので、そういったあっせんなども含めまして、この田原ふるさと公園の伝承館のほうに出荷をしていただける農家の増加に寄与できるように努めてまいりたいと思っております。 443 ◯八尋伸二座長【73頁】 風間分科員。 444 ◯風間正子分科員【73頁】 この施設は、本当に朝8時半に行くと、もう行列しております。野菜を買いに来る方たちが、もうほとんど決まっているんですね。それで、ここに並んでいて、本当に8時半、開くのを待って、皆さん買ってというのが現状です。そして、私も何十年もここに行っているんですが、本当に、今、言ったように高齢になりまして、それから、亡くなった方たちもいられまして、やっぱり生産者が1人でたくさん、いろいろとつくっていただいたんですが、みんな後継者がいなくて少なくなってきているのが、この東田原の問題なのかなと思います。  東は東地区でということでやってきたと思いますが、できれば、東地区のみだけでなく、秦野市全体でそういう担い手を考えていくということも一つの方法かと思います。ありがとうございます。  そんなことで、この田原ふるさと公園のまた大きな課題ですが、その中で、もう一つ、公園のシンボルとしてあるのが、水車の修繕でございます。今年ようやく、やっと直していただきまして、水車が回り出しました。田原ふるさと公園は、表丹沢魅力づくり構想にも拠点施設に位置付けられていることから、利用者ファーストの視点に立っても、来てよかった、また来たいと思ってもらえるような、こういう担い手の確保と適切な施設の維持管理にも、これからぜひ、活気ある施設にしてもらいたいと思いますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。これはこれで終わります。  それから、決算書135ページ、環境基本計画推進事業費についてお伺いいたします。  主要な施策では118ページです、環境基本計画についてお尋ねいたします。いろいろな事業が今回、展開されていると思いますが、昨年度、工夫した事業は何かあるかお伺いいたします。 445 ◯八尋伸二座長【73頁】 環境共生課長。 446 ◯環境共生課長【73頁】 本市では、環境基本計画の推進のために各種事業を実施し、市民、事業者等の環境問題に対する意識の啓発、向上を図っております。主なものとしましては、環境月間におけるイベント、児童・生徒を対象とした環境学習エコスクール、環境ポスター、環境標語のコンクールなどがあります。事業がマンネリ化することなく、多くの方に興味を持っていただけるよう、例年、改善を図っており、昨年度は環境学習エコスクールに東海大学の御協力をいただき、実物のソーラーカーを使ったメニューやSDGsについて学ぶメニューを新しく加えました。  また、環境月間のイベントについては、子供向けの出前講座を実施する県の環境アドバイス派遣制度を活用して講師を依頼するなど、事業の充実を図ったところです。  環境問題は、多くの人に関心を持っていただくことが重要ですので、引き続き、楽しみながら環境問題について関心を持ち、そして、実践につながるような工夫を加えて事業の充実を図っていきたいと思います。 447 ◯八尋伸二座長【74頁】 風間分科員。 448 ◯風間正子分科員【74頁】 ありがとうございます。  皆さんのお手元にありますように、主要な施策の成果報告書にいろいろと、ア、イ、ウ、エとやってきたものが書いてございます。そして、もう一つめくっていただきますと、主要な施策の成果報告書では、124ページの緑化思想普及費というところにもありますが、緑のカーテン事業というのがあります。これも、確か私、何回かお話ししたとおり、一番、市民に分かりやすくて効果が出そうなものをやれないのかなと思いまして、再三、小さいことですが、申し述べました。これからまた、第3基本計画ができてきますが、市民と一緒にやれるようなものも1つ作っていかないと、なかなか進まないというのが現実だと思います。これも見てみますと、市民に配布したのは57件ですよね。初めは、ゴーヤとか苗だったんですよね。それが、だんだん予算がないということで、種になったということで、種だとなかなか、発芽してということが難しくて、普通の農家とは違って出てこないということが多くあったものですから、やはり、早く植えて早く効果を出すということが、やっぱり、やることのスピード感ってだいじだと思うんですね。今年みたいなこのような暑さのときには、あのゴーヤがあったら、多分、3度、5度ぐらいは違っていたのではないですか、閉めていたら。今年は市役所本庁舎のところもなかったですよね。何年か前は、あそこにすごくゴーヤのプランターがあって、もうすごいゴーヤの実がなってというのが、市民の皆さんから興味を引いていたんですが、ちょっと今回弱いなという感じがいたしました。  ですから、そういう意味では、この環境問題は、まずみんなに関心を持ってもらわなければいけないので、ぜひ、親子でもできますので、こんなゴーヤの種をまいて作っていくということも、もし担当のほうが、それに手が回らなくて、何かと言ったら、どこかのグループで手を挙げてやってもらえばいいと思うんですね。  ですから、そうやってやれば、みんなが携わることで環境問題、関心を持っていけると思いますので、ぜひ、そんなことも、次の計画の中にもよろしくお願いしたいと思います。  それと突き合わせまして、主要な施策の151ページ、里山ふれあいセンター管理運営費、741万1,583円、決算額になっております。ここは、森林組合のほうに指定管理でお願いしているということで、運営をお願いしているというところでございますが、この自主事業としてどのような事業を行っているのかお伺いいたします。 449 ◯八尋伸二座長【74頁】 環境共生課担当課長。 450 ◯環境共生課担当課長【75頁】 自主事業についてですが、昨年度は、秦野産木材を利用して木製ラックなどを作る親子木工教室や電動ドリルなどの使い方を学ぶ木工はじめて教室、シイタケの栽培方法などを学ぶシイタケの植菌教室、林業従事者のための勉強会などの自主事業を開催しています。 451 ◯八尋伸二座長【75頁】 風間分科員。 452 ◯風間正子分科員【75頁】 この里山ふれあいセンターには、電動ドリルとかいろいろな工具がたくさんあると思います。大変立派な、高価な、大きな機械があるなと思いますが、また、その他にも、炭焼き釜とか石窯などの施設もあって、指定管理者の自主事業のために使うだけではなくて、これからは、環境共生課、今、私、ゴーヤの話もしましたが、そういう課ともタイアップして事業を、あの場所でいろいろやることができるのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 453 ◯八尋伸二座長【75頁】 環境共生課担当課長。 454 ◯環境共生課担当課長【75頁】 里山ふれあいセンターの活用についてですが、現在も、里山ボランティア養成研修などは市と共催で開催して活用しております。  今後も、指定管理者である秦野市森林組合と協力しながら、地域林業、里地・里山保全再生活動の拠点施設としてふさわしい活用を検討していきます。 455 ◯八尋伸二座長【75頁】 風間分科員。 456 ◯風間正子分科員【75頁】 ダブって申し訳ないですが、今日、午前中は中村分科員さんのほうからも、いろいろと間伐材ですか、使って、私も持っていますが、やっぱりそういうことをあの場所で、何も里山ふれあいセンターだけではなく、環境もいろいろなところが、例えば、生涯学習課のテーマとして、何か木工をするという授業があれば、そこでやってみるとかそういうことを、やっぱり里山ふれあいセンターを上手に使って行くというのは、私、これから必要ではないかと思うんですね。  ですから、あの場所もとてもいい場所で、普通の人はあの場所は知りません。やっぱり、それを知っている人ではないと、あの場所ってなかなか分からないですね。そういう意味でも、いろいろなことを、身近なことを作ることによって、里山ふれあいセンターが分かってきますので、私が前から言っていますように、里山ふれあいセンターで、やはり何か木工もの、お土産品をつくって、私、前から言っていますが、マイ箸なんかを作って、焼き印を押して、秦野のマークを押したマイ箸なんかも作ってみて、自分が持って歩くとか、やっぱり、そういうことでも意識付けになると思うんですね。そのためには、やっぱり、里山ふれあいセンターでも常にそういうものをつくっていただいて、お客様が来たらそれを添えて、例えば何かと一緒にお渡しするとか、そういう観光のお土産にもなると思うんですね。  ですから、そういう意味で、やっぱり、里山ふれあいセンターだけではなくて、環境も、みんなが協力してあの場所でそういうものをつくり上げる、できたら里山ふれあいセンターの方には、常にそういうものをつくって、ポストをつくって置いておいてもらうと、例えば、誰かが来たときにお土産に渡すとか、とても秦野らしいいいお土産ではないかと思うので、これは要望にしておきますが、ぜひ、次のときには考えていただきますようよろしくお願いいたします。  それから、もう一つあります。これは商工費のほうです。成果報告書168ページ、これもどなたかが、観光施設維持管理費についてお伺いいたします。これは、弘法山公園については、老朽した給水管の敷設工事が行われるなど、観光地としての魅力を維持すべく対応がなされているものと思いますが、弘法山公園は秦野駅からのハイカーや、桜の時期には花見客、多くの方が訪れる場所であるため、公園周辺や駅前の商店街などに、賑わいに向けて大変可能性を秘めた場所であると考えています。しかし、最近では、動物との触れ合いが楽しめる数少ない場所であっためんようの里が閉鎖されまして、魅力の1つを失った状態となっております。めんようの里の跡地利用では、桜や花を植えて来訪者が観賞や摘み取り体験ができるよう整備するなど、市として観光地の維持管理に加え、将来を見据えてにぎわいを作り出すための整備も併せて考えるべきかと思いますが、弘法山公園の整備、利用状況、まためんようの里跡地利用についてはどう考えているのかお聞かせください。 457 ◯八尋伸二座長【76頁】 観光振興課長。 458 ◯観光振興課長【76頁】 観光施設維持管理費は、市内の観光地や観光施設等の適切な維持管理に努めまして、魅力ある観光地を目指して、ハイキングコースの整備や観光地公衆トイレの保守管理など、快適な環境づくりに取り組んでおります。  弘法山公園でございますけれども、通常業務であるハイキングコースの整備ですとか、公衆トイレの保守管理に加えまして、頻発して起きていた漏水に対応するため、老朽化した給水管の敷設工事、これを昨年度行いました。また、弘法山公園の利用状況でございますけれども、ハイカーなどが年間を通じて訪れ、桜の開花時期には桜まつりを開催し、弘法山の山道に飲食店を出店し、桜のライトアップによる演出などを行っており、このまつりを含め、弘法山公園には年間、30万人の方に御利用いただいております。  この弘法山公園に隣接するめんようの里の跡地利用につきましてですが、市内の街並みや表丹沢の風景、さらには富士山を眺望できるなど、景観スポットとして大変魅力的であり、また、広々と開放的な敷地を利用し、桜や花を植えて観賞や摘み取りを体験する、こうした企画をすることも有効な利用方法と考えられます。  しかし、この敷地全体が複数の民間の方が所有されている土地が集合した形態であるため、新たな企画により、跡地利用を進めるためには、こういった地権者の方の同意等も必要になると考えています。また、敷地自体が農業振興農地でございまして、農業の振興を図るため、優良農地として守る必要がありますので、活用には一定の制限がかかってくると考えております。  このような状況を踏まえて、地権者や管理者の方からは、跡地利用について相談等があった場合には協議させていただきたいと、このように考えております。  以上でございます。 459 ◯八尋伸二座長【77頁】 風間分科員。 460 ◯風間正子分科員【77頁】 弘法山のPRについては、宣伝の仕方によっては、駅前商店街などの賑わいにつながるかと考えられますか、現状どのようにPRなさっているのか。また、パンフレットがあるのかどうかだけ、手短によろしくお願いします。 461 ◯八尋伸二座長【77頁】 観光振興課長。 462 ◯観光振興課長【77頁】 弘法山のPRについては、秦野市観光協会や広報広聴課とも連携いたしまして、ハイキングマップの作成ですとか、各種情報誌への情報提供、また、ドローンによる空撮などを行い、インスタグラム、ツイッターなどSNSを利用いたしまして、四季折々の風景をアップするなど、市内外に広くPRしております。  また、弘法山公園をPRということで、駅前商店会のにぎわいということにつなげることとございましたけれども、秦野駅や鶴巻温泉駅を利用するハイカーに向けて、両駅周辺を周遊して楽しんでいただけますように、飲食店や文化的、歴史的施設などはイラストで掲載し、分かりやすい内容に仕上げた弘法山麓まちめぐりガイド、これもパンフレットになりますけれども、こちらを作成しております。秦野駅の観光案内所や鶴巻温泉駅北口の改札前で配架しておりますので、来訪者の役に立っているなと、このように考えております。  以上でございます。 463 ◯八尋伸二座長【77頁】 風間分科員。 464 ◯風間正子分科員【77頁】 大変、やはり、これからの、まちの中にある観光地として、この弘法山を位置付ける必要があるなと思いました。しかし、よその人の土地であったり、農業振興農地であったり、大変難しい問題がたくさんありますが、ぜひ、1つずつクリアしていただきまして、観光の1つとしてやっていただきたいと思います。  それから、最後、もう1つになります。成果報告書163ページ、商店街後継者等育成事業費ですね。先ほど他の分科員もお話ししていましたが、実は、このア、イ、ウの婚活イベント、これが大変、私も興味がありまして、実は随分昔、婚活、婚活ということで騒いでいたなと思いましたんですが、大変、今、商店会の方たちが率先的にやっていただいていて、大変いいカップルが成立したということですが、状況はいかがでしょうか。 465 ◯八尋伸二座長【77頁】 産業振興課長。 466 ◯産業振興課長【77頁】 秦野の市内の事業を営む若手経営者が、また、この後継者をつくるためにということで、パートナー探しを目的に、独身男女の出会いをきっかけの場として、この「秦野本気婚(マジコン)」というのをやっております。報告書にございますとおり、昨年は男女で53人、例年、大体60人近くが参加していただいているということでございます。昨年はカップルが8組ということで成立しておりますが、これまで、平成24年から8回にわたって、67組がカップルになっているということでございます。風の便りに、7組が御成婚までに至ったと聞いてございます。  これは、非常に難しい事業でございまして、要するに、御成婚を前提にみたいなことをやりますと、まず人が集まって来ない。そういう意味においては、デリケートに、主体的に、若手後継者に任せてくれというものを大切にしながら進めてございまして、そういう意味においては、4駅のそれぞれ、圏域の違い、若手がオール秦野として、みんなで企画から実行まで、なおかつ、平成29年度からは地元の商店街の店舗を使って、全て実行までを自分たちでできるような形になってまいりまして、そういう意味においては、これが一つの、若手経営者が様々、暮らしながらやっている事業として応援しているところでございます。 467 ◯八尋伸二座長【78頁】 風間分科員。 468 ◯風間正子分科員【78頁】 ありがとうございます。  本当に、これは商店街の活性化に、後継者ということで、重要な問題なので、ぜひ、これは成功されて、こういうところには私たちも応援していきたいと思います。ありがとうございました。  それで、最後にもう一つお聞きします。これは環境産業部長にお聞きします。  今回、この決算書を見ましても、大変申し訳ないんですが、環境についてどうなのかなと。本当に秦野市はどっちの方向を向いていくんだろうかと。バイオマス、ずっと私もこれを少しずつ読んだり、いろいろ環境もずっと読んでみたんですが、本当に何を目的としてバイオマスもやるのか、どこに焦点を当てて、これから秦野市の環境問題を解決していくのか、少し短い時間で申し訳ないんですが、もしできたら環境産業部長にお話ししていただきたいと思います。 469 ◯八尋伸二座長【78頁】 環境産業部長。 470 ◯環境産業部長【78頁】 環境問題は、御質問のとおり、非常に多岐にわたる問題でございます。その上で、この環境を大切にすることは命を大切にすることであると思っております。  さらに、この環境を守ること、それと、生活、経済の維持、この両立、バランスというのが、まさに今、言われている、持続可能性という点で非常に重要な点ではないかなと思っております。  したがいまして、来年度から新たな環境基本計画がスタートする、その策定をしているわけでございますけれども、今、分科員からいただいた意見も踏まえて、地域の特性、地域資源を生かす、それから、一人一人の方に主体的に取り組んでいただくと、この2つの観点を持って、これから一つ一つの事業に、どれが優先ってなかなか、順位付けするのは難しいですけれども、全てが、命を守るために大切な施策だと思いますので、そういった考えで取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 471 ◯八尋伸二座長【79頁】 風間分科員。 472 ◯風間正子分科員【79頁】 ありがとうございます。次は新しい総合計画が出てきまして、いろいろと計画が出てきますので、環境問題はもう目を離せない政策だと思います。  それと、もう一つ、市の執行部の方たちにお願いしたいのは、環境問題というとイコールごみ問題になってしまうんですね。市民もそうなんです。それももちろん大事です。ですから、これから皆さんたちがやっていくのには、縦ばかりではなくて横のつながりも作って、やはり、ここだけで解決できないものは横に流して、お互いに1つの目標に向かってやっていただかないと、環境問題は解決できないと思いますので、どうぞ、引き続きよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 473 ◯八尋伸二座長【79頁】 以上で、風間正子分科員の質疑を終結します。  暫時休憩します。               午後 2時50分 休憩              ─────────────               午後 3時04分 再開 474 ◯八尋伸二座長【79頁】 再開します。  休憩前に引き続き、質疑を行います。  高橋文雄分科員。 475 ◯高橋文雄分科員【79頁】 大分時間が迫ってきましたけれども、しばらくお聞きいたしたいと思います。  成果報告書の137ページ、都市農業活性化推進事業費でございますけれども、これについては大分地区や個々の状況に合わせた指導とか、あるいは都市型農業の特性を生かした「農」のあるまちづくりの推進というようなことでやってきておりますけれども、いつも農業を取り巻く環境というのは厳しいわけでございまして、最近は特に新型コロナウイルス感染症で流通関係が乱れたりとか、それから、当然、自然災害、また、後継者の不足とか、そういうもの、いろいろございますけれども、特にいつも立派な農産物ができても収穫直前に鳥獣にやられるということが一番大変な問題でございますけれども、そういう点を含めまして、時間がありませんから要望に変えますけれども、ぜひきめ細かな指導をしていっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、成果報告書の140ページ、農作物被害防除事業費でございますけれども、捕獲のほうにつきましては、ただいま我が会派の小菅分科員のほうからもありましたので、割愛させていただきますけれども、捕獲した後の処理についてお聞きしますけれども、3年ほど前、大磯町で随分捕られて、それと比較して、秦野市がこれだけ広い面積なのに3分の1ぐらいしか捕獲してなくて、どうしたものかと思っていましたけれども、ここのところ大分増えてきましたけれども、捕獲をした種類といいますか、その頭数と、それから、捕獲した後の処理をどうされているか、その点をお聞かせいただきたいと思います。 476 ◯八尋伸二座長【80頁】 農業振興課担当課長。 477 ◯農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長【80頁】 まず、令和元年度捕獲した農業者、猟友会、自治体を含め、捕獲した頭数でございますが、ニホンジカが119頭、イノシシ228頭、ハクビシン68頭、アライグマ14頭、鳥類680羽となっております。  御質問の捕獲後の処理について、焼却施設をつくり、処理するのか、それともジビエ処理、ジビエを利用するのかについてですが、捕獲分処理のうち、焼却施設については現時点で費用対効果の点から埋設及び現在の動物霊園での焼却処分を併用していくことが有利であると考えています。また、ジビエ利用については、骨や皮などのジビエ利用ができない部位があり、その処理方法の検討も必要であるため、焼却処分か、ジビエ利用かという整理ではなかなか対応ができない部分もございます。さらに、ジビエ利用には捕獲方法や加工処理施設の整備、担い手の問題など、多くの課題があります。  令和2年3月実施いたしましたウェブアンケートでは、400人の回答のうち、鹿、イノシシの肉を食べることについて、「食べたことがないが食べてみたい」、「食べたことがあり、また食べたい」という方を合わせ54.8%の方が好意的な回答を寄せられた一方で、ジビエを活用するに当たっての取り組むべき課題については、「課題を明らかにして慎重に取り組むべき」との回答が58.8%になっております。ジビエ利用については、秦野商工会議所の積極的な取組も注視しながら慎重に検討していきたいと考えております。 478 ◯八尋伸二座長【80頁】 高橋分科員。 479 ◯高橋文雄分科員【80頁】 ありがとうございます。今のアンケートについてですけれども、「食べたことがないが食べてみたい」というふうなことが54.8%ということで、大体過半数ということでございますけれども、あまり関心がないとか、あるいはやめたほうがいいとか、逆の質問といいましょうか、その辺の数はいかがですか。 480 ◯八尋伸二座長【80頁】 農業振興課担当課長。 481 ◯農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長【80頁】 先ほど分科員がおっしゃった「食べたことはないが食べてみたい」、「食べたことがあり、食べてみたい」という方が54.8%ということですが、逆といたしまして、やはりいろいろ課題がありますので、ウェブアンケートでは「課題を明らかにして慎重に取り組むべき」という回答の方がやはり58.8%という数字になっております。 482 ◯八尋伸二座長【80頁】 高橋分科員。 483 ◯高橋文雄分科員【80頁】 鳥獣を捕獲した後、一番多いのが焼却処理ということでございますけれども、大体そのようなことで決まれば、市のほうでも焼却にしようか、埋設にしようかとか、あるいはジビエ利用にしようかというのは、どういう処理をしたほうがいいかというのはなかなか決まってこないわけですけれども、焼却がほとんどで、農協あたりでも焼却処理が一番簡便でいいからという話でありますので、その辺で決定して、それからそれの対策といいましょうか、焼却の場合、イノシシなんていうと解体しなければ駄目だということで、だから、大型の炉が欲しいということで、その辺で焦点を絞ってから対策を立てられるのはいかがですか。 484 ◯八尋伸二座長【81頁】 農業振興課担当課長。 485 ◯農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長【81頁】 分科員の御提案であります焼却施設だとか、設置につきましては、やはり場所の問題だとか、課題等もいろいろあるという認識がございますので、JAはだのと協力しながら、どういうやり方がいいのかというのは今後検討していきたいと考えています。  以上です。 486 ◯八尋伸二座長【81頁】 高橋分科員。
    487 ◯高橋文雄分科員【81頁】 ぜひそのように進めていただきたいと思います。  ジビエのほうもなかなか大変なようで、小田原市でも今年3月頃から市役所の食堂で提供するというような話もあって、5月に会派で食べに行こうといったら、少し問題というか、あってから、ここのところやってないんだという話で、伊勢原でも始めたというから食べてみようなんて話がありましたけれども、1日6食とかなんかで、それで予約でもしないとできないという話なものでやめましたけれども、なかなか問題があるようですから、取りあえずぜひ焼却のほうで進んでいただきたいと思います。  それで、あと埋設のほうですけれども、場所によってほとんどできないようなところもあるわけですから、その辺の対策も、例えば重機を使うとか、あるいは林道、農道の整備を進めるとか、当然その辺は考えてやっているわけですけれども、そんなことを進めていただきたいと思います。  以上で終わります。  次に、成果報告書152ページの(41)快適な住まいづくり(秦野産材住宅支援)事業費についてでございますけれども、昨年度の実績について、3件で106万円と出ておりますけれども、これは量や何かとしてどのぐらい使用されたのか。お願いします。 488 ◯八尋伸二座長【81頁】 環境共生課担当課長。 489 ◯環境共生課担当課長【81頁】 昨年度補助対象として使用された秦野産材の量ですが、3件の合計で、ヒノキ材が17.47立方メートル、杉材が7.24立方メートル、合わせて24.71立方メートルとなります。 490 ◯八尋伸二座長【81頁】 高橋分科員。 491 ◯高橋文雄分科員【81頁】 ありがとうございます。もう一つ、お聞きしようと思っていましたけれども、いろいろそれまでの間、調べている間に分かりましたので、それは割愛させていただきますけれども、それについてはどういうところの部分で使用したかということでございますけれども、大体柱とか、はりとか、棟とか、そういう構造材といいましょうか、躯体になるような場所ということだそうでございます。  それから、最近少し聞いたのですけれども、合成材といいましょうか、合板というか、その辺について、木造住宅は耐用年数20年か30年だというような、少し新聞か何かで見たことがあるのですけれども、確かに無垢を使うか、集成材、要するに、チップやなんかを固めてつくるようなものとか、あるいはコンパネというか、合材にして使うか、そんな方法があると思いますけれども、集成材なんていうと、少し調べたら50年から70年もつというのですけれども、こういうのは少し湿気のあるところとか、雨に当たったりすると、化粧板というか、表面が剥がれて中がぼろぼろしてしまうという状況があるようですけれども、その辺もよく木材を使う場合には説明していただいて、利用してもらうようにしていただきたいと思います。できれば、なかなか無垢だと価格が高いので、限度額を上げるとか、補助率を上げるとか、何かその辺の支援の仕方をもう少し使用する人が楽にできるような感じに進めていただければいいと思いますけれども、よろしくお願いいたします。ぜひこれからまた、秦野の里山、あるいは山を、緑をという感じで行かなければいけないときでございますので、よろしくお願いします。  それで次に、震生湖周辺整備事業費についてですけれども、成果報告書170ページについて、中井町との協議についての進ちょく状況についてお伺いいたしたいと思います。 492 ◯八尋伸二座長【82頁】 観光振興課長。 493 ◯観光振興課長【82頁】 震生湖周辺整備事業費のうち、中井町との協議の進ちょくということでお答えいたします。  震生湖周辺の整備につきましては、豊かな自然環境の保全及び良好な景観の創出により、震生湖の魅力向上を図るとともに、来訪者が湖畔から見る四季折々の風景や地質、歴史的な震災遺構としての魅力など、楽しめるよう環境整備を進めております。昨年度は国登録文化財への登録も見据えまして、今後は目的も年齢も様々な方の来訪が予想されるため、より歩きやすくすることを目的として、散策路の階段整備やウッドチップ舗装などを行いました。また、本市が用地取得した売店跡地では、来訪者の憩いの場として、ベンチやテーブルを設置するなど、整備をいたしました。  隣接する中井町との協議でございますけれども、可能な範囲で中井町側についても、本市と同様の散策路整備を進めていただくようお願いしたほか、震生湖中央にある、いわゆる太鼓橋と呼ばれる橋ですけれども、これより東側について、現在、湖畔を周回できるような状況ではないため、周回に向け、整備を進めることを協議させていただいております。  震生湖の整備に当たりましては、今後も引き続き中井町としっかり連携を図り、中井町のエリアにおいても本市と同様の整備をお願いするとともに、地域の方の御意見等もいただきながら、魅力ある観光地づくりを進めていきたいと考えています。  以上でございます。 494 ◯八尋伸二座長【83頁】 高橋分科員。 495 ◯高橋文雄分科員【83頁】 これで終わります。 496 ◯八尋伸二座長【83頁】 以上で高橋文雄分科員の質疑を終結します。  これで、自民党・新政クラブの質疑を終結します。  古木勝久分科員。 497 ◯古木勝久分科員【83頁】 それでは、1項目、よろしくお願いします。決算書147ページ、002、農作物被害防除事業費、成果報告書140ページ、(10)農作物被害防除事業費であります。令和元年度の広域獣害防護柵の点検に関する委託業務の状況はどのようなのか、その事業内容と執行額について、御説明をお願いします。 498 ◯八尋伸二座長【83頁】 農業振興課担当課長。 499 ◯農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長【83頁】 令和元年度の広域獣害防護柵の委託業務についてですが、倒木や獣による破損等で、柵の機能上支障がある箇所を把握し、機能を保全するための軽易な修繕を行うため、令和2年1月21日から同年2月23日までの期間で業者委託による点検調査等委託業務を実施いたしました。委託業務の結果、倒木による破損32か所、獣による破損等28か所の軽易な修繕を行っております。また、軽易な修繕では対応できない箇所が19か所判明いたしました。この委託業務による報告を受けまして、軽易な修繕で対応できない破損のあった19か所のうち、5地区、10か所につきましては、予算の範囲内で倒木の除去や柵の張り直し、補修による機能強化等工事を実施いたしまして、防護柵の機能回復を図っております。御質問のありました執行額でございますが、点検調査等委託業務につきましては49万8,740円、機能強化等工事につきましては16万9,400円の実績となっております。 500 ◯八尋伸二座長【83頁】 古木分科員。 501 ◯古木勝久分科員【83頁】 今の御答弁ですと、破損のあった19か所のうち、5地区、10か所につきましては予算の範囲内で工事を実施し、機能回復したということですけれども、残りの9か所はどうなっているんでしょうか。 502 ◯八尋伸二座長【83頁】 農業振興課担当課長。 503 ◯農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長【83頁】 昨年度の委託業務におきまして修繕ができなかった箇所につきましては、崩落等により修繕の費用が高額となる状況も見込まれまして、現状、対応が困難となっており、破損した状況が続いているということです。 504 ◯八尋伸二座長【83頁】 古木分科員。 505 ◯古木勝久分科員【83頁】 昨年の9月と12月の一般質問で、広域獣害防護柵の修繕の報告書をいただきました。平成28年、平成29年、その報告書にも防護柵の修繕等、破損しているところ全てを対応しておりません。予算の範囲内で恐らく実施したんでしょうけれども、このような状況で適切な広域防護柵の管理ができるのかどうか、その辺は少し心配なのですけれども、いかがでしょうか。 506 ◯八尋伸二座長【84頁】 農業振興課担当課長。 507 ◯農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長【84頁】 広域防護柵の管理につきましては、予算の範囲内で点検等の調査及び機能の維持に努めている状況であります。そのため、十分な対応ができているとは現状言えません。広域防護柵全体の機能保全を図るためには、やはり修繕工事も膨大になりますので、なかなか市単独での対応は厳しいということで、県に予算要望を行っている状況です。  以上です。 508 ◯八尋伸二座長【84頁】 古木分科員。 509 ◯古木勝久分科員【84頁】 今、膨大だと言われましたけれども、どれくらい膨大になるんでしょうか。 510 ◯八尋伸二座長【84頁】 農業振興課担当課長。 511 ◯農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長【84頁】 具体的な金額は、まだ見積りは取っておりません。 512 ◯八尋伸二座長【84頁】 古木分科員。 513 ◯古木勝久分科員【84頁】 急な振りで恐縮です。膨大というのは報告書の中に恐らく出ていると思うのですけれども、平成27年、平成28年、平成29年、恐らく毎年70万円ぐらいショートするのではないかなと、記憶ではそのように思っておりますけれども、ただ、これをやらないと、やはりアリの一穴ではないですけれども、しっかりやっていかないと、完璧とは言わないまでも中途半端な形で広域防護柵がそのまま放置された状態になっていくと、これはやはり野生動物のすみかになってしまう。ますます助長していく。里山のほうで一生懸命やっていても、こういうところで抜けてしまうと、こういう管理が抜けてしまうと、なかなか下のほうでヒルがいっぱいだとか、やれ、何匹くくりわなにかかったとか言っても、そういうところをやはりしっかりやっていただきたいなと思います。  質問を変えます。昨年度も広域獣害防護柵の点検業務委託では、大阪に本社があり、東京都千代田区内の会社に8年連続、随意契約で、随意契約として50万円以内というか、この額なのですけれども、昨年12月の定例会でやっぱり市内事業者に委託すべきではないかと提言させていただきました。御答弁では、JAや生産組合等、構成される秦野市営農推進協議会で協議するということであって、ぎりぎりのところで従来の会社に金額的にはやっていただいたけれども、今年度、来年度に向けて、どういうような取組を考えていらっしゃいますでしょうか。 514 ◯八尋伸二座長【84頁】 農業振興課担当課長。 515 ◯農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長【84頁】 昨年の点検委託業務は従来の会社と異なります東京都内の事業者に委託しております。平成30年度まで広域防護柵の委託業務を請け負っておりました事業者により契約を断られたため、急遽、同様の業務が請け負える業者の紹介を受けまして、業務を実施いたしました。今年度の業務についてはヤマビルによる吸血被害の懸念がなくなる12月以降で予定をしております。委託先ですが、令和元年度発注した業者以外にも、地元にも森林組合だとか、生産組合などに打診することで、地元をよく知る地域の力をできる限り活用する方向で考えていきたいと思っております。  以上です。 516 ◯八尋伸二座長【85頁】 古木分科員。 517 ◯古木勝久分科員【85頁】 この広域防護柵の点検業務委託の財源は、確認なのですけれども、国庫ですよね。 518 ◯八尋伸二座長【85頁】 農業振興課担当課長。 519 ◯農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長【85頁】 そのとおりです。 520 ◯八尋伸二座長【85頁】 古木分科員。 521 ◯古木勝久分科員【85頁】 設計見積りが実際49万円で適切な価格なのかどうか。49万8,740円ですか。この辺からやはり見直していかないといけないのではないかなと思います。  次の質問に移らせていただきます。昨年度も一般質問させていただいたのですけれども、広域防柵の維持管理には隣接する自治体との連携がどうしても必要ではないかなと。特に接続部においては、私も現場を、松田の方面と伊勢原の方面を見に行ってきましたけれども、その辺はどうでしょうか。 522 ◯八尋伸二座長【85頁】 農業振興課担当課長。 523 ◯農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長【85頁】 近隣市との広域の連携の御質問でございますが、現在、厚木市、伊勢原市、愛川町、清川町、本市で構成します広域行政連絡会を通じまして、広域的な行政課題について要望活動を行っております。その要望活動の中で鳥獣被害対策につきましては、広域獣害防護柵が近年のゲリラ豪雨といいますか、そういった台風だとかの上陸によりまして、自然災害により従来の管理では対応できない大規模な修繕が必要な状況になっていることを踏まえまして、同じ認識でございます清川村と連携しまして、財政支援の拡充を求める要望書を提出しております。イノシシの被害が増加するなど、獣の勢力が増していく中で、広域獣害防護柵の果たす役割はまだまだ重要であると考えています。しかしながら、老朽化が進んでいる現状もありますので、広域獣害防護柵の更新といいますか、張り替えといいますか、そういったものも視野に入れながら検討していく必要性があるのかなと感じております。  以上です。 524 ◯八尋伸二座長【85頁】 古木分科員。 525 ◯古木勝久分科員【85頁】 丹沢山系には広域防護柵が約83キロメートルですか。秦野分は26キロメートル。非常に広範囲にわたっているのですけれども、そもそもというか、広域獣害防護柵の侵入防止効果というのはどのように考えていらっしゃるか。よろしいですか。 526 ◯八尋伸二座長【86頁】 農業振興課担当課長。 527 ◯農業振興課農業支援・鳥獣対策担当課長【86頁】 広域獣害防護柵の機能、効果について説明します。獣の侵入を防ぐという役割につきましては、山林内の広範囲に連続して設置されているため、獣が最寄りの農地に出没するのを妨害し、開口部や破損穴から出入りするにしても、迂回の必要があることから、一定の労力をかけるという必要がありまして、身体的、体力的にも農地への出没を思いとどまらせる効果はあるのかな、期待できると考えています。近年の研究から、同じ種類の獣でも里にすむ個体と山にすむ個体があり、それぞれのすみかに適応した暮らしをしていることが分かっております。広域獣害防護柵を設置したことで獣の生活形態に変化を及ぼしている可能性もございます。獣害につきましては集落周辺での出没は人身被害の発生が懸念されるとともに、農業被害に結びつくことから、里にすみついた個体をできる限り排除していく必要があります。集落周辺で生活する個体をこれ以上増やさないためにも、広域獣害防護柵を適切に管理し、山と里をしっかりと分断した上で獣害対策を推進していきたいと考えています。  以上です。 528 ◯八尋伸二座長【86頁】 古木分科員。 529 ◯古木勝久分科員【86頁】 いずれにしても、防護柵は営農意欲をそがないためにも必要であると。それから、先ほど言われましたように、自然環境の保全のため、先ほど小菅分科員も言われましたけれども、ヤマビル、観光にもつながっている話であります。ぜひ広域防護柵の取組を一生懸命やっていただきたいと思います。  終わります。 530 ◯八尋伸二座長【86頁】 以上で、古木勝久分科員の質疑を終結します。  吉村慶一分科員。 531 ◯吉村慶一分科員【86頁】 決算書の29ページ、鶴巻温泉弘法の里湯使用料の関係でお伺いします。市のOBの方からアドバイスをいただきまして、施設の目的外使用をチェックしたほうがいいよということで、その立場からお伺いしますが、弘法の里湯の物販店舗について使用料の算出根拠はどうでしょうか。また、減免等の措置は今、行っているでしょうか。また、過去はいかがだったでしょうか。 532 ◯八尋伸二座長【86頁】 観光振興課担当課長。 533 ◯観光振興課担当課長【86頁】 まず、弘法の里湯の物販店舗部分につきまして使用料の算出根拠ということでございますけれども、弘法の里湯の物販部分につきましては、秦野市行政財産の目的外使用に係る使用料に関する条例に基づき、使用料の算定を行っております。具体的には、秦野市財産規則第12条に基づき定めた建物の建築費5億6,255万1,600円を評価額といたしまして、その評価額を弘法の里湯の延べ床面積1,667.92平方メートルで除して得た額に、店舗として使用を許可する面積30.58平方メートルを乗じて得た額である72万1,975円を年額の使用料としております。  次に、使用料の減免の有無についての御質問ですが、弘法の里湯がオープンした平成13年度から平成18年度までは、秦野市行政財産の目的外使用に係る使用料に関する条例及び同条例施行規則に基づき、地域産業振興を図るための使用として、10月2日にオープンした平成13年度は100%、翌年度以降は50%から25%の間で減免を行っておりました。しかし、平成19年度に使用者から、入館者数や売上額が増加してきたことを理由に、減免申請を行わない旨の申出がありましたので、それ以降は地域産業振興のための減免措置というものは行っておりません。  その他の減免といたしましては、平成23年度、令和元年度及び令和2年度に施設の改修工事に伴う臨時休館期間中の使用料の減免、並びに令和元年度及び令和2年度に新型コロナウイルス感染症拡大防止のための臨時休館期間中の使用料の減免措置を行っております。  以上です。 534 ◯八尋伸二座長【87頁】 吉村分科員。 535 ◯吉村慶一分科員【87頁】 その減免措置ですけれども、これも条例の規定によるということですが、これは毎年度、申請があって、毎年度、許可していたものでしょうか。  それと、所定の用紙があると思うのですけれども、そういうものについてはどうだったんでしょうか。 536 ◯八尋伸二座長【87頁】 観光振興課担当課長。 537 ◯観光振興課担当課長【87頁】 御質問にお答えいたします。まず、減免申請につきましては、毎年、減免申請書を使用者の方から提出していただきまして、内容を判断しまして、決裁をしまして、減免の許可決定通知書を出しております。  また、様式につきましては、今、申し上げましたとおり、市の規定の減免許可決定通知書にて相手の方に通知をしております。  以上です。 538 ◯八尋伸二座長【87頁】 吉村分科員。 539 ◯吉村慶一分科員【87頁】 目的外使用の施設というのは、条例上、産業の振興だとか、利用者の利便性を図るとかという、その目的のために許可されるわけで、ということになると、その目的外使用の物販店舗等の売上げ等の数字については、本来の目的が果たされているかどうかということを確認する観点から、常時これを提出してもらうのが必要だと思いますが、その点はどうなっていますか。 540 ◯八尋伸二座長【87頁】 観光振興課担当課長。 541 ◯観光振興課担当課長【87頁】 弘法の里湯の使用許可している物販店舗からは年間4回に分けて売上報告書というものを提出していただいております。この売上報告書の提出につきましては、市から提出を義務づけているということではなくて、現在は神奈川県が毎年実施しております入込観光客調査の対象施設に弘法の里湯が指定されておりますので、施設における観光客の消費額を弘法の里湯として回答しなければならないために、あくまでも調査のためのお願いということで提出していただいているというところでございます。  以上です。 542 ◯八尋伸二座長【88頁】 吉村分科員。 543 ◯吉村慶一分科員【88頁】 目的外使用を許可している条例の趣旨から言って、今後、これは義務づける必要があると思いますが、いかがでしょうか。 544 ◯八尋伸二座長【88頁】 観光振興課担当課長。 545 ◯観光振興課担当課長【88頁】 今、吉村分科員のおっしゃられたように、行政財産の使用を許可している事業者の売上げ状況をきちんと把握することが大切という部分につきましては御指摘のとおり、まさにそのとおりだと考えております。現在は、行政財産の使用許可の条件に売上報告書の提出は求めておりませんけれども、実際には使用者との間では定期的に連絡調整会議を開催しまして、使用者の方から売上報告をいただき、また、逆に弘法の里湯のほうから入館者数の情報を提供したりということで、情報交換は定期的に行っておりますので、義務化するかどうかということは検討させていただくのですけれども、いずれにしても、使用者との間では情報交換というのは緊密に行いながら、お互いに弘法の里湯の入館者が増加し、また、使用者の売上げも増加するような方法を考えながらやっていきたいと思っております。  以上です。 546 ◯八尋伸二座長【88頁】 吉村分科員。 547 ◯吉村慶一分科員【88頁】 終わります。 548 ◯八尋伸二座長【88頁】 以上で、吉村慶一分科員の質疑を終結します。  伊藤大輔分科員。 549 ◯伊藤大輔分科員【88頁】 私から、成果報告書129ページの、先ほど山下分科員もおっしゃったごみの持ち去り問題ですね。あの話を聞いてまして、ごみが欲しい人に持っていってもらったらいいのではないかなと。そっちのほうがエコなのではないかなと。それで、私が言いたいのは寛容さなのですね。ごみをあさっている。どういう形で持っていくのか知らないけれども、困られてごみを持ってくるということなので、社会としての寛容さ、きれいに頑張られているのは分かるのですけれども、管理するあまり、最後の人間の温かさとか、寛容さを失ってほしくないなと思いまして、一言。ありがとうございました。 550 ◯八尋伸二座長【88頁】 以上で、伊藤大輔分科員の質疑を終結します。  各分科員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 551 ◯八尋伸二座長【89頁】 質疑なしと認めます。  これで、衛生費のうち、項2・環境費及び項3・清掃費、並びに農林費及び商工費に対する質疑を終結します。  暫時休憩します。               午後3時42分 休憩
                 ─────────────               午後3時46分 再開 552 ◯八尋伸二座長【89頁】 再開します。  次に、歳出7款・土木費に対する質疑を行います。  執行部の概要説明を求めます。  建設部長。 553 ◯建設部長【89頁】 それでは、都市部及び建設部が所管しております土木費の決算について、私から一括して概要を御説明いたします。  まず、主要な施策の成果報告書175ページの(1)土木管理業務費では、市道22路線の新規認定及び97路線の区域変更を実施し、その路線について道路台帳を整備し、認定市道は2,895路線、総延長は約648キロメートルになりました。  次に、176ページ、(4)公共施設等保全計画策定事業費では、公共施設の老朽化に伴うコンクリート強度等の劣化状態を把握し、適切な使用期間を定める基礎情報とするために、一定の年数に達した23施設のコンクリート劣化度調査を実施しました。  次に、177ページ、(8)市道舗装費では市道14号線など31路線を、また、(9)国庫関連市道舗装費では市道4号線など2路線の舗装打換え工事を行いました。  次に、178ページ、(11)国庫関連通学路整備工事費では、市道戸川6号線など2路線のイメージ歩道を整備しました。  次に、179ページ、(14)歩道設置事業費では、建物の建てかえ事業等に合わせ、市道若松町6号線などの歩道設置事業を行いました。  また、(15)国庫関連歩道設置事業費では、歩行者が多く利用する通学路等において歩行者の安全を確保するため、国の交付金を活用し、市道9号線などの事業を行いました。  また、令和3年度の完成を目指している東海大学前駅北口のエレベーター及びエスカレーター整備に係る詳細設計を実施しました。  次に、180ページ、(16)市道改良事業費では、日常の円滑な交通処理及び災害時における緊急車両等の通行経路を確保するため、市道58号線などの拡幅改良事業を行いました。  また、(17)国庫関連市道改良事業費では、国の交付金を活用し、市道76号線などの拡幅改良事業を行いました。  次に、(18)秦野SA(仮称)関連道路施設整備事業費では、新東名高速道路の開通に合わせ、スマートインターチェンジの設置に向け、中日本高速道路株式会社と協定を締結し、アクセス道路の整備を進めるとともに、周辺道路の安全対策工事を実施しました。  次に、181ページ、(19)橋りょう長寿命化・耐震化事業費では、山内橋などの修繕工事等を行いました。  次に、182ページ、(23)まちづくり推進経費では、秦野駅前通り周辺のまちづくり検討会の活動を支援するとともに、立地適正化計画を策定しました。  次に、(24)都市計画策定事務費では、令和2年に目標年次を迎える都市マスタープランの改定に向けた検討を行いました。  また、新たな産業拠点として計画的な整備を図るため、秦野サービスエリア(仮称)スマートインターチェンジの周辺道路や水路の整備に向けた検討を行いました。  次に、184ページ、(28)建築物耐震改修等補助事業費では、既存建築物の耐震化を促進するため、公民館で耐震相談会や対象となる建物へのポスティング等を通じた耐震化の必要性と補助制度の周知に努め、21件の補助を行いました。  次に、185ページ、(29)公共交通推進事業費では、民間事業者による乗合タクシーの運行経費を助成するとともに、利便性向上のため、柳川・八沢線の延伸と清戸停留所の新設を行いました。  次に、186ページ、(30)乗合バス維持確保事業費では、乗合バスのバリアフリー化を促進するため、3台のノンステップバス導入に対し、経費の一部を助成しました。  次に、187ページ、(33)秦野駅南部(今泉)土地区画整理事業費では、良好な住環境の形成を促進するため、都市計画道路尾尻諏訪原線沿道区域の土地区画整理事業について減価買収を進めるとともに、仮換地指定に伴う移転補償費、整地工事等を実施しました。  次に、188ページ、(34)インター周辺整備事業費では、戸川地区及び西大竹地区における土地区画整理事業の実現に向け、準備組合への支援として、事業計画案作成委託業務を実施するとともに、地元合意形成に努めました。  次に、189ページ、(38)都市公園長寿命化事業費では、南が丘公園などの遊具改修や、161か所の公園の遊具安全点検を行い、安全確保に努めました。  次に、(39)おおね公園維持管理費では、多目的広場に防球ネットの増設などを行いました。  次に、190ページ、(41)総合体育館維持管理費では、吸収冷温水機の更新を行い、安全で快適な利用環境の整備に努めました。  最後に192ページ、(43)老朽化木造戸建市営住宅集約事業費では、桜塚住宅及び浄屋第2住宅の解体工事と桜塚住宅の住み替え移転を行いました。  以上、令和元年度決算の概要を一括して御説明いたしました。よろしく御審査くださいますようお願いいたします。 554 ◯八尋伸二座長【91頁】 執行部の説明は終わりました。  これより質疑に入るのでありますが、議事の整理上、予算決算常任委員会決算分科会(令和元年度決算)各款における審査対象事業一覧のとおり区分して行います。  まずは土木費、項1・土木管理費から項3・河川費について質疑を行います。  公明党、中村英仁分科員。 555 ◯中村英仁分科員【91頁】 なし。 556 ◯八尋伸二座長【91頁】 質疑なしと認めます。  横山むらさき分科員。 557 ◯横山むらさき分科員【91頁】 なし。 558 ◯八尋伸二座長【91頁】 質疑なしと認めます。  山下博己分科員。 559 ◯山下博己分科員【91頁】 もうさすがに時間がございませんので、橋りょう長寿命化・耐震化事業費、181ページについて伺います。伺いますというか、要望とさせていただきます。  橋りょうの長期修繕と耐震化工事を進める重要な事業となるわけでございますが、現在、計画に対して若干の工事の遅れもあるということを伺っております。耐震化で言えば、緊急輸送路であったり、避難経路にある橋が大きな地震で落橋することで、その後の住民の避難をはじめ救助体制や物資の輸送、さらにはその後の復旧活動に大きな影響を及ぼすことになるわけでございます。近年、大きな地震の発生率が高まっていると言われておりますので、そういった重要な橋りょうに対しては計画的になるべく早い段階で工事が進められるようにお願いしたいと思います。  あと、避難経路に架かる橋りょうについては、住民への周知、その橋が落橋したら、避難所に行けないのではないかと心配している市民の方もいらっしゃいますので、周知をぜひお願いしたいと思います。  以上、よろしくお願いします。 560 ◯八尋伸二座長【91頁】 以上で、山下博己分科員の質疑を終結します。  これで、公明党の質疑を終結します。  日本共産党、佐藤文昭分科員。 561 ◯佐藤文昭分科員【91頁】 なし。 562 ◯八尋伸二座長【91頁】 質疑なしと認めます。  創和会、原聡分科員。 563 ◯原聡分科員【91頁】 なし。 564 ◯八尋伸二座長【91頁】 質疑なしと認めます。  木村眞澄分科員。 565 ◯木村眞澄分科員【92頁】 橋りょう長寿命化・耐震化事業費について、内容はよく承知しておりますので、一応要望だけさせていただきます。  それぞれの事業の目的と同じ橋りょう工事でも違いがあることは分かっております。先ほど、長寿命化の進ちょく率が25%、耐震化の進ちょく率が27.5%ということで、いずれも未実施の橋りょうが7割以上残っている現状ではまだまだ安全・安心とは言えない状況だと思っております。今後も長寿命化と耐震化の両方を効率的に進めていただき、重要な施策である橋りょうを将来にわたって安心して通行できるように、しっかりと計画を実行に移してほしいと思います。  以上です。 566 ◯八尋伸二座長【92頁】 以上で木村眞澄分科員の質疑を終結します。  福森真司分科員。 567 ◯福森真司分科員【92頁】 ございません。 568 ◯八尋伸二座長【92頁】 質疑なしと認めます。  谷和雄分科員。 569 ◯谷和雄分科員【92頁】 なし。 570 ◯八尋伸二座長【92頁】 質疑なしと認めます。  阿蘇佳一分科員。 571 ◯阿蘇佳一分科員【92頁】 なし。 572 ◯八尋伸二座長【92頁】 質疑なしと認めます。  横溝泰世分科員。 573 ◯横溝泰世分科員【92頁】 ありません。 574 ◯八尋伸二座長【92頁】 質疑なしと認めます。  これで、創和会の質疑を終結します。  自民党・新政クラブ、相原學分科員。 575 ◯相原學分科員【92頁】 4分しかないので、簡単にさせていただきたいと思います。  成果報告書177ページ、(6)の街路樹管理等委託費についてお伺いいたします。この報告書を読みますと、通行の安全性と良好な生活環境を保持するために街路樹の剪定等を実施したということなのですけれども、市内には樹木の管理がされてないというところも見受けられます。こういった道路の管理、どのような形で行われているのか、御説明ください。 576 ◯八尋伸二座長【92頁】 建設総務課長。 577 ◯建設総務課長【92頁】 街路の管理についてお答えいたします。自動車や歩行者の安全な通行を確保するため、車道につきましては上空4.5メートル、歩道につきましては上空2.5メートルを確保することを基本としてございます。市民の皆様からの通報だとかによりまして、市が管理する道路に通行上支障となる樹木を発見した場合には直ちに対応させていただいております。また一方、民地の場合がございますので、民地の場合につきましては、その土地の所有者が管理をすることが基本でございますので、民地の所有者の方に樹木の剪定等適正な管理のお願いを行っているところです。  以上です。 578 ◯八尋伸二座長【93頁】 相原分科員。 579 ◯相原學分科員【93頁】 市道53号線、農免道路というのですけれども、この時期の管理、以前から北地区市政懇談会で問題となっているところなのですが、街路樹管理等委託費のうち、この市道53号線の維持管理費はどのようなことか、少し教えてください。 580 ◯八尋伸二座長【93頁】 建設管理課課長代理。 581 ◯建設管理課維持管理担当課長代理【93頁】 市道53号線の維持管理費について説明します。街路樹管理等委託費の決算額につきましては5,008万2,213円となっております。内訳としまして、街路樹の剪定や伐採、植栽の剪定、害虫の駆除、道路の除草及び側溝の清掃等を実施しております。その中で、市道53号線の維持管理につきましては道路の除草を実施しております。支出額といたしましては約62万円となっております。 582 ◯八尋伸二座長【93頁】 相原分科員。 583 ◯相原學分科員【93頁】 市道53号線の樹木は民地も大変多く入っていますが、具体的にどのような対策、指導、具体的なことを教えてください。 584 ◯八尋伸二座長【93頁】 建設総務課長。 585 ◯建設総務課長【93頁】 市道53号線における民地の方への対応でございますが、まず、先ほども申し上げましたとおり、土地所有者の方へ文書での指導というか、お願いをさせていただきました。それにより御対応いただいた箇所もございますが、残念ながら御対応いただけなかった箇所もございましたので、そちらにつきましては職員のほうが道路管理者の権限の範囲の中で枝の剪定などの応急処置などの対応を取らせていただいたところでございます。  以上です。 586 ◯八尋伸二座長【93頁】 相原分科員。 587 ◯相原學分科員【93頁】 市道53号線の交通量が本当に多いのですね。それで、市の管轄部分についてはきれいになっているのですけれども、ほかのところが全く危なくて、曲がってもおりますし、かなり通行が困難なところもあります。民地の地権者にもっと説得していただいて、自治会等も含めて、これから夏場は終わるのですけれども、夏が来る前と終わり頃2回ぐらいやらないと、この道は本当に危なくてしようがないので、ぜひその辺を民地の方に取り組んでいただきたいとお願いして終わります。  以上です。 588 ◯八尋伸二座長【93頁】 以上で相原學分科員の質疑を終結します。  川口薫分科員。 589 ◯川口薫分科員【94頁】 なし。 590 ◯八尋伸二座長【94頁】 小菅基司分科員。 591 ◯小菅基司分科員【94頁】 なし。 592 ◯八尋伸二座長【94頁】 風間正子分科員。 593 ◯風間正子分科員【94頁】 なし。 594 ◯八尋伸二座長【94頁】 高橋文雄分科員。 595 ◯高橋文雄分科員【94頁】 なし。 596 ◯八尋伸二座長【94頁】 質疑なしと認めます。  これで、自民党・新政クラブの質疑を終結します。
     市民クラブ、野々山静香分科員。 597 ◯野々山静香分科員【94頁】 なし。 598 ◯八尋伸二座長【94頁】 質疑なしと認めます。  大野祐司分科員。 599 ◯大野祐司分科員【94頁】 それでは、1点お伺いしたいと思います。決算書163ページで、市道舗装費なのですけれども、限られた予算の中、大変御苦労いただいているなとは思うのですが、事業執行に当たって個別事業の費用削減の努力をされたんだろうと思うところですが、具体的にはどのような取組をされたんでしょうか。 600 ◯八尋伸二座長【94頁】 建設管理課保全担当課長代理。 601 ◯建設管理課保全担当課長代理【94頁】 執行段階では、それぞれの発注案件ごとに、当初予定していました目的を果たすために必要な設計を行い、適正な積算をする中で、できるだけ安価になるように精査しております。しかし、市道舗装費におきましては、舗装が劣化した路線を対象に執行しているため、予算額の範囲内でできるだけ多くの面積の舗装打換えを行い、安全な路面状況の確保につなげていかなくてはならず、設計積算で行う経費削減の効果が必ずしも執行額の削減に結びつかないのが現状でございます。  以上です。 602 ◯八尋伸二座長【94頁】 大野分科員。 603 ◯大野祐司分科員【94頁】 個別の事業でできるだけ安くなるように努力をしているけれども、予算の範囲内でできるだけ多くの面積を打ち換える必要があるので、執行額は削減できないということになると、予算総額自体が少ないということになるのではないですか。今の話を聞くと、どういうことかというと、個別の事業に対してはできるだけお金がかからないようにしていますとおっしゃっていて、予算の範囲内でできるだけ多くの面積を、舗装打換えをするというのは、さらに上乗せで工事を行う、どこかほかの場所の工事を行うということではないのかなと推測するのですけれども、そういう前提が成り立つんだったら、予算自体が少ないという見方もできますので、今後、御配慮いただけたらなと申し上げまして、終わります。 604 ◯八尋伸二座長【95頁】 以上で、大野祐司分科員の質疑を終結します。  これで、市民クラブの質疑を終結します。  吉村慶一分科員。 605 ◯吉村慶一分科員【95頁】 なし。 606 ◯八尋伸二座長【95頁】 質疑なしと認めます。  各分科員の質疑は終わりました。この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 607 ◯八尋伸二座長【95頁】 質疑なしと認めます。  これで、土木費の項1・土木管理費から項3・河川費に対する質疑を終結します。  暫時休憩します。               午後4時06分 休憩              ─────────────               午後4時08分 再開 608 ◯八尋伸二座長【95頁】 再開します。  次に、土木費、項4・都市計画費及び項5・住宅費について質疑を行います。  日本共産党、佐藤文昭分科員。 609 ◯佐藤文昭分科員【95頁】 成果報告書の189ページ、(38)都市公園長寿命化事業費について伺います。都市公園長寿命化事業費は予算に対して執行率が約66%と低い理由はどのようか、お伺いします。 610 ◯八尋伸二座長【95頁】 公園課長。 611 ◯公園課長【95頁】 都市公園長寿命化事業費の執行率についてお答えいたします。遊具などの公園施設について、公園施設長寿命化計画と毎年行う遊具の定期点検の結果を考慮し、公園施設の改修を国の交付金を受けて進めております。令和元年度は南が丘公園ほか2公園の遊具、4施設の改修を行う計画で、国へ事業費で4,440万円を要望し、令和元年度予算を編成しておりました。しかし、国の交付金内示額が事業費で要望額に対し約64%の2,860万円となったことを受けまして、事業内容を一部見直し、南が丘公園ほか3公園の遊具、4施設の改修を実施いたしました。この結果、工事請負費の予算額4,883万円に対し、決算額3,181万7,115円となり、分科員の御指摘のとおり、事業全体としては約66.4%の執行率となりました。  以上です。 612 ◯八尋伸二座長【95頁】 佐藤分科員。 613 ◯佐藤文昭分科員【95頁】 ただいまの回答で国の予算の交付金が減ったというような中身でしたが、これの理由は何か分かりますか。お伺いします。 614 ◯八尋伸二座長【95頁】 公園課長。 615 ◯公園課長【95頁】 国からは特段理由は示されておりません。  以上です。 616 ◯八尋伸二座長【96頁】 佐藤分科員。 617 ◯佐藤文昭分科員【96頁】 国からは連絡はないという話でしたけれども、それでは、公園施設長寿命化計画は、公園施設の計画的な維持管理の方針を明確化、共有するとともに、施設ごとに、管理方針、長寿命化対策、予定時期、内容など低コストで実施することを目的として平成25年度に策定し、5年に1度、計画の見直しをしています。策定の内容はどのようか、伺います。 618 ◯八尋伸二座長【96頁】 公園課長。 619 ◯公園課長【96頁】 公園施設長寿命化計画の策定内容についてお答えいたします。策定内容といたしましては、公園施設の劣化や損傷の状況により性能の低下状況について判定を行い、公園の日常的な維持管理に関する基本方針や、公園施設の長寿命化対策の基本方針を基にして、更新など長寿命化対策の予定時期や内容等を取りまとめたものとなります。  以上です。 620 ◯八尋伸二座長【96頁】 佐藤分科員。 621 ◯佐藤文昭分科員【96頁】 それでは、今後の具体的な計画の予定についてどのようかをお伺いします。 622 ◯八尋伸二座長【96頁】 公園課長。 623 ◯公園課長【96頁】 今後の計画につきましては、令和2年度以降もこの公園施設長寿命化計画とともに、毎年行う遊具の定期点検の結果を基に的確に優先順位をつけて事業を進めてまいります。優先順位につきましては、長寿命化計画だけではなく、遊具点検の結果を考慮することで、劣化が想定より早く進んでいる施設など、より必要性の高い施設を優先的に改修できると考えております。限られた予算の範囲で市民の皆様が安心して利用できる公園となるよう、適切な施設の維持管理につなげてまいりたいと思っております。  以上です。 624 ◯八尋伸二座長【96頁】 佐藤分科員。 625 ◯佐藤文昭分科員【96頁】 公園施設の老朽化が進行しておりますが、厳しい財政事情の下で、長寿命化対策、適切な維持管理を行っていただき、市民の安全で快適な利用を確保し、都市公園の本来の機能が発揮できるようにしていただきたいが、どのようか、お伺いします。 626 ◯八尋伸二座長【96頁】 公園課長。 627 ◯公園課長【96頁】 こういった公園の施設長寿命化計画を基にしまして、先ほど申し上げましたけれども、これは1年に1度、遊具を設置してある公園、全て定期点検を行っております。また、公園課の職員によるパトロールも行っておりますので、こういったことを基に適切な施設の維持管理につなげてまいりたいと思っております。  以上です。 628 ◯八尋伸二座長【97頁】 佐藤分科員。 629 ◯佐藤文昭分科員【97頁】 誰もが使いやすいような、安心して使えるような公園を、意見として申し述べて、終わります。 630 ◯八尋伸二座長【97頁】 以上で佐藤文昭分科員の質疑を終結します。  これで、日本共産党の質疑を終結します。  創和会、原聡分科員。 631 ◯原聡分科員【97頁】 ございません。 632 ◯八尋伸二座長【97頁】 質疑なしと認めます。  木村眞澄分科員。 633 ◯木村眞澄分科員【97頁】 決算書173ページ、ミライエ秦野維持管理費について。ミライエ秦野維持管理費は、ミライエ秦野の家賃収入等を維持管理費に充てていることと理解しておりますが、家賃収入等と維持管理費の実績はミライエ秦野開始時に想定した見込みに対してどのような状況か、また、担当課としてどのように評価しているのか、お尋ねいたします。 634 ◯八尋伸二座長【97頁】 交通住宅課長。 635 ◯交通住宅課長【97頁】 平成29年2月より入居開始となりましたミライエ秦野についてでございますが、令和2年3月末で3年2か月が経過してございます。家賃収入につきましては、ミライエ秦野は57戸ございますが、8割稼働した場合に、20年で建物解体費用も含めた事業収支が2,000万円程度のプラスになると試算をしてございます。令和元年度末時点で開始から3年2か月経過してございますが、その時点で家賃収入等は8,828万1,600円を目標としておりました。ここで実際は9,769万8,000円となってございます。目標額の約110%となってございます。  維持管理費につきましては住宅購入助成補助金を除きました維持管理費を38か月で1,378万2,200円見込んでございましたが、実際にかかった維持管理費は1,031万7,673円となってございますので、想定額の約75%となってございます。このことから、現在のところ、家賃収入等は予定より多く、維持管理費は予定より抑えられた運営ができていると判断しておりますので、当初の収支目標を達成しているものと考えてございます。  以上です。 636 ◯八尋伸二座長【97頁】 木村分科員。 637 ◯木村眞澄分科員【97頁】 分かりました。  次に、現在までの入居、退去の状況と市内に定住した家族の実績についてはどのようか。また、コロナ禍の中、本年3月議会における条例改正でミライエ秦野は市外優先入居となりましたが、現在の状況をお答えください。 638 ◯八尋伸二座長【97頁】 交通住宅課長。 639 ◯交通住宅課長【97頁】 入退去の状況でございますが、市内に住居を購入した者について、直近の8月末日までの実績をお答えいたします。部屋数57に対して、累計で入居者が92世帯、退去者は44世帯となりました。このうち市内に住宅を購入したのは21世帯、住宅購入はしないものの引き続き市内に居住された方が8世帯、市外に転出したのは15世帯となってございます。  次に、条例改正後の状況でございますが、4月より市が優先入居といたしまして、ここで5か月が経過いたしましたが、東京都から1世帯、川崎市から3世帯、相模原市から2世帯、茅ヶ崎市から1世帯、中井町から1世帯、合計で8世帯が入居してございます。コロナウイルスの関係もございまして、なかなか市外への広報活動が行いづらい状況ではございましたが、ホームページにリアルタイムの空室状況などを掲載し、見学希望の申込みをしやすくするなど、事務の改善を図りながら、併せて市内の企業等に市外から通勤している社員の方にミライエ秦野のチラシを配布していただくなど、そういった活動をもって市外からの入居募集に努めているところでございます。  以上です。 640 ◯八尋伸二座長【98頁】 木村分科員。 641 ◯木村眞澄分科員【98頁】 条例改正を行い、今年度から市外優先入居を行っていますが、既に市外から8世帯の入居があるとのことです。引き続き業務の見直しを積極的に行い、市外から本市への定住を促進するよう努めていただくことを期待いたしまして、質問を終わります。ありがとうございました。 642 ◯八尋伸二座長【98頁】 以上で、木村眞澄分科員の質疑を終結します。  福森真司分科員。 643 ◯福森真司分科員【98頁】 ございません。 644 ◯八尋伸二座長【98頁】 質疑なしと認めます。  谷和雄分科員。 645 ◯谷和雄分科員【98頁】 なし。 646 ◯八尋伸二座長【98頁】 質疑なしと認めます。  阿蘇佳一分科員。 647 ◯阿蘇佳一分科員【98頁】 なし。 648 ◯八尋伸二座長【98頁】 質疑なしと認めます。  横溝泰世分科員。 649 ◯横溝泰世分科員【98頁】 ありません。 650 ◯八尋伸二座長【98頁】 質疑なしと認めます。  これで、創和会の質疑を終結します。  自民党・新政クラブ。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 651 ◯八尋伸二座長【98頁】 質疑なしと認めます。  市民クラブ、野々山静香分科員。 652 ◯野々山静香分科員【99頁】 なし。 653 ◯八尋伸二座長【99頁】 質疑なしと認めます。  大野祐司分科員。 654 ◯大野祐司分科員【99頁】 ここでは決算書の何ページというわけではなくて、未執行事業の関連でお伺いしたいと思います。空家等対策事務費なのですが、予算ベースで15万5,000円であったと思うのですが、これは空家等対策審議会が開催されなかったから、多分、未執行となったと理解しているのですけれども、この年の12月からたしか空き家対策の人員が1人増加されたと思うのですけれども、2人体制になっていると記憶しているのですが、その結果、成果はどのようだったんでしょうか。 655 ◯八尋伸二座長【99頁】 交通住宅課長。 656 ◯交通住宅課長【99頁】 未執行の空家等対策事務費についてでございますが、今、分科員からおっしゃられたとおり、案件がなかったというところで、今回執行がございませんでした。また、昨年12月に職員が1人増員されました。管理不全空き家に関する市民や自治会からの相談、こういったものについて、これまで相談の受付から現地の調査、所有者との交渉等々1人で対応してございました。そのため、やはり相談の受付から解決に当たるまでいろいろな問題につきまして、1人体制でございますので、いろいろ不具合があったところが課題でございました。昨年12月から2人となったところで解決に至るまで迅速に対応できるようになりまして、また、現地の調査や交渉等、安全面の課題も解消されました。また、昨年度は実態把握調査として、市内全域の空き家について職員によって現地調査を行いました。約1,900件という調査に対しまして、12月までは1人で調査を行っておったところでございますが、増員後は効率的に調査が進みまして、当初予定していた時期よりも早く調査を終了することができました。2人体制となりまして、実態調査も行ったところから、今後は空き家の活用策、発生予防策に新たに取り組みまして、総合的な対策を講じてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 657 ◯八尋伸二座長【99頁】 大野分科員。 658 ◯大野祐司分科員【99頁】 平成31年、令和元年で前さばきが終わったというような感じだと思います。いよいよこれから本格的に空き家対策に取り組まれるんだろうと思います。状況によってはさらに体制の強化等も考えながら取り組んでいただきたいという要望を申し上げまして、終わりにいたします。 659 ◯八尋伸二座長【99頁】 以上で大野祐司分科員の質疑を終結します。
     これで、市民クラブの質疑を終結します。  公明党、中村英仁分科員。 660 ◯中村英仁分科員【99頁】 よろしくお願いします。成果報告書の191ページ、公園施設維持管理費で質問させていただきます。この内容の中の工事請負費で、ペコちゃん公園遊具改修ほか1件とありますけれども、内容を教えていただけますか。 661 ◯八尋伸二座長【 100頁】 公園課長。 662 ◯公園課長【 100頁】 工事請負費の内訳につきましてお答えいたします。ペコちゃん公園はだののつり橋・ネット渡りの複合遊具、この改修工事が2,411万5,520円と、パーク内に点在しておりますブロック塀を地震対策として撤去あるいはフェンスへの変更という形の工事が245万6,300円となります。ペコちゃん公園はだのの遊具改修工事の内容といたしましては、つり橋・ネット渡りの複合遊具が平成30年度に実施した遊具の定期点検におきましてネットの劣化が進んでいると判定されましたことから、老朽化したネットなどを交換いたしました。  以上です。 663 ◯八尋伸二座長【 100頁】 中村分科員。 664 ◯中村英仁分科員【 100頁】 ありがとうございます。では、お伺いいたします。現在、補修が必要な遊具はありますでしょうか。 665 ◯八尋伸二座長【 100頁】 公園課長。 666 ◯公園課長【 100頁】 更新が必要かというお話でございます。今もっての令和元年度も含めまして、ペコちゃん公園はだの内の各遊具につきましては、カルチャーパーク内に常駐する公園課職員、あるいは管理委託先であるシルバー人材センターによる日常点検、また、今、申し上げましたような年1回の専門技術者による定期点検を行っていますが、現在では更新が必要と判断される遊具はない状況でございます。今後も修繕、改修を実施し、安全確保に努めてまいります。  以上です。 667 ◯八尋伸二座長【 100頁】 中村分科員。 668 ◯中村英仁分科員【 100頁】 ありがとうございます。現在、補修が必要な遊具はないということで安心しました。本年6月に一般質問でお話しさせていただきましたけれども、インクルーシブな公園に向けて、そちらのほうに整備していただければと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  以上です。 669 ◯八尋伸二座長【 100頁】 以上で中村英仁分科員の質疑を終結します。  横山むらさき分科員。 670 ◯横山むらさき分科員【 100頁】 それでは、成果報告書191ページ、(42)公園施設維持管理費についてお伺いいたします。公共の花壇等については、市民ボランティアに維持管理をお願いする公園アダプト制度で手入れされておりますが、カルチャーパーク内のバラ園は素人では整備管理が難しいと思われます。カルチャーパーク内のバラ園の管理にどれぐらい費用をかけているのか、お伺いいたします。 671 ◯八尋伸二座長【 101頁】 公園課長。 672 ◯公園課長【 101頁】 平成28年度に整備いたしましたカルチャーパークのバラ園につきましては、公園施設維持管理費の委託料のうち638万円をもって京成バラ園株式会社に維持管理を委託しております。京成バラ園株式会社はカルチャーパークのバラ園のバラを植えた事業者でありまして、近隣都市におけるバラ園の管理実績がございます。主な委託内容といたしましては、年間を通しての剪定、花がら取り、施肥、薬剤散布などです。令和元年度は花がら取り等の委託管理作業の一部を減らし、その作業をカルチャーパーク維持管理の委託先でありますシルバー人材センターと、公募によるばら園ボランティア、こちらで10回ほど共同して行っておりまして、バラ園の維持管理費の削減につなげております。  以上です。 673 ◯八尋伸二座長【 101頁】 横山分科員。 674 ◯横山むらさき分科員【 101頁】 638万円で、ボランティアを使って107万円ほどの削減をしているということで、それでも毎年531万円かかっているということですね。以前、設計監理段階でバラ園にすると非常に費用がかかるのではないかと。ハーブガーデンにすれば、見て楽しめるし、香りも味も楽しめて、費用もかからず、メリットが多いのではないかと風間分科員とも申し上げたことがあるのですが、バラは肥料や薬剤など多量に必要な上、まめな手入れが必要であります。美しいバラ園を保つために費用がかかることは覚悟の上でオープンされたのですが、それに比べて野球場や陸上競技場にある藤棚ですね。そこの管理が非常に悪いのではないかと市民の方に指摘をされております。現地を確認いたしましたが、手入れが全くできておりません。そこで、どのように手入れをされているのか、手入れが行き届いてない理由をお伺いいたします。 675 ◯八尋伸二座長【 101頁】 公園課長。 676 ◯公園課長【 101頁】 今、分科員の御指摘にありましたカルチャーパーク内の野球場や陸上競技場付近にある藤棚の手入れにつきましてはカルチャーパークの維持管理を委託しているシルバー人材センターで行っております。例年、夏後半に剪定を行っておりまして、令和元年度におきましては9月に行いました。今年度も藤の花が咲いているのを確認しておりますが、分科員の御指摘のとおり、より来園者の皆様が気持ちよく利用していただけるようにしていきたいと考えております。来年度も、今年度同様に、シルバー人材センターによる維持管理を予定しておりますが、これまでとは違い、剪定の時期、あるいは頻度など作業内容を見直して適切な管理をしていきたいと考えております。  以上です。 677 ◯八尋伸二座長【 101頁】 横山分科員。 678 ◯横山むらさき分科員【 101頁】 咲いていると言っても、葉が込んでいる状態で、上を向いて縮んだ花房を見ますと、管理者である市の姿勢を問われるところであります。花が咲いているからよいのではなくて、藤は藤らしく、鑑賞に値するように、藤棚について造園業者から知識を得るなどで、適正に管理維持ができるよう、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 679 ◯八尋伸二座長【 102頁】 以上で横山むらさき分科員の質疑を終結します。  山下博己分科員。 680 ◯山下博己分科員【 102頁】 なし。 681 ◯八尋伸二座長【 102頁】 質疑なしと認めます。  これで、公明党の質疑を終結します。  吉村慶一分科員。 682 ◯吉村慶一分科員【 102頁】 先ほどに引き続きまして、施設の目的外使用をチェックする質問をいたします。決算書の29ページ、おおね公園使用料の関係でありますが、おおね公園の管理棟にも物販店があり、その物販店はさきに質問した弘法の里湯に入っている物販店と同じ組合である事業者ですが、この事業者がここに入るようになった許可手続及びその事業者については使用料の減免が行われておりますが、その積算の根拠についてお伺いします。 683 ◯八尋伸二座長【 102頁】 公園課長。 684 ◯公園課長【 102頁】 おおね公園内の管理等の一部を、地元に根差している店舗を有する組合員で設立された団体に対し、公園利用者、地域住民の利便性の向上及び地域振興としても効果があると見込まれたため、都市公園法や都市公園条例などに基づき、公園管理者以外の者の公園施設の許可団体として、管理運営、あるいは使用料等について、売店、設置に係る覚書を市と当該団体で平成23年4月1日から令和3年3月31日まで締結しております。今、申し上げましたように、許可条件としましては、都市公園法や都市公園条例です。  減免に対しましては、市行政財産の目的外使用に係る使用料に関する条例の使用料の減免を適用して使用料について50%減免しております。  以上です。 685 ◯八尋伸二座長【 102頁】 吉村分科員。 686 ◯吉村慶一分科員【 102頁】 先ほどの弘法の里湯のときの目的外利用の減免に当たっては、条例で定められた書式の申請書により毎年申請がなされ、それに対して毎年許可をするという処分が行われております。しかし、おおね公園管理棟の物販店については、今、公園課長が述べた秦野市立おおね公園内における売店設置に関わる覚書、前市長とその事業者の代表の方が、平成23年4月1日に交わした覚書の署名により、10年間、減免しますという内容になっています。減免した金額が53万6,618円。ですから、正規の使用料は2倍、110万円弱になりますか。先ほどの秦野市行政財産の目的外使用に係る使用料に関する条例及び同条施行規則から照らして、平成23年4月1日に交わされたこの覚書は、今、言った条例に対して違反している状態に私はあると思うのですが、いかがですか。 687 ◯八尋伸二座長【 103頁】 公園課長。 688 ◯公園課長【 103頁】 お答えいします。確かに覚書以外、許可や減免の手続を現在はしていない状態でありますので、分科員のおっしゃる条例違反ではないかという御指摘もあると思いますが、覚書により対応していることで、手続や使用期間、あるいはこの管理団体との間で交わした覚書につきましては、それ以外に都市公園法に基づく使用料や加算金を明記しておりますので、これが覚書をもって公園施設の管理許可としていると捉えております。  以上です。 689 ◯八尋伸二座長【 103頁】 吉村分科員。 690 ◯吉村慶一分科員【 103頁】 これは建設部長にお伺いしますけれども、覚書が条例の上位にある、覚書をもって条例に従わなくていいという解釈を秦野市としては取ることがあるというふうに今、公園課長は言われたんだけれども、同じ御意見ですか。 691 ◯八尋伸二座長【 103頁】 建設部長。 692 ◯建設部長【 103頁】 条例のほうが優先されるものと考えておりますが、覚書の当時結ばれた中で、地元企業等の地元活性化の趣旨を考えての覚書が締結されて、今日に至っているものと考えてございます。 693 ◯八尋伸二座長【 103頁】 吉村分科員。 694 ◯吉村慶一分科員【 103頁】 だからといって条例違反しては駄目なのですね。条例というのは法律ですから。政治的な理由、あるいはいきさつがあったにせよ、もっと具体的に言えば、覚書は利用許可だけの許可を覚書にして、使用料の減額については毎年毎年やってもらえばよかったのですよ。手間がかかるだけの話です。これは、私は不適切な行政の事例だと思うのですけれども、そういう場合があったときには秦野市では調査委員会をつくって、調査します。担当部長か、あるいは担当副市長、そういうふうにしてもらいたいのですが、いかがでしょう。 695 ◯八尋伸二座長【 103頁】 高村副市長。 696 ◯高村副市長【 103頁】 御指摘のとおり、そういうことも含めて適正な手続になるように是正していきたい、こういうふうに思います。 697 ◯八尋伸二座長【 103頁】 吉村分科員。 698 ◯吉村慶一分科員【 103頁】 これは前市長、あるいはこれに名前が書いてある事業者の代表の方、言ってみれば素人だと思います。まさかこの人たちが腕力でこういうふうにしろと言ったとは思えない。だから、こういうものが交わされるに至った行政の過程をチェックしないと、何でこんなのができてしまうのか。行政内部の病巣です。ある種の病です。そこを厳しくえぐってもらいたい。そうではあっても、名前を書いた前市長及びこの事業者の代表の方にも全く責任がないとは言えないでしょう。公有財産の不適切な管理、ないしは違法な契約ということで、住民監査請求と住民訴訟の対象になります。そうなってしまったら、新聞沙汰になりますから。ぜひそうならないようにきちっと対応していただきたい。  終わります。 699 ◯八尋伸二座長【 104頁】 以上で吉村慶一分科員の質疑を終結します。  各分科員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 700 ◯八尋伸二座長【 104頁】 質疑なしと認めます。  これで、土木費の項4・都市計画費及び項5・住宅費に対する質疑を終結します。  ここでお諮りいたします。  本日の会議時間は議事の都合により延長したいと思います。これに御異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 701 ◯八尋伸二座長【 104頁】 御異議なしと認めます。したがって、そのように決定しました。  暫時休憩します。               午後4時44分 休憩              ─────────────               午後4時46分 再開 702 ◯八尋伸二座長【 104頁】 再開します。  次に、歳出、12款・災害復旧費に対する質疑を行います。  執行部の概要説明を求めます。  建設部長。 703 ◯建設部長【 104頁】 それでは、環境産業部及び建設部が所管しております第12款の災害復旧費の決算について、私から一括して概要を御説明いたします。  まず、主要な施策の成果報告書244ページ、(1)農地災害復旧費でありますが、台風第19号により被害を受けた農地及び農地畦畔について、国の災害復旧事業を活用し、市が事業主体となり復旧工事を実施するとともに、JAはだのと連携し、被災農業者が自ら行う復旧工事に対し支援しました。  次に、(2)市道災害復旧費では、台風第19号により被害を受けた市道18号線について災害復旧工事に伴う電気工作物や電気通信線路の移転を行いました。  以上、令和元年度決算の概要を一括して御説明いたしました。よろしく御審査くださいますようお願いいたします。 704 ◯八尋伸二座長【 104頁】 執行部の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  創和会、原聡分科員。 705 ◯原聡分科員【 105頁】 ございません。 706 ◯八尋伸二座長【 105頁】 質疑なしと認めます。  木村眞澄分科員。 707 ◯木村眞澄分科員【 105頁】 なし。 708 ◯八尋伸二座長【 105頁】 質疑なしと認めます。  福森真司分科員。 709 ◯福森真司分科員【 105頁】 ございません。 710 ◯八尋伸二座長【 105頁】 質疑なしと認めます。  谷和雄分科員。 711 ◯谷和雄分科員【 105頁】 成果報告書の244ページ、市道災害復旧費について伺う予定でしたが、意見を述べさせていただきます。皆さん御承知のとおり、市道18号の復旧費用でございます。報告の中では、現在の予定では10月中旬に交通を開放するということで、報告をいただいております。このような中で意見だけ述べさせていただきます。  私も事あるごとに現地には足を運んでおりますが、業者の方も、平日、休日も返上で一生懸命取り組んでいただいておりますが、7月の長雨の影響で土が非常に水分を含んでいる、このようなことで非常に心配しておるところでございます。しかしながら、水を含んだ土の埋め戻しというものをしっかりと注意していただいて、一日も早い開放を願っておりますとともに、この作業も含めて、着実な工事をお願いして、終わります。 712 ◯八尋伸二座長【 105頁】 以上で、谷和雄分科員の質疑を終結します。  阿蘇佳一分科員。 713 ◯阿蘇佳一分科員【 105頁】 なし。 714 ◯八尋伸二座長【 105頁】 質疑なしと認めます。  横溝泰世分科員。 715 ◯横溝泰世分科員【 105頁】 ありません。  質疑なしと認めます。  これで、創和会の質疑を終結します。  自民党・新政クラブ。
                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 716 ◯八尋伸二座長【 105頁】 質疑なしと認めます。  市民クラブ。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 717 ◯八尋伸二座長【 105頁】 質疑なしと認めます。  公明党。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 718 ◯八尋伸二座長【 105頁】 質疑なしと認めます。  日本共産党。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 719 ◯八尋伸二座長【 106頁】 質疑なしと認めます。  吉村慶一分科員。 720 ◯吉村慶一分科員【 106頁】 なし。 721 ◯八尋伸二座長【 106頁】 質疑なしと認めます。  各分科員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 722 ◯八尋伸二座長【 106頁】 質疑なしと認めます。  これで、災害復旧費の質疑を終結します。  暫時休憩します。               午後4時50分 休憩              ─────────────               午後4時51分 再開 723 ◯八尋伸二座長【 106頁】 再開します。  次に、「議案第43号・令和元年度秦野市水道事業会計決算の認定について」の審査に入ります。  執行部の概要説明を求めます。  上下水道局長。 724 ◯上下水道局長【 106頁】 水道事業会計の決算の概要について御説明申し上げます。  決算書及び決算附属資料では223ページから278ページに記載しております。  それでは、決算書244ページ、令和元年度秦野市水道事業報告書を御覧ください。こちらの1、概況、(1)総括事項に沿って御説明させていただきます。  令和元年度は、平成28年度から令和7年度までを計画期間といたします秦野市水道事業計画の4年目であり、はだの水道ビジョンに掲げた将来像「おいしい秦野の水をいつまでも」の実現に向け、安全でおいしい水の安定供給を図るため、水質管理や自己水源の確保、管路の耐震化、災害時対策の推進などの事業を行い、また、健全経営維持のため、水需要の喚起や有収水量の上昇に向けた対策にも取り組みました。しかし、有収水量は、一般家庭の節水機器の導入に加え、ライフスタイルの変化や人口減少の影響による水需要の減少が続いた結果、前年度より約20万立方メートル、約1.1%減少し、給水収益も前年度に比べて約3,000万円の減収となりました。一方、修繕費など維持管理経費の上昇や施設の更新に伴って発生する除却費などの費用全体は増加しており、純利益は前年度より約1億5,000万円、約42.4%減少しております。  まず、アの経営の状況でございます。収益的収入及び支出は、収益が26億4,193万2,186円、費用が24億3,772万147円で、差引きいたしまして、2億421万2,039円の純利益となりました。245ページの6行目ですが、1立方メートル当たりの給水原価は121円08銭、供給単価は120円18銭でしたので、1立方メートル当たり90銭の販売損失が生じております。  また、資本的収入及び支出は、収入が、括弧内ですが、消費税込みで、5億7,173万7,272円、支出が同じく税込みで15億8,128万7,091円となりました。この税込みの収入額と支出額の差額10億954万9,819円は、企業会計のルールに従い、過年度分損益勘定留保資金などで補いました。また、今年度末における企業債の未償還残額ですが、69億8,354万8,638円で、前年度に比べ7,276万6,572円減少しております。  次に、イの給水の状況でございます。令和元年度末の給水戸数は7万8,011戸で、前年度に比べ556戸の増加、給水人口は16万4,634人で、492人減少しました。総給水量は1,953万8,279立方メートルで、前年度に比べ21万3,476立方メートル減少しました。県水受水量は427万8,870立方メートルで、給水量の21.9%となり、前年度より0.8ポイント上昇いたしました。また、料金収入となります年間有収水量は1,829万519立方メートルで、前年度に比べ20万2,846立方メートルの減、有収率は0.02ポイント下降し、93.61%となりました。  続きまして、主な事業成果についてですが、決算書246ページ中ほどの(エ)建設改良費を御覧ください。建設改良事業につきましては、水道施設整備計画に基づき事業を進めており、導水管送水管耐震化事業において、一部、建設改良繰越を行いましたが、全水道管路における耐震化の年間伸び率はおおむね達成できました。しかし、施設整備計画における年次計画ではやや進ちょくに遅れが生じている状況でございます。令和元年度も国の交付金制度を活用して、導水管などの基幹管路の耐震化を行うほか、重要給水施設への配水管の耐震化及び老朽管の適切な更新を行いました。また、上地区及び南地区の新たな水源確保や休止施設の廃止処理を行うため、令和元年12月に秦野市水道事業第5次拡張事業経営変更認可を取得いたしました。その結果、令和元年度末での管路の耐震化率は、基幹管路で40.0%、配水管路を含めた全水道管路で23.9%となりました。  最後に、剰余金処分計算書について御説明いたします。決算書の233ページをお開きください。  表の右側から2列目にあります未処分利益剰余金の一番上、当年度末残高3億421万2,039円は、前年度からの繰越利益剰余金1億円と当年度の純利益2億421万2,039円を合わせました額でございます。こちらを全額、繰越利益剰余金として翌年度へ繰り越しいたします。また、表の一番右側のその他未処分利益剰余金変動額の一番上、当年度末残高2億7,485万3,000円を全額自己資本金に組み入れるものでございます。決算の認定に合わせて御議決賜りますようお願い申し上げます。  以上、令和元年度秦野市水道事業会計決算の概要について申し上げました。よろしく御審査賜りますようお願い申し上げます。 725 ◯八尋伸二座長【 108頁】 執行部の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  自民党・新政クラブ。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 726 ◯八尋伸二座長【 108頁】 質疑なしと認めます。  市民クラブ、野々山静香分科員。 727 ◯野々山静香分科員【 108頁】 なし。 728 ◯八尋伸二座長【 108頁】 質疑なしと認めます。  大野祐司分科員。 729 ◯大野祐司分科員【 108頁】 水道決算では2点ほどお尋ね申し上げたいと思います。  1点目は県水受水費についてでございます。この年度で給水原価が供給単価を上回ったということになりました。平成28年に料金改定を行っていると思いますが、3年間でまた逆転したという形になろうかと思うところでございます。そうした中での県水受入水費なのですけれども、総量ベースでいうと大体21.9%ぐらいが量的には県水を使っているという形になっています。県水というのが一面、万が一のための保険という位置づけがあると理解しているところなのですけれども、収益的支出の2割を占めているというような現状の中で、これがもし家計であるならば、生活を圧迫してきたら、保険の見直しというのをまずやるのではないのかなとも感じるところでございます。実は、私、今月、会社を定年退職しますが、来月から嘱託再雇用という形で雇用されます。給料が半分になるという状態で、そうなりますと、今、一番頭が痛いのは保険なのですね。見直さなくてはいけないなということで、秦野市の上下水道局にとっての保険である県水受水費のほうも同じかなと考えているのですが、中長期的な見通しというのは今、算段されているんでしょうか。 730 ◯八尋伸二座長【 108頁】 経営総務課長。 731 ◯経営総務課長【 108頁】 県水の今後の見通しでございますけれども、秦野市の水道事業の給水量自体が人口減少や節水型機器の普及などによって毎年毎年減り続けております。そういった中で県水が占める割合というのは20%前後でずっと推移していますので、全体の給水量が減るに沿って、県水の受水量も徐々に減っていくのではないかなと考えております。ただし、これは現在の配水の施設もそれを前提としての話でございますので、今後何らかの手を加えることがあれば、変動することもあると考えております。  以上です。 732 ◯八尋伸二座長【 108頁】 大野分科員。 733 ◯大野祐司分科員【 108頁】 県水の考え方で言うと、責任水量と県水の実際の受水量というものの乖離が認められると思うので、その辺も含めて十分な御検討をいただき、秦野市にとって負担が少ないような形でお願いしたいと思います。  次に、「おいしい秦野の水~丹沢の雫~」経費についてお伺いいたします。結局、これは900万円近い売上げはあるんだけれども、利益は出ていないと理解しているのですけれども、利益を出すために、例えば一層の販売拡大をする予定はございますでしょうか。 734 ◯八尋伸二座長【 109頁】 営業課長。 735 ◯営業課長【 109頁】 この事業は、製造経費などの直接経費は回収できていますが、事業単体としては間接経費に含めた事業経費が販売収益を上回り、おっしゃるとおり、赤字事業となっております。ペットボトルの製造販売は、水道事業の附帯事業として、水道事業及び名水の里秦野をPRするための重要な事業だと考えており、ある程度の損失があったとしても継続すべきだと考えておりますが、民間事業者が事業展開するほどの販売量では大きなリスクがあり、附帯事業の範囲を超えることになると考えています。今後もこれまでと同様に、多くの販売店で取り扱っていただけるように努め、人件費等の増大は可能な限り抑えた中で、製造にかかる直接経費を販売収入で回収しながら、PRを目的とした事業規模で事業を進めていきたいと考えております。  以上です。 736 ◯八尋伸二座長【 109頁】 大野分科員。 737 ◯大野祐司分科員【 109頁】 今、上下水道局は様々な面で包括委託をしていると思っています。例えば包括委託の対象である検針員に販売促進をお願いしたらどうかなと思います。ただお願いするだけではなくて、売ったら何ぼというマージンを与える。それを包括契約の中の契約の条件として入れ込んで、会社のほうに利益もあるし、会社のほうというのは委託会社にも利益があるし、その中の幾ばくかを直接検針員に回してくださいよという契約を結ぶことができれば、販売本数が増えるのではないのかなと思うところですので、少し検討していただければなということと、あともう1点、気になったのが、このおいしい秦野の水はふるさと寄附金の返礼品にもなっているもので、秦野ブランドということになっております。地域ブランド等育成事業費ということで商工費の中で事業があって、秦野ブランドを活用して、本市の魅力を全国にPRし、地域経済の活性化を図るための事業、その中に使われているのがおいしい秦野の水という位置づけになっていますが、そうすると、商工サイドとおいしい秦野の水を直接つくっている製造業者である上下水道局の意識が少し違うのではないか。商工は一生懸命売りたいな、秦野を有名にしたいなと思っているんだけれども、上下水道局のほうは、まずは防災関係でキープしておいて、それで余った分でPRというような位置づけになってないのかな。私、製造業にいますので、生産と販売というのは同じベクトルを向いていたほうがいいと思いますので、その辺指摘させていただいて、以上、終わりにさせていただきたいと思います。ありがとうございました。 738 ◯八尋伸二座長【 109頁】 以上で、大野祐司分科員の質疑を終結します。  これで、市民クラブの質疑を終結します。  公明党、中村英仁分科員。 739 ◯中村英仁分科員【 110頁】 なし。 740 ◯八尋伸二座長【 110頁】 質疑なしと認めます。  横山むらさき分科員。 741 ◯横山むらさき分科員【 110頁】 なし。 742 ◯八尋伸二座長【 110頁】 質疑なしと認めます。  山下博己分科員。 743 ◯山下博己分科員【 110頁】 あと2分25秒です。建設改良費について、水道管路の耐震化が記載されております。先ほどの概要説明におきましても、管路の耐震化率が元年度末までで、基幹管路で40%ということを説明されました。現在、当初の計画から基幹管路の耐震化が地盤の関係で遅れているという状況も伺っております。この基幹管路というのは、本市の水道供給量全体の7割を占めていると伺っております。そうしますと、地震が発生した場合、多くの市民の生活に多大な影響を及ぼすということが懸念されるわけでございます。できるだけ早い段階で工事が完了することを望みたいわけでございますが、1分間でありますので、大体どれくらいで完了するのかだけ説明、簡潔にお願いします。 744 ◯八尋伸二座長【 110頁】 水道施設課長。 745 ◯水道施設課長【 110頁】 いつまでにどれぐらいというお話でございます。今、お話がありました基幹管路のうち、県水送水ルートである幹線管路の話でございますが、現整備計画では令和7年度末という形でやってきております。ただ、先ほど分科員がおっしゃいましたように、若干遅れが生じておるのが現状でございます。それを、今、策定している施設整備計画の中で、どこまで新しい発注方法などを検討して短縮できるかというのを検討していきたいと思っております。  以上です。 746 ◯八尋伸二座長【 110頁】 山下分科員。 747 ◯山下博己分科員【 110頁】 地盤の関係で非常に難しい箇所があるという説明を聞いておりますが、ぜひなるべく早い段階で工事が完了するようにお願いしたいと思います。  以上です。ありがとうございました。 748 ◯八尋伸二座長【 110頁】 以上で山下博己分科員の質疑を終結します。  これで、公明党の質疑を終結します。  日本共産党、佐藤文昭分科員。 749 ◯佐藤文昭分科員【 110頁】 各会計の決算書及び決算附属資料246ページ、建設改良費において水道施設整備計画に基づき事業を進めているとのことでありますが、水道施設である配水場は27か所とお聞きしております。現在の耐震化の進ちょく状況はどのようか、伺います。 750 ◯八尋伸二座長【 111頁】 水道施設課長。 751 ◯水道施設課長【 111頁】 水道施設の耐震化率ということでございます。令和元年度末時点において68%で、国が公表しております全国平均の56.9%よりも高い状況となっております。施設整備計画では、耐震診断の結果などにより、耐震化が必要な千村、羽根、寺山、蓑毛配水場の4施設を平成28年度から令和7年度の10年間で整備する計画を持っております。平成28年度に千村配水場の整備が完了し、令和3年度から令和7年度までの5年間で、羽根、寺山、蓑毛の3施設の耐震化を進めて整備が完了すると、耐震化率は76.1%となる見込みでございます。  以上です。 752 ◯八尋伸二座長【 111頁】 佐藤分科員。 753 ◯佐藤文昭分科員【 111頁】 今後、令和7年度までに新たな3施設が完了すると、耐震化率が76.1%になるというような回答でありました。耐震化されていない施設は残り何か所になるのか、お伺いします。 754 ◯八尋伸二座長【 111頁】 水道施設課長。 755 ◯水道施設課長【 111頁】 今後予定している3か所の工事が完了いたしますと、27か所中14施設が耐震化済みとなります。耐震化されていない施設は残り13か所になります。  以上です。 756 ◯八尋伸二座長【 111頁】 佐藤分科員。 757 ◯佐藤文昭分科員【 111頁】 そういうことで27施設のうち耐震化済みの施設は14か所、割合は52%ですが、耐震化率76.1%と開きがあります。配水場の耐震化率はどのように算出するものなのか、お伺いします。 758 ◯八尋伸二座長【 111頁】 水道施設課長。 759 ◯水道施設課長【 111頁】 耐震化率の算出方法について説明させていただきます。施設の耐震化率は、全ての配水場の容量の合計に占める耐震化済みの施設の池の容量の割合で算出いたします。したがいまして、箇所数の割合ではございません。令和元年度末の時点では、市内27か所の配水場の容量の合計は5万4,250立方メートルで、耐震化済みの施設の容量の合計は3万6,910立方メートルです。よって、耐震化率は68.0%となるものでございます。  以上です。 760 ◯八尋伸二座長【 111頁】 佐藤分科員。 761 ◯佐藤文昭分科員【 111頁】 令和7年度までに耐震化されていない施設が13か所となりますが、その13か所の施設は、今後、何年度までに完了するのか、お伺いします。 762 ◯八尋伸二座長【 111頁】 水道施設課長。 763 ◯水道施設課長【 111頁】 残り13か所の計画について説明させていただきます。耐震化されてない13か所につきましては、配水地の容量が500立方メートル以下という規模が小さい施設が多くございます。長寿命化を図りながら、水需要に合わせた施設の統廃合を令和7年度以降の計画において検討し、適正な時期に耐震化を行っていきたい、このように考えております。  以上です。 764 ◯八尋伸二座長【 112頁】 佐藤分科員。 765 ◯佐藤文昭分科員【 112頁】 5年後においてもまだ耐震化が完了しない状況ですが、現在、いつ起きても不思議ではない地震に対して時期を早めるべきであるとの意見を申し上げまして、この質問を終わります。
     次に、決算書263ページ、水道事業収益、水道料金収入についてお伺いします。水道は生活になくてはならないものであります。水道事業を安定して運営するため、水道料金未収金対策及び給水停止執行状況はどのようか、お伺いします。 766 ◯八尋伸二座長【 112頁】 営業課長。 767 ◯営業課長【 112頁】 未収金の対策についての御質問でございます。未収金の解消とサービスの質の向上を目的に、平成24年度からスタートした上下水道料金等業務包括委託では、事業者のプロポーザルであった賦課3年以内に徴収率の99.9%を達成し、平成27年7月からの包括委託でも大きな成果を上げているところでございます。令和元年度の決算では、水道料金現年度分の徴収率は91.87%、過年度分の徴収率は94.82%となり、委託前の平成23年度と比べまして、未収金の残高は約1億1,200万円、減少いたしました。  また、給水停止については、令和元年度に1,065件を執行し、年度末における給水停止中の件数は137件でした。給水停止事務の目的は、未納者に対する交渉機会を設けるということでございます。執行に当たっては、市と包括委託業者が連携して、給水停止を執行する前に、福祉事務所の意見、こういったものの聴取を必ず行いまして、債務者の状況の確認にできるだけ努めているところです。また、給水停止の執行後は定期的に自宅を訪問して状況確認に努め、検針員などの情報共有も行いながら、慎重に実施をしているところです。今後も、受託業者と連携し、滞納者の個々の状況をよく把握した上で徴収を行い、未収金の回収に努めていきたいと考えております。  以上です。 768 ◯八尋伸二座長【 112頁】 佐藤分科員。 769 ◯佐藤文昭分科員【 112頁】 給水停止の執行数の変化について、いただいた資料によりますと、平成27年度の給水停止執行数は850件でありましたが、次年度の平成28年度の1,200件と増加しております。この平成28年度をピークに徐々に減少しておりますが、そこで、給水停止件数が平成28年に増加したこと、また、そこから徐々に減少した原因は何か、伺います。 770 ◯八尋伸二座長【 112頁】 営業課長。 771 ◯営業課長【 112頁】 給水停止の執行については、平成25年5月から開始をしております。当初は5請求の未納から始めて、3年間をかけて徐々に請求の数を少なくし、対象者を増やしてきました。平成28年度には現在と同じように1請求の未納者に対して給水停止を執行するようにしたことから増加したものと考えられます。また、その後の減少している部分につきましては、給水停止を含めて、しっかりと納付交渉を行った結果、納付の意識が高まったことによるものと考えております。  以上です。 772 ◯八尋伸二座長【 113頁】 佐藤分科員。 773 ◯佐藤文昭分科員【 113頁】 給水停止中の方の対応について、先ほどの答弁では、令和元年度末の給水停止件数は137件というふうなことでありましたけれども、給水停止中は水が使用できずに暮らしに困っていることと思います。そのような方に対してどのように対応しているのか、お伺いしたいと思います。 774 ◯八尋伸二座長【 113頁】 営業課長。 775 ◯営業課長【 113頁】 先ほども申し上げましたが、給水停止の事務の目的は、未納者に対する交渉機会を設けるということでございます。執行に当たりましては、福祉部の意見聴取を必ず行いまして、給水停止の執行が難しいと判断された場合は、福祉の担当者と連携し、執行を延期しております。また、給水停止の執行後は、これも先ほど少し申し上げましたが、定期的に訪問し、状況確認に努め、検針員などの共有情報も行いながら、慎重に対応しているところでございます。納付状況の中で、今年のコロナウイルス感染症の拡大、こういったものがございましたが、拡大により納付が困難となっている場合については、現在、支払い猶予の制度がございますので、こういったことを伝えさせていただいたりとか、生活困窮を訴えた方については、社会福祉協議会、福祉部のほうに相談するように案内をしているところでございます。今後も丁寧に慎重に対応し、未収金の減少に努めていきたいと思います。  以上でございます。 776 ◯八尋伸二座長【 113頁】 佐藤分科員。 777 ◯佐藤文昭分科員【 113頁】 秦野市水道料金未納による給水停止事務取扱要綱というものがあります。この中で、第6条、給水停止の猶予というふうなことで、前条第1項の規定に関わらず、次の各号のいずれかに該当する場合で、未納料金の一部を納付し、かつ、残りの未納料金について水道料金等納付誓約書を提出したときは、給水停止を猶予することができるということで、3項目あります。(1)現に所有する財産の状況から、未納料金の全部を一括して納付することが困難であると認められるとき、(2)災害等の事情が生じたことにより、未納料金の全部を一括して納付することが困難であると認められるとき、(3)本人または同居の親族の傷病により、未納料金の全部を一括して納付することが困難であると認められるとき。先ほどの回答につきましては、定期に訪問をして、この要綱に基づいた対応をしているのかどうか、伺いたいと思います。 778 ◯八尋伸二座長【 114頁】 営業課長。 779 ◯営業課長【 114頁】 先ほどお話ししたように、給水停止の目的は未納者に対する交渉の機会というふうなところでございますので、納付の約束等についても、状況を見た中で納付誓約をいただいて、それに沿った形でお支払いが可能であれば、給水停止を延期するというようなことも今、やってございます。  以上でございます。 780 ◯八尋伸二座長【 114頁】 佐藤分科員。 781 ◯佐藤文昭分科員【 114頁】 先ほどの回答の中で、実態調査なのかどうか少し確認したいんだけれども、滞納が発生した場合に、個別に訪問して、生活状況を確認すると。そして、状況によっては、社会福祉協議会、福祉部と連携していくというような話だったのですが、そういうふうなことを実際にどの程度やられているのか、伺いたいと思います。 782 ◯八尋伸二座長【 114頁】 営業課長。 783 ◯営業課長【 114頁】 実際に社会福祉協議会にこの人をつなげたというところは、令和元年度での実績はございませんが、納付の交渉の中で、社会福祉協議会が行っている『きゃっち。』の案内パンフレットをお渡ししたりとか、そういった部分で情報提供させていただいて、そちらのほうにつなげているというのが現状でございます。 784 ◯八尋伸二座長【 114頁】 佐藤分科員。 785 ◯佐藤文昭分科員【 114頁】 つなげているという話でありますが、これまでに実績はどのようか、伺いたいと思います。 786 ◯八尋伸二座長【 114頁】 営業課長。 787 ◯営業課長【 114頁】 令和元年度の実績はございませんが、執行に当たりましては、生活実態を把握する中で、本当に緊急性があるものについては、当然、私どもが動いてやらなければいけない部分だと思いますが、そこまで至ってないのが令和元年度の状況だったということでございます。  以上です。 788 ◯八尋伸二座長【 114頁】 佐藤分科員。 789 ◯佐藤文昭分科員【 114頁】 いつも私たちは、水が命の源であると。本来ならば、きちんと訪問した上で、止める。会えないとか、いろいろあるけれども、給水停止はやらないというふうにしていただきたいことを意見として述べているのです。そういうことをぜひ実行していただきたい。このようにお願いをいたしまして、終わります。 790 ◯八尋伸二座長【 114頁】 以上で、佐藤文昭分科員の質疑を終結します。  これで、日本共産党の質疑を終結します。  創和会、原聡分科員。 791 ◯原聡分科員【 114頁】 ございません。 792 ◯八尋伸二座長【 114頁】 質疑なしと認めます。  木村眞澄分科員。 793 ◯木村眞澄分科員【 115頁】 なし。 794 ◯八尋伸二座長【 115頁】 質疑なしと認めます。  福森真司分科員。 795 ◯福森真司分科員【 115頁】 決算資料の246ページ、令和元年度秦野市水道事業報告書の概況、(イ)配水給水費において、「漏水が発生した場合は迅速に対応して、安定供給を実施した」とありますが、漏水修理の現状と対策について、事前にお伺いをしましたところ、令和元年度の漏水件数は本管が3件、給水管が396件、合計で399件であり、ほぼ1日に1件の割合で発生している状況ということが確認されております。これは実際、確認されただけでございまして、確認されてない漏水箇所もあるので、これ以上あると私は認識しているところでございます。  また、対策としては、漏水調査委託業務なども行っていらっしゃるということで、それを見ても27件発見することができたということでした。そのことを踏まえて意見をさせていただきます。  今、申し上げました399件でございますが、平成30年度上下水道事業統計要覧を確認させていただきまして、ここで確認させていただきますと、399件の漏水水量は34万2,987立方メートル。ということは、約34万トン、流出しているということになります。これを一般家庭の単価に計算し直しますと、3,400万円でございます。3,400万円が流出しているということで、企業債が今、水道70億円、また、下水道においては300億円ある中で、これは本当に早急な対策が必要ではないかと思うところでございます。少し技術的なところになりますけれども、公道の修繕等々でよく発見されるのがポリ管の破裂。そこで、実際に公道を掘り起こし、確認をさせていただくと、その隣近所にはもう既にLAパッキングでHIVP管に修理された管が存在している。そのとき思うのが、もう1メートル、もう2メートル可能であれば、修理しておけば、未然に防げた可能性もございますし、そこでまた埋め戻して舗装までやり直して、また、そこで漏れたというと、2度3度のお金もかかってしまいます。材料費でしたら、2メートルぐらい先でしたら、本当に僅かな、数千円の話でございます。  そういったことも踏まえて、修繕に従事していただいている業者、組合も踏まえて、よく情報の共有をしていただいて、その中で新しい制度設計も必要ではないかなと思います。特にこの3,400万円以上のものが垂れ流しになっている状況を早急にまた考え直さなくてはいけないというところでございます。  いずれにしましても、水は市民の共有財産でございますので、引き続き、漏水の早期発見と迅速な漏水修理に努めていただき、限られた水を無駄なく大切にしていく対応をしていただくことをお願いします。  以上です。 796 ◯八尋伸二座長【 116頁】 以上で、福森真司分科員の質疑を終結します。  谷和雄分科員。 797 ◯谷和雄分科員【 116頁】 なし。 798 ◯八尋伸二座長【 116頁】 質疑なしと認めます。  阿蘇佳一分科員。 799 ◯阿蘇佳一分科員【 116頁】 決算書263ページ、水道事業収益、おいしい秦野の水販売収益について、お伺いします。まさに皆さんのところでいつもこれを宣伝しているわけですが、一番売れたとき、名水百選に選ばれたとき、全国1位ということで、この秦野の水が12万本売れました。今は4万本ぐらいかな。さらに、昨年からも下がっています。私は、この秦野のおいしい水をPRする力が足りないのではないか。この市役所の3階、5階には、これを自動販売機で売っています。私はよくこれを買って飲んでいます。しかしながら、市民は3階、5階に来ることはまずありません。1階の販売機にこれが置いてない。それでPRできるかと思います。まず、それについて見解をお伺いしたい。  それから、少なくとも小田急との連携をしていますけれども、4駅の中に自動販売機の中に小田急にお願いして、おいしい秦野の水を置いてほしい。多くの市民はどこに売っているのかな、飲んだことがないよという人がかなりいます。ぜひまずその点でお伺いしたいと思います。 800 ◯八尋伸二座長【 116頁】 営業課長。 801 ◯営業課長【 116頁】 現在、公共施設に設置している飲料の自動販売機は98台ございます。そのうち35台がおいしい秦野の水を扱ってございます。公共施設に設置している自動販売機については、市が設置する場合は、入札時の仕様に取扱いを条件とするようにお願いしています。また、福祉団体等の他団体が契約している自動販売機につきましては、施設管理者からお願いをしているところでございます。他団体が契約している自動販売機では、おいしい秦野の水の卸売価格が他の商品よりも高いため、収益事業としての観点から御理解が得られてない状況がございます。分科員がおっしゃるとおり、本市の水道事業のPRというふうな部分では市の顔となります市役所本庁舎の1階における自動販売機によるPRの効果があるものだと私たちも認識しております。これまでも財産管理課を通じて、契約主である福祉団体のほうに理解を求めていましたが、引き続き、契約の節目などで御理解をいただけるように努めていきたいと思います。また、効果的なPR方法についても、他の手法を含めて、研究、検討していきたいと思います。  以上です。 802 ◯八尋伸二座長【 116頁】 阿蘇分科員。 803 ◯阿蘇佳一分科員【 116頁】 ぜひしっかりPRしていただきたい。少なくとも1階にこれが置いてないというのはおかしい。ぜひその打合せ、検討していただきたい、そういうふうに思います。  そして、PRするのは幾らでも方法があると思います。茨城県のつくばみらい市、この夏、コロナウイルス感染症対策、あるいは熱中症対策で、小学校、中学校に自動販売機を置いて、原則1人1個無料で冷水の配布を行いました。テレビや新聞に報道されました。日本一のこの水が、小学校、中学校に自動販売機を置いて、どうぞ。子供を大事にしますよ。この議会でも子育て、よくありましたけれども、子供を大事にする秦野市、日本一の水をただであげる。マスコミに大変受けると思いますけれども、いかがでしょうか。 804 ◯八尋伸二座長【 117頁】 営業課長。 805 ◯営業課長【 117頁】 大変失礼しました。先ほどの質問で小田急のほうの取組もどうかというふうなお話がございました。そちらのほうに先に答えさせていただきます。以前から小田急及びイオン秦野店などにも取扱いのお願いをしてございます。ただ、自社ブランドの競合などの理由で実現しませんでしたけれども、地道な製造販売による認知度の上昇、それから交渉が実を結びまして、イオン秦野店につきましては、今年2月から取扱いが始まっております。また、小田急については引き続き交渉し、検討していただいているところですが、やはり自社ブランドとの競合というふうな部分がございますので、こちらについても引き続き粘り強く交渉を進めていきたいと思います。  それから、つくばみらい市の御提案でございますが、多額の費用が必要となります。水道事業の附帯事業として行っておりますこのおいしい秦野の水事業において、上下水道局だけでは難しい部分がございます。しかし、今、水需要が減少しているという中でこのような取組で水道事業をPRして、関心を持っていただくということが必要であると考えておりますので、御意見を参考にしていただき、今後、担当の部局と連携しながら研究してまいりたいと思います。  以上です。 806 ◯八尋伸二座長【 117頁】 以上で、阿蘇佳一分科員の質疑を終結します。  横溝泰世分科員。 807 ◯横溝泰世分科員【 117頁】 ありません。 808 ◯八尋伸二座長【 117頁】 質疑なしと認めます。  これで、創和会の質疑を終結します。  吉村慶一分科員。 809 ◯吉村慶一分科員【 117頁】 決算書の246ページの建設改良費の関係でお伺いしますが、大分管路の設計・施工一括発注方式、DB方式というそうですけれども、について、勉強されているということで、総合計画の素案に載っていますけれども、これをやると、市内の水道工事、建設工事の会社が大手の管路メーカーの下請になって、受注単価が減ってしまうおそれがあると思うのですが、そこら辺はどういうふうに考えていますか。 810 ◯八尋伸二座長【 117頁】 水道施設課長。 811 ◯水道施設課長【 118頁】 管路DB方式、今、お話がありました公民連携手法の一つでございます。設計・施工を一括発注するというふうなところでございます。この令和3年度からの施設整備計画の検討の中では、今、幹線管路の大口径管等は長距離施工するという必要があるため、従来発注方式による事業量を確保する中で上乗せとなる事業量に対して、この管路DB方式を導入していきたいというところです。既に管路DB方式を実際施行している事業体では、今、分科員のお話がありました地元業者の部分について、プロポーザル方式により地元育成や技術評価などを行うことや、地元企業との構成を定めるなど、地元企業に配慮したケースがございますので、先進事例を参考にしながら準備を進めさせていただきたいと思っております。  以上です。 812 ◯八尋伸二座長【 118頁】 吉村分科員。 813 ◯吉村慶一分科員【 118頁】 建設業協会とか、管工事業協同組合とか、よく情報を共有していただいて、必ずこれは地元の業者に対する発注額が減りますよ。よろしくお願いします。 814 ◯八尋伸二座長【 118頁】 以上で、吉村慶一分科員の質疑を終結します。  各分科員の質疑は終わりました。  この際、特に質疑を求める方は挙手をお願いします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 815 ◯八尋伸二座長【 118頁】 質疑なしと認めます。  以上で、議案第43号に対する質疑を終結します。  暫時休憩します。               午後5時40分 休憩              ─────────────               午後5時49分 再開 816 ◯八尋伸二座長【 118頁】 再開します。  次に、「議案第44号・令和元年度秦野市公共下水道事業会計決算の認定について」の審査に入ります。  執行部の概要説明を求めます。  上下水道局長。 817 ◯上下水道局長【 118頁】 公共下水道事業会計決算の概要について御説明申し上げます。  決算書及び決算附属書類では281ページから332ページに記載しています。  決算書300ページ、令和元年度秦野市公共下水道事業報告書を御覧ください。こちらの1、概況、(1)総括事項に沿って説明をさせていただきます。  令和元年度は、平成28年度から令和7年度を計画期間といたします秦野市公共下水道事業計画の4年目であり、秦野市下水道中期ビジョンに掲げました基本理念「清らかに輝く名水の里 ひきつごう いつまでも」の実現に向け、安定した汚水処理や浸水対策の推進を図るため、施設の維持管理や汚水処理、管路や施設の整備、災害時対策の推進などの事業を行いました。  汚水事業における管きょ整備は平成28年度にほぼ完了したため、事業の中心は整備、建設から維持管理、更新に移行しつつあります。そのため、下水道への新規接続件数は以前より少なくなっており、事業の主たる財源である下水道使用料収益は、水需要減少の影響を受け、前年度に比べ約2,800万円、約1.3%減少し、約20億8,000万円となりました。純利益については、企業努力に努めた結果、企業債利息や固定資産除却費の減少に助けられ、前年度とほぼ同額を得ることができましたが、その一部を資本的収支の不足の補填に充て、利益剰余金は10億2,381万3,223円となる見込みです。  次に、301ページ上方のア経営の状況でございます。収益的収入及び支出は、収益が52億7,352万4,080円、費用が44億568万716円で、8億6,784万3,364円の純利益となりました。下から14行目ですが、1立方メートル当たりの汚水処理原価は150円6銭、使用料単価は142円85銭でしたので、1立方メートル当たり7円21銭の処理損失を生じています。  続いて、資本的収入及び支出は、収入が、括弧内ですが、消費税込みで16億5,798万1,737円、支出が同じく税込みで38億1,533万5,357円となりました。この税込みの収入額と支出額の差額21億5,735万3,620円は、企業会計のルールに従い、当年度分損益勘定留保資金などで補いました。また、本年度末における企業債の未償還残高ですが、310億8,838万2,781円で、前年度に比べ10億2,167万7,841円減少しております。  次に、イの普及の状況でございます。令和元年度末における処理区域内人口は14万1,701人、水洗化人口は12万8,983人で、処理区域内人口に対する水洗化率は91.0%となりました。また、公共下水道に接続すべき水道メーター数は7万9,720個、公共下水道に接続済みのメーター数は7万293個で、接続率は88.2%となりました。  続きまして、主な事業成果についてですが、決算書の302ページの(イ)処理場費を御覧ください。中央処理区においては浄水管理センターで1,157万7,299立方メートル、大根・鶴巻処理区においては、主に鶴巻中継ポンプ場を経由して、伊勢原終末処理場で311万3,857立方メートル、西部処理区においては酒匂川流域下水道で45万5,156立方メートル、合計1,514万6,312立方メートルの汚水を処理しました。浄水管理センターにおける水質は下水道の放流水の基準を満たし、金目川の水質保全に努めることができました。また、汚水の処理に伴い発生する汚泥の排出量については、電熱式乾燥機の活用により、以前より大幅に削減するとともに、乾燥汚泥のうち567.9トンは燃料の原料として売却し、その他の脱水及び乾燥汚泥も全量再資源化を行いました。  続きまして、(ウ)の建設改良費でございます。社会資本整備交付金の内示額が満額でなかったことから、一部の事業の執行を停止しましたが、おおむね公共下水道事業計画の建設投資計画に従い、本市最大の基幹施設であります浄水管理センター汚泥処理棟の耐震化と設備更新を平成30年度からの継続事業として行いました。また、収益増が期待できる新東名高速道路(仮称)秦野サービスエリアへの接続に向けての整備を含めて、汚水管きょの整備を進めた結果、汚水整備面積は2,443.4ヘクタールで、全体計画に対する整備率は94.7%となり、処理区域面積は2,184.2ヘクタールとなりました。  一方、雨水管きょ整備事業につきましては、鶴巻地区浸水被害対策として、平成28年度からの継続事業で進めてまいりました大根第10雨水幹線の整備が完成し、大根川ポンプ場の能力を発揮できるようになったほか、大根・鶴巻地区浸水対策事業計画の着実な実施に努めました。
     最後に、剰余金処分計算書について御説明いたします。決算書の290ページをお開きください。  表の右から2列目にあります未処分利益剰余金の一番上の金額、当年度末残高10億6,784万3,364円は、前年度からの繰越利益剰余金2億円と、当年度純利益8億6,784万3,364円を合わせました額でございます。その一段下にございますように、このうち6億6,334万2,141円を減債積立金に積み立てまして、一番下の段にありますように、残り4億450万1,223円を繰越利益剰余金として翌年度へ繰り越すものでございます。  また、減債積立金に積み立てました6億6,334万2,141円のうち4,403万141円を取り崩し、当年度の資本的収支の不足額の補填に使用しましたので、一番右側の列、その他未処分利益剰余金変動額のとおり、当年度末残高の6億1,931万2,008円と合わせまして、6億6,334万2,149円を自己資本金に組み入れるものでございます。決算の認定に合わせて御議決賜りますようお願い申し上げます。  以上、令和元年度秦野市公共下水道事業会計の決算の概要について申し上げました。よろしく御審査賜りますようお願い申し上げます。 818 ◯八尋伸二座長【 120頁】 執行部の説明は終わりました。  これより質疑に入ります。  市民クラブ、野々山静香分科員。 819 ◯野々山静香分科員【 120頁】 なし。 820 ◯八尋伸二座長【 120頁】 質疑なしと認めます。  大野祐司分科員。 821 ◯大野祐司分科員【 120頁】 それでは、私のほうからは一般会計からの繰入金の関係でお話を伺いたいと思います。一般会計からの繰入金が20億5,000万円だったかなと思うのですが、それも基準外と基準内に分かれているわけですけれども、一般会計からの繰入れですから、親からお金をもらって何とか生活をしているという状況なのかなと感じているところなのですけれども、今年は丸々20億5,000万円使い切ったというわけではないと思うのですが、今後の中でいつまでも親が潤沢であるとはなかなか言いにくいという面もあると思います。例えば、今年、来年度は、恐らく一般会計の税収が大幅に減るだろうという見込みがされる中で、ずっと親に頼りっきりというのもなかなか難しいし、自分で努力をしていかなくてはいけない部分があると思うのですけれども、その辺のお考えがあれば、お示しください。 822 ◯八尋伸二座長【 121頁】 経営総務課長。 823 ◯経営総務課長【 121頁】 基準外の繰入金でございますけれども、私どもはまがりなりにも企業を名のっておりますので、いつまでもそれを親会社という言葉を使われましたけれども、それに頼っているわけにはいかないとは考えております。できるだけ早期に基準外はなくすべきものとは認識しております。ただし、例えば令和2年度の予算で申し上げますと、基準外がおよそ1億9,000万円ございます。この金額は何かというと、一時的に財政課との協議で減らしたものなのですが、令和元年度末で補填財源残高が令和2年度末の目標値に到達しておりましたので、基準外はそんなに多くは出さないということで財政課と調整した数字でございます。したがいまして、1.9億円という金額は単年度の収支の赤字を埋める金額ということになります。今後も令和3年度以降もできるだけ少なくはしておきたいのですが、私どもも早く安定経営できる状態にはなりたいと考えております。しかしながら、先ほど分科員もおっしゃられたように、一般会計のほうも相当大変なことになるだろうと思いますので、一時的に減らすような調整を行うべきだとは考えておりますけれども、幾らにするかというのは今後の財政計画の中でお示しをしていければと考えております。  以上です。 824 ◯八尋伸二座長【 121頁】 大野分科員。 825 ◯大野祐司分科員【 121頁】 御答弁ありがとうございます。やる気満々の姿勢をお伺いして安心させていただきました。ここから数年間、力を発揮していただいて、すばらしい経営がなされることを御期待申し上げたいと思います。  以上です。 826 ◯八尋伸二座長【 121頁】 以上で、大野祐司分科員の質疑を終結います。  これで、市民クラブの質疑を終結します。  公明党。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 827 ◯八尋伸二座長【 121頁】 質疑なしと認めます。  日本共産党。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 828 ◯八尋伸二座長【 121頁】 質疑なしと認めます。  創和会、原聡分科員。 829 ◯原聡分科員【 121頁】 ございません。 830 ◯八尋伸二座長【 121頁】 質疑なしと認めます。  木村眞澄分科員。 831 ◯木村眞澄分科員【 122頁】 なし。 832 ◯八尋伸二座長【 122頁】 質疑なしと認めます。  福森真司分科員。 833 ◯福森真司分科員【 122頁】 ございません。 834 ◯八尋伸二座長【 122頁】 質疑なしと認めます。  谷和雄分科員。 835 ◯谷和雄分科員【 122頁】 お願いいたします。附属資料の317ページ、下水道事業費用、普及促進費について伺います。これは下水道の未接続の方への指導委託費でありますが、公共下水道整備済みの地域で接続していない方の状況については、まだ約5,500世帯の方が接続をしていないという状況でお聞きしております。そして、公共下水道に接続していない方に対して実際どんな指導をしているのかということにつきましては、概要説明を聞いておりますが、1番、二次の答弁の後段、最後のほうなのですけれども、事業への理解を深めていただくためのチラシ配布と、そのほかに何をしているんでしょうか。よろしくお願いします。端的にお願いします。 836 ◯八尋伸二座長【 122頁】 営業課長。 837 ◯営業課長【 122頁】 普及促進につきましては、令和元年度から優先施設を絞った中で御理解をいただくようなことを行ってございます。ほかに、広報はだのなどでのPR、こういったものも行っておりますし、市及び公共下水道事業に対する不満がある方については事業者と連携して説明に当たっているということでございます。  以上です。 838 ◯八尋伸二座長【 122頁】 谷分科員。 839 ◯谷和雄分科員【 122頁】 御答弁ありがとうございます。いろいろ普及促進に向けて取り組んでいただいているようでありますが、未接続の方々は公共下水道に接続すると上下水道料金が単に上がるとしか考えていない方が多いと聞いております。本来、浄化槽の適正管理をいたしますと、双方とも料金はほとんど変わらないと聞いております。であれば、この浄化槽の管理規則なども法的にしっかりと整備する必要もあるかと思います。このようなことが有効と考えますので、ぜひそのようなことも御検討いただいたほうがよりこの事業が前に進んでいくことと思いますので、よろしくお願いします。  このことは河川の水質向上や生活環境に欠かせないものと考えております。このような中で、市全体では上下水道局の所管する公共下水道の区域と生活環境課の所管する小型合併浄化槽の区域があります。この担当部局ごとに普及促進を行っているわけでありますが、まさしくこれは縦割り行政の最たるものと考えます。実際ここで浄化槽の話をしても答弁をする方はいらっしゃらない、こんな現状もあります。このように考える中で、今朝のニュースで知ったのですが、新政府においてはこの縦割り行政解消のため、縦割り110番という窓口を創設したとのことであります。  そこで伺いますが、本市においても縦割り行政解消の取組の考えはどのようか、伺いたいと思います。恐縮ではありますが、担当副市長、内田副市長、御答弁いただけますでしょうか。 840 ◯八尋伸二座長【 123頁】 内田副市長。 841 ◯内田副市長【 123頁】 私も、実は今朝の新聞で縦割り110番のことを知りました。総理が行政改革担当相に指示をされたということだそうですので、ぜひ状況を確認しながら、市役所の中に縦割りの最たるものがあれば改善のために参考とさせていただきたいと思います。  以上でございます。 842 ◯八尋伸二座長【 123頁】 谷分科員。 843 ◯谷和雄分科員【 123頁】 ぜひ参考にしていきたいという御答弁いただきました。今回のこの浄化槽と下水道の話だけではなくて、かなり担当課によって、本当に市民の方が右往左往して、東庁舎から教育庁舎まで飛んでいくこともいっぱいありますので、ぜひこのようなことも御検討いただきまして、終わります。ありがとうございました。 844 ◯八尋伸二座長【 123頁】 以上で、谷和雄分科員の質疑を終結します。  阿蘇佳一分科員。 845 ◯阿蘇佳一分科員【 123頁】 なし。 846 ◯八尋伸二座長【 123頁】 質疑なしと認めます。  横溝泰世分科員。 847 ◯横溝泰世分科員【 123頁】 ありません。 848 ◯八尋伸二座長【 123頁】 質疑なしと認めます。  これで、創和会の質疑を終結します。  自民党・新政クラブ。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 849 ◯八尋伸二座長【 123頁】 質疑なしと認めます。  吉村慶一分科員。 850 ◯吉村慶一分科員【 123頁】 決算書の310ページに会計ということで重要契約の要旨というのがあります。この上から2番目と、それから、下から2番目に地方共同法人日本下水道事業団に対する委託の項目がありますが、平成25年12月18日に、秦野市議会は、地域経済の活性化と雇用の創出・拡大を促進する決議というのを決めております。その中で、地方共同法人日本下水道事業団の発注する工事に、従来市内の業者はなかなか入札等に参加できなくて受注することができなかったんだけれども、それを改めてほしいということを決議しました。そのときの決議の内容が、例えば令和元年度のこの金額の中にもきちんと反映されているかどうかをお答えください。 851 ◯八尋伸二座長【 123頁】 下水道施設課長。 852 ◯下水道施設課長【 124頁】 決議に対してどのような形になっているのかという御質問かと思います。平成25年12月18日、先ほどの決議を受けまして、地方共同法人日本下水道事業団に対して、市内業者の活用を図るための要請を行いました。その結果、平成26年度以降における地方共同法人日本下水道事業団の工事発注において、市内業者の入札参加に対する特別措置が取られてきました。今回の浄水管理センター汚泥処理棟についても地方共同法人日本下水道事業団に対して、平成30年9月26日付で市内の本店所在業者の参入が図られるように求めました。地方共同法人日本下水道事業団から、同年10月10日付で競争性を確保しつつ、市内業者の入札参加を図るとの回答を受けました。今回のこの工事、主な工事ですけれども、汚泥処理棟の耐震補強工事と建築附帯設備工事に分割し、耐震補強工事を土木主体の複合工事と位置づけることで、JVの代表者以外に市内の土木業者が参加できるようにしました。耐震補強工事につきましては、JVの代表者以外で市内業者が参加できるよう入札を行い、市内業者とのJVで落札しております。また、建築附帯設備工事については、JVの代表者以外で市内業者が参加できるよう配慮し、市内業者とのJVで落札しております。また、下請業者として、市内業者、市内の小売店とか、昼食の弁当など、そういうことについても利用したということで報告を受けております。  以上でございます。 853 ◯八尋伸二座長【 124頁】 吉村分科員。 854 ◯吉村慶一分科員【 124頁】 平成25年に議会が全会一致で決議を上げているわけですから、地方共同法人日本下水道事業団に対するこういう発注については、議会で質問されなくても、あらかじめ議員連絡会等でぜひ報告するようにしていただきたい。企業経営だから一々入札の案件を説明する必要はないわけだけれども、一応そこら辺は議会を尊重していただきたいと思うのですが、いかがですか。 855 ◯八尋伸二座長【 124頁】 下水道施設課長。 856 ◯下水道施設課長【 124頁】 分科員の御指摘については理解できますので、庁内で検討していきたいと思います。 857 ◯八尋伸二座長【 124頁】 吉村分科員。 858 ◯吉村慶一分科員【 124頁】 ぜひお願いします。  ついでに、下水道も企業会計になったとはいえ、重要契約はこうでしたよというぐらい、議会に報告しても一般的に損はないと思うので、その辺も御配慮いただきたいと思います。  終わります。 859 ◯八尋伸二座長【 124頁】 以上で、吉村慶一分科員の質疑を終結します。  各分科員の質疑は終わりました。  この際、特に再質疑を求める方は挙手をお願いします。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 860 ◯八尋伸二座長【 125頁】 質疑なしと認めます。  以上で、議案第44号に対する質疑を終結します。  これより予算決算常任委員会における採決の参考とするため、賛否の確認を行います。  まず、「議案第42号・令和元年度秦野市一般会計歳入歳出決算の認定について」を認定することに賛成の分科員の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 861 ◯八尋伸二座長【 125頁】 賛成多数であります。  次に、「議案第43号・令和元年度秦野市水道事業会計決算の認定について」を認定することに賛成の分科員の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 862 ◯八尋伸二座長【 125頁】 賛成多数であります。  次に、「議案第44号・令和元年度秦野市公共下水道事業会計決算の認定について」を認定することに賛成の分科員の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 863 ◯八尋伸二座長【 125頁】 賛成多数であります。  次に、「議案第45号・令和元年度秦野市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を認定することに賛成の分科員の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 864 ◯八尋伸二座長【 125頁】 賛成多数であります。  次に、「議案第46号・令和元年度秦野市介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を認定することに賛成の分科員の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 865 ◯八尋伸二座長【 125頁】 賛成多数であります。  次に、「議案第47号・令和元年度秦野市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を認定することに賛成の分科員の起立を求めます。              〔賛成者起立〕 866 ◯八尋伸二座長【 125頁】 賛成多数であります。したがって、予算決算常任委員会において、そのように報告いたします。  暫時休憩いたします。               午後6時18分 休憩              ─────────────
                  午後6時18分 再開 867 ◯八尋伸二座長【 125頁】 再開します。  次に、3、その他ですが、分科員の皆様から何かございますか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 868 ◯八尋伸二座長【 126頁】 以上で、当分科会所管部分に関する審査は全て終了しました。  極めて短い日程ではございましたが、分科員各位の御協力により、日程どおり審査を終えることができました。心より感謝申し上げます。  なお、当分科会における審査の経過と結果につきましては、今定例会最終日に開催する予算決算常任委員会にて報告します。また、報告書に盛るべき事項等について、特に御要望があれば、ここでお伺いをし、それらを基に素案を作成したいと思いますが、いかがでしょうか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 869 ◯八尋伸二座長【 126頁】 それでは、報告書につきましては、正・副座長において素案を作成し、後日、お諮りをいたします。  以上で、当分科会の日程は全て終了しました。  これで、決算分科会を閉会いたします。               午後 6時19分 閉会 Copyright © Hadano City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...